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レインボー舌と臆病

先生から体罰を受けた生徒が自殺した件を受けて、
橋下氏がその学校の体育科の今年の入試を中止することを提案したとか。

体育科っていう事は、
そこを目指していた生徒はいわゆる勉強派ではないのでしょうし、
この時期に中止されても、
代わりに行くところを見つけるのが難しいかも、
ということで非難殺到らしいですね。

いつもながら橋下氏のやることは強引です。
でも、それで効果が出るのなら、
私はやればいいと思いますけどね。
ロシアの演劇学校では、
責任者の方針や考え方で、
システムや計画は非常に柔軟に変わりましたし、
それで振り回されはしても、メリットも大きかったような気がします。
子供がかわいそうだ、と言っている大人たちは、
実は全然子供のことなど考えていなくて、
ただ単に変化に対応できず、
善後策を練ることが面倒くさく、
ルーティン以外のことをしなくちゃならない自分がかわいそうなだけじゃないかな、
と思います。
だから、今ブツブツ言っている大人は無視していいと思うのですよ。

体育科が受けられない子供たちにしてもね。
受験だけが人生じゃなし、
これからの世の中は何があるのかわからないのだから、
そこでいったん予定調和の人生から抜けてみるのも、
獅子奮迅の谷に子供を突き落す的な感じで、
悪くない気はするのです。

体罰受けて自殺した子供の気持ちに比べれば、
入るはずだった学校がなくなった子供のほうが、
まだマシですよ。
選択肢は実はいっぱいあるんだから。
適応できない大人がブツブツ言うから、
それにつられてブツブツ言う子供もいるみたいですけど、
多分、子供たちは大丈夫ですよ。
学校の運営とか、既存の体制とか、学校の伝統とか、
子供たちにとっては実は知ったこっちゃないんだから。
まあ受験は大変ですけど、
こうなったらいずれ受け皿は大人が用意してくれるんでしょ?

ただ、今年の体育科に子供を入れないで、
教員を総入れ替えすれば体質は変わるかって、
そこにはほとんど希望がないという気も、またするのです。

部活という狭い世界の中で、
教師という権力者が強権でもって生徒を押さえつけ、
それが問題になると上からもっと強い奴がやってきて、
強権でもって学校を押さえつける。
仕組み自体に何の変化もないから、
きっと来年以降の教員がもっと臆病になって、
何も言えなくなるだけだという気がします。

この学校の他の先生たちの中には、
「体罰はおかしい」と思っている人や、
「なんだろ、この空気」と思っていた人はきっといたと思いますよね。
でもこういう人たちは誰一人口を開かなかった。
言った結果の損得を勘定して、
それを生徒の苦境より優先したわけです。
もちろん殴る人は良くないけれど、
まわりにいた同僚たち、生徒たち、部外者たちが、
見て見ぬふりをして黙認したから、
この男の子は死ぬ以外解決法を見出せなかったのでは。
これは行政の問題以前に、
個人の勇気と誠実さの問題なのではないだろうか、
とふと思ったり。

いや、私だってその場にいたら、
生徒をかばうより保身に走ったかもしれませんけど。
ていうか、人間はいつでも、
新米だったり後輩だったり実力がなかったり、
そんなによく事情を知らなかったり、
自分の出る幕じゃないと思ったり、
働きすぎて余裕がなかったり、
でしゃばりになりたくなかったりしますから。

そういう様々な事情と怯懦が結びついて、
親に言うことと、
生徒にいう事と、
同僚の教師に言う事と、
教育委員会に言うことと、
橋下氏に言うことと、
家で配偶者に言う事と、
全部が違うという、
二枚舌ならぬレインボー舌が生まれてきたのでしょう。
その結果が自殺であって、
彼はこの臆病で刹那的な大人たちの集合体に殺されたのだと思います。

これは、トップダウンで解決できることじゃないから、
同じことは何度でも起きるし、
隠し方が巧妙になっていくだけだと思います。

一番新米の実力もない若い先生が、
18年も学校に居座っている体育教師に向かって、
「体罰は良くないですよ」と正面切って言える世の中にするには、
どうしたらいいのでしょう。
弱い人間が強い人間に物申せるようになるには、
どうしたらいいのでしょう。
多分、上意下達で組織を変えても何にもならない。
一人一人の日本人が、
自分の震える心をぎゅっとさせて、
踏ん張るしかないんですよね。

