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ゴホゴホゴホ

最近どうも咳が止まらなくて、調子が悪いのです。


私には咳喘息という持病があり、

これは昔、好酸球性肺炎というのにかかった時の名残なのですが、

毎年冬になると、咳が出てくるのです。

アレルギー性鼻炎もあるし、

鼻は出るわ咳は出るわ、ひどいことになってますよ。


一昨日は明け方ものすごく咳き込んで、

朝の四時くらいからずっと居間で咳をしていました。

咳き込みすぎて吐くかと思った。

肋骨を折る人もいるんですってね?

咳で肋骨は折りたくないなあ。


私の咳喘息もアレルギーだそうですから、

つまり鼻炎も喘息も、もとはアレルギーで、

つまりは持病はアレルギーということかしら?


なんでも、昔お医者さんが説明してくれたところでは、

白血球の中には幾つか種類があって、そのなかに、

好酸球という、酸素を食べてしまうものがあるそうです。

私のかかった好酸球性肺炎というのは、

この好酸球が血液のなかで増えすぎて、

肺の中の酸素まで食べちゃって、

肺が炎症起こしたものだそうです。

お医者さんに行った時には、

肺が真っ白で、底に水が溜まってしまっていたそうです。


「チョモランマの頂上にいる感じ」

と私の症状を説明してもらったのですが、

確かにあの時は疲れやすくて、

本当に高山病(?知らないですけど)みたいな感じでした。

15段くらいの階段があると、ぜえぜえ肩で息をする感じになって、

踊り場でしゃがみこんで体力をためないと先に進めなかったし、

しゃべるたびに咳が出て、走るなんてもっての他でしたね。


それでも病気らしい病気はしたことがなかったので、

家族も含めまったく病気の線を疑わなくて、

「風邪が長引くねー」なんて言っていたんですよね。

息が上がることについては、

「運動不足もここまで来るとねー」

なんて言っていました(笑)。


ちょうどお隣が母の幼馴染の耳鼻科医だったものだから、

耳鼻科に行って咳止めとか貰っていたのです。

一度内科にも行ったけど、気管支炎だという診断で、

それも薬を貰ったけど利かなくて。


結局、あんまり息ができなくて疲れるので、

大学の指定病院を調べて(治療費タダになるから)、

わざわざ遠くまで死にそうになりながら行ったんですけど、

そうしたらね。

明らかに家庭がうまくいっていなくて、

医者も天職じゃないのに忙しすぎて、

全部がやっつけになっている面倒くさそうな医者から、


「あー・・・。風邪だと思うよ?

 お薬出しときますよ。

 それとも一応、レントゲン取っとく?

 まあ大丈夫だと思うけどね」


と言われたので、


「あー・・・。

 じゃあ一応お願いします(どうせタダだし)」


とだるそうに返答して、レントゲンを取ってもらったところ、

その医者が今度は追い詰められたような声で、


「これねえ、あなた、肺が真っ白ですよ!

 こんなのねえ、即日入院ですよ!

 今すぐ入院してください!

 ここまで歩いてこれたのが不思議なくらいだ!」


とキャンキャン叫ぶのです。

自分が薬出すから帰れというニュアンスで話を進めていたくせに、

今度は何でこんなになるまで放っておいたんだという感じで責めるの。

でもその時はもう50メートル歩くごとにしゃがみこむ状態だったので、

言い返すような頭がなくてねえ。

というか、もう腹も立たなかったな。


それよりも、「即日入院」という言葉に頭をやられてしまってね。

今から考えると笑えますけど、

頭が真っ白になって、

すぐに当時劇団の演出家だったお医者さんでもあるヤマトさんに電話をかけました。

そういえばその時、ヤマトさんのお芝居に出る予定だったのです。

もう、電話をかける指とかが震えているんですよ。

ウブでしたから、私も。


「や、や、やまとさん、

 私、肺炎で・・き・・・緊急入院らしいんですけど、

 どうしたらいいでしょう・・・。」


ここまで言って、途中から泣き出しそうになってぐっと堪えたんですけど、

ヤマトさんは気の毒そうに、


「そうかー・・・。

 でもおれ、精神科だからなー。」


と発言し、頼りにならなさを100%発揮してましたよ。

そんなわけで、ヤマトさんのお芝居に出られなかったんですけどね。

結局ひと月ほど入院していました。


思えば、この時の好酸球性肺炎が、

人生の転機でした。

この時を境に、身体がめっきり弱くなりましたもの。

もう、演劇大学にいるときなんか、

何度死ぬと思ったかわかりませんよ。

鼻炎とダブルパンチになると、

もう演劇どころの話じゃないですよ。

呼吸器がこうも弱くなかったら、

私は今頃舞台に立って「桜の園」でもやってますよ。

嘘、嘘。

才能ないから多分やってませんけど、

それにしてもねえ。


今でも、冬場になると咳が出始めて、

お医者さんに行って血液検査をすると、

好酸球が増えているのです。

なんで増えるのかな?

何かのアレルギーで増えるんですかねえ?


今年の冬はオランダで越して、

病院も行かなかったので、

ちょっと悪くしちゃったみたい。


でも、この病気のいいところは、

「息が出来る」

ということにたいして、非常に繊細になれることです。

普通の人は息が出来るの当たり前だと思っていますけど、

私にとっては、

大笑いしたときに咳が出ないというのは、

かなりの喜びなのです。


入院して、結構な量のステロイドを服用したわけですが、

ステロイドってすごくて、

あれほどひどかった肺炎が、

10日くらいで嘘のように良くなったのです。

半月後には階段を上って屋上に上がっても、

ちゃんと息が出来るようになっていました。

その時の嬉しさというか、世界がぱああっと開けるような、

病院の階段をキラキラしながら飛んでいく様な感じを今でも憶えています。


だから、今こんなにキツイ状況ですけど、

これでお医者に行って、薬を貰えば、

おそらく半月後には、

またあのキラキラが体験できるという訳です。

うれしーいたのしーい、だーいすーきー


まあキライですけどね。



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