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パイプ

パイプ教授:   (出てきて)
  こんにちは、諸君!
  こんにちは、諸君!
  こんにちは、諸君!

諸君:
  こんちは、先生!
  こんちは、先生!
  こんちは、先生!

パイプ教授:
  ご無沙汰だったねえ!
  ご無沙汰だったねえ!
  ご無沙汰だったねえ。
 
諸君:
  これはまた どちらに いらしたんですか?
  どちらに 消えていらしたんですか?
  とちらから いらしたんですか?

パイプ教授:
  私は アメリカにいたし
  オーストラリアにもいたよ
  海で 泳ぎ        
  山に 登っていたよ。

  私は アメリカにいたし
  オーストラリアにいたよ
  北極にもいたよ

  海底にも もぐった
  灯りを 手に
  飛行船で 舞いあがりもした
  雲の 中に
  私は たくさんの鳥の巣をみたよ
  盛りのときの象みたいだった
  パイプを通して 星ぼしも見た
  星と月を。
  私は 小鳥たちの歌を聞いたよ
  南京虫が 呼吸するのも 目にした
  巨大な顕微鏡で
  虫たちを よくよく見てみたんだよ

 (1933年 9月20日)
  


このパイプ教授には、
発表されていない幾つかのバリエーションがあるようです。
発表されていない奴の方が面白いかなあ。

〈1〉
 教授: このわめき声をなんとかしてくれ
     私は教授で 老人なんだ
     ドンチャカ騒ぎには 向いてない
     わめき声には 倒れてしまうよ

みんな: 静かに!
     静かに!
     静かに!
     シャッ!

教授:  やっとのことで息をしながら座っとるんだ!
     ひげの先が震えておる。       
     水を 一杯くれ。

みんな: 静かに!
     静かに!
     静かに!
     シャッ!

教授: やっとのことで息をしながら座っとる!
    耳鳴り
    めまい
    神よ 神よ 救いたまえ!


〈2〉
パイプ教授:(入ってきて)
       こんちには!
       こんにちは!
       こんにちは!
       こんにちは!
 
  みんな: こんにちは!
       こんにちは!
       こんにちは!
       こんにちは!   

パイプ教授: 私は諸君のもとへ
       カツレツの国からやってきました。 

  みんな: そんな国はないようですが。

パイプ教授: それじゃ 私のいた国は 
       チョウザメスープの湖のあるところだったんだ。

  みんな: それもやっぱり たわ言ですよ。

パイプ教授: 申し訳ありませんがね、
       私は 自分で みたのですからな
       湖から 蒸気が
       まるい塊になって 空にのぼってゆくのを 
       そこに 住んでいる人々が
       スープをスプーンで味わってから
       水の中から ジャガイモをすくいだし、
       噛みくだくところを。
       私自身 スープを ためしてみましたよ。
       甘露の一語に尽きましたなぁ。
 
  みんな: そりゃあ 最高でしたねえ。
       しかし やっぱり たわ言ですねえ。


〈3〉
パイプ教授: こんにちは!
       こんにちは!
       こんにちは!
       こんにちは!

  みんな: こんにちは!
       こんにちは!
       こんにちは!
       こんにちは!

   教授: 私は有名な 科学の教授だ
       南アメリカから やってきたのだよ 私は
       みんな はやく わたしのまわりに座りなさい
       アメリカについて 話してあげよう 私が。

  みんな: 聞かせてください!
       聞かせてください!
       聞かせてください!
       聞かせてください!

   教授: 静かに!静かに!
       大声はいいから!
       質問をしたまえ
       私が君たちに答えよう。

 子供たち: あのことを 聞かせてください
       このことを 聞かせてください
       聞かせてください 聞かせてください
       ぜんぶ 聞かせてください 
    
   教授: 静かに!静かに!静かに!静かに!
       騒いだり わめいたり するんじゃない!
       質問をしたまえ
       私が君たちに 答えよう。

 ペーチャ: カバってなんですか?

パイプ教授: そりゃ あれだ・・・
       そりゃ あれだ・・・
       そりゃ あれだよ このぐらいの
       ドアも 通り抜けられないくらいの、
       そりゃ・・それは、それは、単に、
       それは単に 恐ろしい獣である。
         
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