私は今、
自分自身をも含めて、
日本人にとって最大の問題は、
臆病とミラクルレインボーな感じの舌だろうと思っています。

そう、私だって随分空気を読んでものを言うし、
強い相手を前にすると何も言えなくなるしね。
話すことの半分は、相手が言ってる事を反復しているだけだし。
でも、人間は誰でもそうかというと、
それは絶対にそうじゃないと思います。
そうでない人間を私は何人も見ましたよ。
・・・まあ、あんまり日本人にはいなかったけどね。

鳩山氏は「国賊」と防衛相
2013.1.17 22:29 [鳩山氏の不思議な行動]

小野寺五典防衛相=13日午後、千葉県の習志野演習場(酒巻俊介撮影)

 小野寺五典防衛相は17日夜、北京で中国要人と会談した鳩山由紀夫元首相が沖縄県・尖閣諸島は日中間の係争地だとの認識を伝えたことについて、「日本にとって大きなマイナスだ。中国はこれで係争があると世界に宣伝し、国際世論を作られてしまう。久しぶりに頭の中に『国賊』という言葉がよぎった」と述べ、鳩山氏を痛烈に批判した。BSフジの報道番組で語った。

これとか。

今、あの自殺した生徒の学校の校長を、
「なんで問題があることを正直に言わなかったんだ」ってつるし上げている訳でしょう?
何故なら生徒が死んじゃったから。
その一方で、
「なんで問題があることを言ったんだ」と鳩山氏のバッシングをしているのです。
何故ならそれが損になるから。
変ですよ。同じ新聞の中でね。
思想がないってこの事なんだなあ、とつくづく思います。

それにしても、
国の中枢にいる政治家がついに「国賊」という言葉を使い出した、
そのことにたいして、なんと危機感のないことか。
その「国賊」「売国奴」「非国民」的なレッテルは、
いつ自分に向けられるかわからないものだし、
例えば私は今自分にそういった言葉が向けられれば、
それに対してどういう反応をすればいいのか、
おそろしい思いをすると思います。
怖い言葉ですよ。
人に対して向けて良い言葉ではないし、
過去にどんな傾向でもって使われてきた言葉かを少しでも考えれば、
まともな人間は使わない言葉です。

久しぶりに「国賊」という言葉が頭をよぎった、ということは、
以前にもよぎったことがある訳ですよね。
小野寺さんは、
外交に関して自分と別の考え方をする相手を、
「国賊」と見なす傾向があるようです。

これが防衛相でしょ。
あーあ、最低ですね。

まあ、それはともかく、
色んな所から批判を浴びている鳩山さんの発言ですが、
何がいけないのか私にはさっぱりわかりません。

沖縄県・尖閣諸島は日中間の係争地だ、と認識していない人っているのでしょうか。
少なくとも日中間に領土問題が存在すると、
みんなが思っている事は間違いないでしょう。
国際世論がつくられるも何もない、
中国は反日デモやら何やらでもって、
すでに世界的に宣伝している訳です。
今更鳩山氏が係争中だと言ったからって、
何にも変わりませんよ。

問題はその係争がどういう性質のものかについて国際理解を得ることであって、
内容を第三者が吟味していけば、
それは日本に都合の悪い事も出てくるでしょうし、
中国に都合の悪い事も出てくるでしょう。
誰の解釈かによって、納得できない事も出てくると思います。
でもその上で結論を出す、というのは、仕方のない事ですよ。

「係争」など存在しない、として無視する作戦は、
ここまで事態が進行すれば、
そんなに長く通用する話ではないと思います。
とすれば、
正直にカードを出して対話しようとした鳩山氏に、
外交的な資質が欠けていたとは、
私はあまり思いません。

人間というのは鏡みたいなものだから、
こっちが騙そうとすれば向こうも騙そうとするし、
こっちが好戦的になれば向こうも好戦的になる。
鳩山氏は少なくとも中国に対して平和的で誠実なやり方を採ろうとしたのだと思います。
向こう側にもそういう態度を期待して。
いや、別に鳩山氏を支持はしてませんけどね。
ただ、この小野寺氏という短絡的で恫喝的な人よりも、
ずっと遣り口に好感が持てるのは確かです。
ていうか、
鳩山氏のやり方のほうが、
現実的に中国人に囲まれて暮らしている私の現状のプラスになります。
本当にね、これだけ中国人が周りに多いと、
敵意を持たれているかもしれないって、すごくイヤですよ。

MSNは本当に産経と手を切ってくれないかな。
ポータルサイト自体は便利だからよく見ちゃうのですけど、
ニュースソースがほとんど産経系統って、
ひどいもんですよ。







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