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明日から日本

そういえばしばらく日本に帰っていないのです。
もうずっと海外暮らしが続いており、
初めてロシアに留学してから、
十年以上が経過しています。
オランダに定住しはじめてもう5年ですしね。

その間に、
私の身体からはどんどん日本的なものが失われていって、
考え方とか、物の言い方とか、食べ物とか、
ちょっとづつ以前とは違ってきているのがわかります。

日本に行くのはちょっと怖いような感じです。

私は最近の日本の空気を、
全然知らないんだなあ、と、
今日ふと思ってしまってね。

あの地震からこっち、
日本の何が変わって、
何が変わっていないのか。

私は3月11日には日本にいませんでしたし、
その後の激動をぜんぜん体験していないのです。
だから、そのことでやっぱり、
日本人でい続ける機会を逃したのかもしれない、
という気持ちがちょっとあります。
あれからずっと日本が気になっているけれど、
当事者じゃないというか、どうしても。

日本にいる私の知り合いたちは、私をどう思うのかな。
私は彼らをどう思うのかな。
そんな事考えたこともなかったのに、
なんだかちょっと臆病になります。
なんですかねえ、このアウェイ感は。
私のオランダ人がついてきてくれたらいいのに。
いつになく弱気になったりして(笑)

もっとも外側からみた日本は、
劇的な変化を遂げつつあります。
もちろんそれは恐ろしい変化でもあるけれど、
逆に面白い変化でもあります。

国としては空恐ろしい方向に行っているけれど、
人間の質が興味深い方向へ変わってきていると感じます。
色々な人が、
様々なことを考え始めて、
色を持ち始めた気がするのです。

どうなんでしょう、
違うのかな。
そう考えると、
最近の日本を見物するのは、
私にとってもとても良い事ですよね。
特に人間がポイントなのかな。
昔の知り合いと積極的に会って、
アップデートをすべきなのかもしれない。

そうですね、彼ら、
変わったかな。
あー、ちょっと楽しみになってきたよ。





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日本帰国

明後日から、ひと月ほど日本に帰国します。
外側から観ると本当に先行き不安になるような、
棄民政策絶賛進行中の日本ですが、
そこはそれ、
やっぱりずっと戻っていないと寂しくなる、
それもまた祖国日本です。

今年の日本は特別暑いそうで、
平均気温22℃くらいのオランダに慣れたこの身体が、
うまく適応してくれるのかしら。

ところで私は最近、
「ほんまでっか?TV」というテレビ番組をインターネット動画で観ました。
私はこの番組、結構好きなんですよ。
ご飯食べながら、または何か手仕事をしながら、
片目で追うのに最適なのです。
なるほど!ってよく思いますし、面白いしね。

で、この間もお昼ご飯を一人で食べながら、
「女のウラの顔スペシャル」という回を観ていたのです。

するとね、
「日本の女性の85%の人が、友人のSNSを見てイラっとしている」というのがあって、
その理由の多い順の第2位(42%)が、
「聞いてもいないのに政治的意見を共有しようとする」でした。

ヒヤッとしましたねえ。
私のフェースブックは、
政治的意見の共有ばっかり。
新聞なんかの引用もすごく多いですしね。

やっぱりこういうのは、控えたほうがいいのかな。
42パーセントもの女性に引かれてるんだったら。

瞬間的にそう思ってしまってから、
その直後に友人のフェースブックから、
立て続けに三本ほど、
自民党に関するもの、
原発に関するもの、
生活保護のバッシングに関する記事を共有しましたよ。

ふざけんな、ばーか。
そう思いながらね。

そういう政治的・社会的な事柄への無関心が、
結果的にどういう日本をつくってきたか、
もうちょっと考えたほうが良いと思うのです。
「聞いてもいないのに」って、
聞かれるのを待ってたら一生聞いてこないくせに。

意見に反対だったり批判的だったりするのは良いですよ。
「これは共有できないな」と思ってスルーするのも自由です。
ただ、無関心は一番良くない。
特に今、日本社会が激変しつつあって、
政治というものが人生にダイレクトに影響してくるようなこの時代に、
頭空っぽなまま、「知りたくない」は許されないと思うのです。
いや、まあ許されはするかもしれないけど、
私にとってその人は決して魅力的な人間ではありません。

