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アヴァミスとヴェントリン

私の鼻にはまたポリープがあるそうです。

肝臓の数値が異常に高かったことを発端に、
肝臓の専門医、
肺の専門医、
耳鼻科の専門医にそれぞれ送られて、
一時は検査に耽溺していた私ですが、
その検査の結果わかったことは、

肝臓の数値がどうしてあんなに高かったのかはわかりませんが、
肝臓に問題はありません。

昔、好酸球性肺炎をやっていたのはわかりますが、
現在の肺に問題はありません。

鼻にポリープがあります。

というものでした。

耳鼻科のお医者さんは、
ちょっとがっちりした金髪男性で、
緑がかった目が素敵でね。
その緑の目で私を見つめて、

「もしかしたら手術かなあ」

という訳です。
鼻のポリープを取る手術は私も経験がありますが、
あの時は、ものすごく痛くてね。
ガーゼを取る際の激痛というのは、
それはそれは、恐ろしいものでした。
あれをやった医者のこと、今でも大嫌いですよ。
随分若い奴でしたね。
顔も覚えてませんけど、これはあれかな、
トラウマだから私の脳が忘れようとしたのかも。

「オ、オペレーションは勘弁してください。
 できればやりたくないです。すごく痛いから」

私は震えあがって耳鼻科医に言いましたら、
オランダ耳鼻科医はね、

「いや?
 痛くないですよ、ポリープの手術は?」

と緑の目で見つめながら、苦笑がちに言うのです。
まさか医学は、あれからまた進歩したのかしら?

まあでもね、
こういう場合の医者が言う「痛くない」「ちょっとしか痛くない」は、
歯医者でもなんでもそうですが、
主語が自分ですからね。
つまり、「あなたの手術をしている間、私は痛くないですよ」という意味なのです。
そこを間違えると、
大変な罠にかかります。

そんな事を考えながら、
「イヤダイヤダイヤダイヤダ・・・・」となっていると、
素敵なお医者様はこうおっしゃいました。

「ま、でも、ひと月くらい点鼻薬を出しておくので、
 それで経過を見ましょう。
 もしポリープが小さくなっていたら、
 手術の必要はありません。薬で散らします」

緑の目で、ちらっとこちらを優しそうに見てね。
私は医者というものには、かなりコンプレックスがありまして、
医者だというだけで半分もう好きになっている訳ですが、
この時は、これで、残り半分の心を持っていかれました。
だめだめ、私には私のオランダ人がいるのにね・・・・

その時に出された薬はFLIXONASE(フリクソナーゼ)という点鼻薬です。
400マイクログラム。
朝晩一回づつ、一回に一個を使い切る形の真空パックになっています。
二週間分で40ユーロくらい。
高いんですけど、これはとても良く効きました。
最初の一滴で、
もうフリクソナーゼがすごい奴だということがわかりました。
なんか、鼻孔の奥で、ガアンとポリープのボディを殴っているのがわかるのです。
ポリープが九の字になっているのまで、容易に想像ができるほどにね。
三日後には鼻がすっきり通っていました。
文句なしのKO勝ちです。
圧倒的な強さですよ。
プールみたいな匂いがするのですが、
その匂いも好きだったな。

で、ひと月毎日使い続けて、
耳鼻科にいって鼻を見せたら、
お医者様はいう訳です。

「ああ、もうポリープが見えなくなっていますね。
 手術の必要はないと思います。
 このまま半年薬を使い続けてもらって、
 半年後にもう一度、経過を見ます」

もう、フリクソナーゼ大好き。
「振り糞ナーゼ」なんていう当て字を思い浮かべて嘲笑していたかつての自分を、
フリクソナーゼ様に謝りたいです。

「ところで、
 薬を変えましょうか?
 今の薬は朝昼二回でしょう?
 別の薬にすれば、一日一回で良くなりますよ」

その医者が言うのです。

「いえ、でも、今の薬で結構よく効いているんですけど・・・」

私がそう言うと、

「効果は変わりませんよ。
 ただ、あなたにとって、そちらのほうが楽かなあと思うので」

緑の目で、私を見つめて言う訳です。
それで私は溶けましたね。

その日に処方されたのは、AVAMYS(アヴァミス)という薬でした。
日本ではまだ認可されていない新薬です。
約ひと月分で18ユーロくらい。
だいぶお安くなりました。

で、このアヴァミスを使い始めたら、
一週間くらいで、喉がイガイガし始めてね。
二週間くらいで、ずっと咳が出る状態になりました。
その時点で病院に電話したら、
緑の目のお医者さまは出ないでアシスタントが出ましてね、

「じゃあ薬をやめてください」

という訳です。

「え?やめてどうするんですか?」
「まあ、その咳が本当に薬の副作用であれば、止めれば咳も止まると思います。
 薬は、薬局でもともと使っていた薬をもらえますよ」
「・・・はあ」

で、薬を止めまして、
フリクソナーゼに戻りまして、
現在二週間が経過しましたが、
咳が止まりません。
話すたびに咳が出ますから、
しがない現地ガイドにとっては、失職の危機ですよ。

ちなみに、肺の専門医から、
咳が出る時にはこの薬を使えといって、別の吸入薬をもらっていました。
それがVentolin(ヴェントリン)です。
気管支拡張剤だそうなんですけどね。

まあ、別の医者からもらったものを使うのは良くないかもって、
一瞬思ったのですけど、
世界で一番よく使われている咳止めだそうですし、
なにより咳で仕事に差し支えていたのでね。
咳き込んで仕事にならなかった時に、
緊急でこれを使ってみたら、
なんと二、三時間、咳が止まったのですよ。
みるみるうちに、みたいな効き方じゃありませんけど、
ぼやぼやっと、そういえば咳が出てないな、
程度の効き方はしたのです。
それで、一週間くらい、毎日2,3度使ったのですけどね。

ところが、これを使うと、
夜中に咳の嵐がやってくるのです。
もう咳き込んで咳き込んで、
眠れなくなるほどに。
使えば使うほど、咳がどんどんひどくなっていくのですよ。
咳き込み過ぎてえづいてね、
吐きそうになりました。
それで、ヴェントリンも使うのをやめたんですけどね。

アヴァミスを処方されたのが5月22日ですから、
ひと月以上、咳が出続けていることになります。
大丈夫なのかしら。
というか、薬をやめたのに、
どうして咳がとまらないのでしょうね?

最近、ショウガシロップをスーパーで買ったのですが、
これが結構咳に効きます。
なかにショウガが入っているのですが、
それを飴みたいになめて、
シロップをお茶やコーヒーに入れて飲むのです。
これが今のところ、一番安心かも。
ただ、太りそうですけどねえ。

まあこれをもってして医療不信とかなんというのは、
尊いお仕事をなさっているお医者様に悪いですけどね、
まあ医療不信ですよ。わたしゃね。




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