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神の下したもうた試練

最近、私はオランダ人に向かって、
「ねえ、仕事は探しているの?」的なことを、
つい言ってしまうのです。

この世界的な不景気、
ギリシャ危機の煽りを受けたヨーロッパ経済、
そして揺らぎつつあるオランダの高福祉、
私のオランダ人の年齢、
仕事に対する低いモチベーション、
にもかかわらずの貧困に対する低い危機意識・・・

まずい。

腕組みをしながら、
そんな事を思い悩む毎日なのです。
それでやっぱり、
言うまい、言うまい、
と思いながら、

「ねえ、仕事は探しているの?」

この一言が出てしまうのです。
まあ、一言だけなら確認の意味で発してみるのも悪くないけれども、
私はどうしてもおしゃべりで、
口から生まれてきたようなところがあるもので、
余計な二言目、三言目、四言目が次々と生まれて来て、
結局ノンストップ。
寡黙なオランダ人が無理やりストップをかけるまで、
ダラダラダラダラ、
要らない不吉な予感を垂れ流してしまうのです。

私はつくづくこういう時の覚悟が足りなくて、
その上甘やかされて育っているから不安に克てなくて、
実力がないから自信がない。
悪い予想ばかりが頭をループして、
なかなかそこから抜け出せない。
本当に仕方ないなと思います。

でも今日ふと思ったのですよね。
この失業は、
神が私にたいして下したもうた試練ではないか、と。

神様が私にたいして、
「お前の腕はどの位のものなんだい」と言っているのではないか、と。

思えば昔から私は、
知恵のある賢い女房的な話は大好きだったのですよ。
『日本婦道記』なんて何度も読みましたしね。
『功名が辻』なんかも好きでしたよ。
アンリ・トロワイヤの『ピョートル大帝』のなかで、
一番好きな人物はエカチェリーナ一世ですしね。
その度にちょっとづつ影響を受けたものです。
あの、野村監督における 沙知代夫人とか、
落合博満における信子夫人とか、
どんな風でも離婚になったりしないのは、
やっぱり夫のピンチの時にすごく頼りになったからだろうな、とか、
色々なことを考える訳です。
ああいう私の傾向は、
まさにこの時のためのものだったのではないだろうか。

そう、やっぱりこういう危機の時に、
その人間の本質というのは顕わになるのですよ。

今日は仕事が休みだったものですから、
私は朝からずっと『劣化国家』を読みつつ、
読みながらウトウト眠りつつ、
半分の頭で、
ではどうすべきなのか?
ということを考えていました。

「夫 失業 どうすべき?」
でググったりしてね。
まあ、私が期待するような理想的な解決法は現れず、
やっぱりネットじゃこういうのは無理かと思った次第ですけど。

私は考えて考えて、
こう思ったのです。

危機の時、
凡庸な女は男を潰す。
優秀な女は男を保つ。
天才の女は男をあげる。
これだな、って。

そうなのですよ。
この失業の間に、
私のオランダ人が自信を失わず、
希望を失わず、
更にもっとステップアップして、
「ああ、あの時失業してて本当に良かったな」と、
あとから思える、
そんな方法が必ずあるはずなのです。
絶対にあるはずなのですよ。
それが出来たら、きっと神様は、
「やっぱりあんた最高だわ!」と、
あらためて言ってくれると思うのです。

でも、それには一体どうしたらいいのだろう。
私は考えて、考えて、考え込みました。

私がそんな風に真剣に考えている間にも、
彼氏がチョコチョコ私の部屋にやって来るのです。

音をたてずに入ってきて、突然後ろで踊り出したりね。
失業して暇なものだから、
暇つぶしにちょっかいをかけてくるのです。
これがまた、鬱陶しくてねえ。
普段あまりギャグとかない人だけに、
あんまり面白くもないですし。

二回も、三回も、
繰り返し繰り返し、
その無理やりな彼氏ギャグにおつきあいして、
思考をかき乱されているうちに、
私はまたつい言いました。

「ねえ、仕事は探してるの?」

うむ。
神の道は遠いね。


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