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電子書籍の未来

毎年七月になると、
ブローグニックにとってのビッグセレモニーが行われますね。
いわば夏の大祭典、
毎年の恒例記念行事、
夏より熱い一大イベント、
お祭り騒ぎの幸福な一日。
そう、私の誕生日です。

まあ、毎年毎年、
仕事をキャンセルし、
一日じゅう自由時間に設定しておいて、
前日から準備をするわけです。

でも、今年は仕事を入れました。

そうね。
私も年だっていうことよ。
そうそう誕生日を心待ちにしてもいられないの。
自分も含めて、誰もこの日を本当に目出度いとは感じていないわけですし。
私のオランダ人に祝うことを強制しても、
心の空しさは募るばかり。
なんだか毎年自動的に祝ってしまうけれど、
この根拠不明の義務感を断ち切るために、
今年、7月27日は、
わたくし、仕事をします!

まあそうは言っても、
世の中にはそんなの当たり前だよっていう人も沢山いるわけでね。
むしろ大人であれば誕生日に仕事派のほうが大多数かもしれないわけで、
そういえば子供だって誕生日に学校に行くわけでね。
そう考えると、
本当に私って取り返しのつかないほど甘えた人間なのだなあと、
心の底から思ってしまいます。
誕生日に仕事を入れたことを考えただけで、
ちょっと悲しくなっている自分が、
やっぱり大人としてどうなのって事を、繰り返し考えてしまうのです。
でも逆に考えれば、それは、
今でも大人の階段を上へ、上へとあがっているということですよね。
進歩ですよ、これは。

で、そんな風にずっと進化し続けている自分に対するご褒美として、
私は一昨日アマゾンで、
ソニーのReaderを買いました。

$ブローグニック

噂のSony Reader PRS-350です。
9000円くらい。
ちょっと前まで倍ぐらいの値段だったと思うのですが、
すごく安くなっていましたね。
この350っていうのは一番安いタイプで、
パソコンにつながないと書籍のダウンロードができないそうですが、
まあ、全然それは気になりません。
書店に行って買う手間を考えたらね。

アマゾンでは海外発送してくれないので、
最初に実家に送ってもらって、
それから母にオランダに送ってもらいます。
誕生日には届くんじゃないかしら。

そもそも私がリーダーを欲しいと思ったのは、
一年も前の事です。
私のオランダ人が失業した時に、
お別れ記念でこのソニーの電子書籍リーダーをもらったのです。
ちなみにオランダではE-Readerと呼ばれていますがね。
で、とっても便利で読みやすくて、
一時期彼氏はこれにどっぷりはまり込んでいました。
オランダには海賊サイトもあって、
最新の本でもタダで手に入れていましたよ。
私は横で見ていて、うらやましいと、ずっと思っていたのです。

彼のリーダーを借りて日本語の本を読みたいなと思ったのですが、
やっぱり海外で発売されているリーダーは横書き対応で、
縦書きの文章は読めないみたいでしたね。
海賊サイトでハリー・ポッターの最終巻をダウンロードしてもらえたので、
日本語自体は表示できることはわかりましたが、
横書きで、翻訳はひどかったですねえ。
誤字脱字も多いですし、改行めちゃくちゃだし。
日本の電子書籍書店からのダウンロードは出来ませんでした。
うまくやれば出来るのかもしれないけど、
やり方は未だわからず。

で、今回の日本語版を購入するという、
ちょっとした贅沢を自分に許すことに至ったわけです。
まあ、誕生日ですし。

電子書籍っていうのは、それにしても大発展してほしい分野のひとつです。
考えれば考えるほど、すごく便利ですよ。

私は二十代の半ばくらいから海外に出て、
転々と移動しながら生きる人生が続いています。
特にロシアに住んでいた時代は、
四年の間に八回家を変えました。

その引っ越しのなかで、
自分の荷物をなるべく少なく、
未練の残るようなものはなるべく買わないという姿勢が出来上がったわけですが、
問題になるのは、いつでもでね。

私の本に対する尊敬は、
多分ほかの人よりも少ないと思います。
私の本って大抵食べながら読んだり、
風呂に入りながら読んだり、
一杯やりながら読んだり、
寝ころびながら読んだり、
とにかく汚いのです。
でも、その代り、一杯なくちゃいけないんですよね。
子供の頃から乱読・濫読で、
浴びるように本があるのが幸福な状態なのです。
図書館に住みたいですよ。

