ハーグのヒルトン

私は年に何度か、「お祭り」をします。
自分の、自分による、自分だけのためのお祭りでありまして、
その際にはありとあらゆる方法で自分を甘やかすのです。

近年、ちょっとさびしいせいか、
子供がいる人を羨望の目で見つめがちな自分がおりまして、
年を取るにつれてそれがどんどん嫉妬に近くなっている自覚があります。
「いいなあ・・・」って思い始めてる。
特に相手に子供がいて結婚してて家を買って車があって犬を持ってて、
みたいな典型的な家庭生活があったりすると、
もうね。
やっぱり自分の生き方はまっとうとはいえないなあ、みたいな、
妙な劣等感に俯いてしまったりするのです。
でも、そんなのは自分の心の中だけの問題であって、
人にはどうでもいい事なんだから、
つまりは自分で自分を苦しめているだけなのですよね。

違う、違う。
と思う訳です。
彼らの方が私を羨望の目で見つめ、
嫉妬で赤黒くなるような、
そういう生き方をせねばならん。
私は言っても獅子座で辰年、つまりは王者の生まれなのだから。

私には自由があり、時間があり、金が(少し)ある。
それはもう、この世で最高に素晴らしい事である。
子供とか、パグとか、家とか、車とか、クソクラエだぜ、そんなものは!
奴隷としてつながれたがる奴らの気がしれないね!
わたしゃ野鳥のように生きますよ!
素晴らしき人生のために乾杯!
っていう、その確認作業の日といいますかね。

昨日はハーグのサーカス劇場に、ミュージカル「美女と野獣」を観に行きました。
もう上から下までちゃんとお洒落をしてお化粧をして、
ハーグのヒルトンホテルに部屋を取って、
シャンパンなどを購入して、
電子書籍で小説を二冊ほど購入して、
昼間はセントラムで買い物をして、
カフェでアップルパイとチャイラテなどを頂きました。

最近の私は、至る所で「マム」と呼ばれます。
友達の影響でジョギングを始めたらみるみるうちに体重が減ったのですけど、
それと前後するように「マム」と呼ばれ始めました。
どうやら老けたようです。
まあ、「ママ」じゃないから良いけどね!

夜はシャンパンで酔っぱらいながら、バスタブに二時間ほど浸かったものだから、
立ち上がった時には世界が揺れていて、
手に持っていたソニーのリーダーを取り落しましたよ。
ワイルドだろう?

あ、そうそう、この「私デー」には、
私のオランダ人は連れて行かないという、ローカルルールがあります。
純粋に自分だけで行動するのです。
もし私に愛人がいたら彼を連れて行くかもしれないけど、
残念ながらいないので、自分一人で行くのです。
何と言いますかね、目指すところは「孤高の贅沢」なのですよ。
自分の、自分による、自分だけのための一日な訳だから。
まあ結局寂しくなっちゃうんだけどね(爆)

ハーグのヒルトンホテルに泊まるのは三回目です。
三回とも、最高だな、ここは!
と思いながらホテルをあとにしました。
ハーグのヒルトンホテルは本当に素敵。
これは確かです。

欲しい物が欲しい場所にちゃんとあるのです。
それだけじゃなくて、
おお、こんなものがここに!
なんと便利なのだ、これは!
みたいな、驚くべき考えつくされた工夫があって、
たとえばシャワールームとバスタブが別々になってるところとか、
シャワールームにはレインシャワーと普通のシャワーの二種類あるとことか、
ちょうど良い位置にアメニティ置くくぼみがあるところとか、
あとは蛇口の形状とかね。

ハーグのヒルトンホテルの内装を手がけた人って、どんな人なのでしょう。
会ってみたいです。
特にバスルームの設計をした人ってどんな人なのかな。
もし私が大金持ちで新しく家を建てるとしたら、
きっと内装は彼または彼女に頼むでしょうね。
真の贅沢・真の機能性を知り尽くした人だという気がするのですよ。
どんな顔の、どんな雰囲気の人なのかな。

とにかくねえ、ハーグのヒルトンはそんなに高くないのに、
すごく贅沢な気持ちにさせてくれるのです。
というか、どうしてあんな値段なのかな?
場所がちょっと悪いってのはあるかもしれないんですけどね。

私の祖父は労働者の権利のために闘った人で、
その孫である私が贅沢がどうのって言ってるのを天国で見てたら顔をしかめるかもしれませんが、
やっぱりねえ。
私は贅沢が好きなんですねえ。
たいした規模ではないものの(笑)

現在は貧乏なのでこれくらいのささやかなものですが、
もし私が大金持ちになったら、
こんなものじゃ済まないでしょうね。
いや・・・済むかな。
今の規模の贅沢で十分幸福ですもんね。
人間の幸福のキャパシティーは胃と同じで、
どれほど美味しくても一定限度しか入らないのかも。

そんなこんなで贅沢を満喫して帰ってきたのでした。
帰ったら私のオランダ人が、
「昨日、会社で査定の面談があって、
 評価が良かったから正社員になれそうだよ」と言いました。
まあ一日の締めとしては上出来じゃないかと、私は満足でしたよ。

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