ここ最近、忙しい日々が続き、
体調も悪くて、
それなのにお天気が悪くて寒くって、
私のオランダ人はiPadでフルーツ・スプラッシュばかりやっているし、
私は自分の事を可哀そう、可哀そうと憐れんで生きていたのです。
毎日仕事に行って日々の糧を稼ぐ、というのは、
普通の人間なら誰しもやっていることですし、
私の倍くらい働いて、親の介護をして、
更に子供まで育てている人だっているのですから、
不平不満を言っていいような立場ではないことはわかっているのですが、
そうは言っても、
あんまり忙しいと私は不幸になるのです。
そんなある日、
ぽかっと仕事が全然入らないで、
5日くらい何にもない日がありました。
私は嬉しくなって、
自分にありとあらゆる甘えを許しました。
まず、私のiPhoneにモバゲーを入れまして、
それからPCに色々なコミックをダウンロードしまして、
食糧やらインスタントラーメンやらを買いこみまして、
さあ、この5日間はどこにも行かないぞ、
何にもしないぞ、
そういう決心を固めたのです。
5日間に渡って、
私はヒマさえあれば「シティ・ストーリー」というゲームで自分の街をつくり、
パズルゲームを解きまくり、
そして「3月のライオン」、「宇宙兄弟」、「モテキ」、「ピアノの森」など、
漫画の名作を読みまくりました。
これね、上の4作、
あまりにも名作なのですね。
夢中になって読みました。
今は「キングダム」というのを読んでいますが、
これももう、止まりません。
眼精疲労で目が落ちくぼみ、
せっかくの休みなのに絶え間なく続けるゲームのせいで心が落ち着かず、
風呂にも入らず寝間着も脱がず、
廃人となっていた最終日、
母がふいっとスカイプでオンラインとなったので、
話しかけてみました。
母と話すのは久しぶり。
やっぱりいつでも話がはずむし、
嬉しいものです。
ところが、母が私に、
「ねえ、何か困っていることがあるんじゃない?」
と聞くのです。
「ねえ、大丈夫なの?」
自分の事を憐れみながら生きている私ではありますが、
とりたてて困っている事はなかったものですから、
「え?大丈夫ですけど?」みたいな感じで電話を切りまして、
翌日からは過ぎ去った休みの日々を惜しみつつ働いたわけです。
そして、ふと、母のブログを見てみるとね。
こんな感じで書かれておりました。
http://xacykau.blogspot.nl/2014/01/blog-post_24.html
・・・いやー、まいりましたな。
違う、違うんですよ、母上。
あなたの娘は、
モバゲーと漫画と眠り過ぎで、
廃人化していただけなのですよ。
本当に、申し訳ない気持ちで一杯になりました。
一生懸命、命を削りながら育て上げた娘が、
こんな感じの仕上がりで本当にごめんなさい。
でもね、子供っていうのは、親の責任でもあるからね。
自業自得でもあるけどね(笑)
親不孝っていうのはこういう事なんだなってつくづく反省したので、
私は自分の電話からモバゲーをすべて削除し、
漫画は夜の8時までって心に決めて、
野菜スープを鍋一杯つくりました。
さあ、今からはちゃんと生きますよ。
どうぞご心配なく。
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