だけど本って重たいし、
かさばるし、
にもかかわらず、だんだん増えていくのです。
引っ越しのたびに、段ボール箱数個が本で一杯になり、
それが重量的は最大なので、
半分くらい人にあげたり、捨てたりということになります。
でも、
海外に住んでいると、本がなかなか手に入りにくく、
ちゃんと買うとものすごい値段なので、
なかなか捨てるのもためらわれます。
それに、書いた人の苦労を思うと、
どんなクズ本でも、ちょっとね。

電子書籍であれば、
場所を取らないですし、
膨大な紙を節約できます。
引っ越しの時にも、
パソコンとリーダーと、
あと十冊くらいの大切な本を持てばそれでよくなります。
一冊も捨てなくてよくなる。
死ぬ時にも、
「故人の遺産」的な側面がなくなって、
遺族もすらっと捨てられますしね。
取っておくという決断も簡単だし。
こりゃあいいですよ。

ただ、リーダーを購入してから、
ワクワクしてソニーのブックストアを覗いてみましたが、
これはまた、ひどいもんでしたね。
読みたい本が全然ないの。
ハウツー本みたいな、
ライトノベルみたいな、
安っぽいクズみたいな本ばっかり。
この品ぞろえは一体どうなの。
しかも値段が、全然安くないのね。
日本にいれば、ブックオフで50円を切るような本が、
普通に450円くらいするのです。
電子書籍で、紙代とか装丁代とか印刷代とか運送代とか、
そういう経費が全然いらないだろうに、
どうして紙の本と変わらない値段なんでしょうね。
電子書籍で感覚的に許せる上限て、
100円均一くらいでしょう、普通に?

で、鬼のような顔で、
「電子書籍」「高い」「理由」でググっていたのですが、
まあ、まだ出版社とか本屋が、
古い販売システムにしがみついて、
あんまり協力的じゃないというのが理由のようでした。
紙の本が売れなくなるからだって。
一時的にはそうかもしれませんけどねえ。
ただ、図書館があっても本を買う人はいるのですから、
ブックオフがあっても書店で買う人はいるのですから、
要するに売る側が発想をちょっと変えればいいだけだという気がします。

私の理想を言うならば、
大半の本は電子書籍にしてもらって、
その一部を図書館や趣味の人のために良い装丁でつくってもらうのがベストですね。
私は「果てしない物語」の装丁が大好きなんだけれど、
ああいうクリエイティブな装丁の本は、
電子書籍が主流になっても買うと思うのですよね。

逆に、私は最近宮部みゆきの「小暮写真館」という豪華装丁本を捨てましたが、
これなんか内容が装丁の半分以下で、
電子書籍で三分の一の値段で買いたかった本ナンバーワンです。
捨てる時には、もったいなくてね。
内容じゃなくて、立派な装丁が。
先に読んでいたら決して買わなかった一品です。
まあ、図書館で借りて読んだとは思うけど。

私は宮部みゆき大好きで、
彼女の書いた本はだいたい読むのですけど、
「小暮写真館」ていう本はひどかったですねえ。
やっぱり最近宮部みゆきの周りには、
イエスマンしかいないんじゃないかなと思います。
もう原稿さえ取れれば、どんなに陳腐でもOK出すような人ばっかりなんじゃないかしら。
あと、不機嫌になられるのが怖くて、
誤字脱字のほかは一切批判しない編集者とかね。
文章なんか恐ろしいほど崩れているし、リアリティに乏しくて、
大急ぎで書いたからか、出てくる人間がとっても大雑把でね。
人情出して来ればそれでいいと思ってる節があるし。
まあ一生分稼いだのでしょうから、
もうクズみたいな本しか書かなくても生きていけるのかもしれませんが、
風呂上りに彼女の小説を、一杯やりながら、
ラーメン食べながら読むのが大好きな身としては、
はなはだ残念な話です。

すこし話がそれましたけど。
そのうち、新刊本や昔の良い本が普通に電子書籍で買えるようになるといいですね。
とにかく、もうすぐ私の手元にリーダーが来ます。
なんのかんの言って、すごく楽しみ。
いま家にある本は、読んでしまった本ばっかり。
久しぶりに新しい本が読めるでしょう。



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