というか、私の知人・友人で、
本当にイラッとしている人はいるのかな。
まあいるかもしれないけど、
面と向かって言われたことはないのです。
だからこそ、興味の赴くまま、
不安の駆り立てられるまま、
義憤のつのるままに、
色々な記事をシェアしまくっていた訳ですが。

なのにこういうテレビ番組でもって、
「女の42パーセントがイラッとしている」というような事を言うでしょう。
誰にどう聞いたのか知りませんけど、
「そういう事してると嫌われますよ」というのが、
裏メッセージですよね。

ちなみに、
1位が「愚痴ばかり書きこむのでいらつく」
3位が「完璧な人生を送っていますという自慢」
です。
それと政治的な意見を共有しようとすることが、
同列に語られていることの恐ろしさね。
日本では政治的な意見を持つことは、
愚痴・自慢と同列の人格的な欠陥のようです。
そんな訳あるか。

でも空気を読むことを刷り込まれて育った私は、
やっぱり一瞬オドオドするのです。
特に私の若い頃は、
「政治を語る人間は面倒くさいしヤバい」
みたいな空気が実際に色濃くありましたしね。
ゴチゴチの社会派・理論派・活動家女子ではなく、
私みたいなカジュアルな、気軽な、口ばっかり派の女子は、
例外なくドキッとすると思います。

ただね、そういう女子たちに言いたいことは。

そこで退いちゃダメ。
そもそもテレビが勝手に言っているだけだし、
もし仮にいらっとする人が本当にいたとしたところで、
そっちのほうが間違っているんだから。
そうやって見えない空気をつくり出して、
だんだん物が言えなくして、
その結果、この二十年ほどの日本がどうだったか。

議論を根本とする民主国家でありながら、
日本人には少しも論理性や、
議論を構築する力、
情報を人との対話の中で発展させ、自分なりに消化し、
自分と相手を変化させて、合意・結論を見出す技術が育っていかない。
私自身にもその自覚があります。
それはもう恐ろしいほどです。

特に中流・下流にそれが著しいために、
現在の一般の人々の暮らしぶりを観てごらんなさいというのです。

謙譲を良しとする国民性は悪い事ばかりではありませんが、
言語能力は思考力を決定するのです。
そして思考力は、
社会を変えていく力の芽ですよね。

正直、日本人の市民の力は弱いと思います。
何一つ自分のために社会に要求する能力を持っていない。
市民力が弱いから、
社会は一部のエリートや金持ちが生き延びるためのシステムに、
どんどん変えられていく。

フェースブックで政治的な意見を共有しようとする人たちは、
議論する土台をつくっているのだと思います。
それだって特に、議論なんかしないしね。
受動的なニュースを、
判断だけして横流ししているにすぎないし。
だけど、ないよりは大分マシです。
誰が何を問題と思って、
どういう社会が理想だと思っていて、
それが自分とどう違うかと比較し検討できることは、
とても大切なことだと思うのです。

だからもう一度、
この変なランキングに言いたいことは。

ふざけんな、ばーか。




大英博物館と民族自決権

イギリスは何もかも大変高い国だと、
もうそればっかりを学習して帰ってきたような私ですが、
意外にも大英帝国。
ミュージアムは無料でした。
もう貧乏人はどこにも行けないから、
とにかく美術館・博物館に行っちゃう。
私たちもナショナルギャラリー大英博物館に行きました。
どちらも素晴らしい建物に、素晴らしい収蔵品をもった、
美しい美術館でした。
イモの子を洗うみたいに人がいたけれどね。

大英博物館で一番最初に目に入るのはロゼッタ・ストーン、
そしてエジプトのファラオやなんかの彫刻や、
スフィンクスの大きな石像とか、
ミイラなんかです。
どれも大きくて立派で、
スフィンクスなんかはもう人間のファンタジーが詰まっていて、
素晴らしいのです。
目を奪われました。

ただね。
やっぱり、どうしても思ってしまうのが、
どうしてこれがエジプトではなく、
イギリスにあるのだろう?

という事でしてね。

どれをとってもエジプトの国宝級の物です。
昔の王族たちの遺体やらお墓やらですよね?
ひとつや二つだったらともかく、
大英博物館にはもう山ほど、
掃いて捨てるほどそういうエジプトの宝があるのです。
観ているうちに、なんだかイヤな気持ちになってきてしまいました。

だって、英国人たちは、
エジプトの人たちから、これらの物凄いような宝物を、
一体いくらで買ったんでしょうね?
そもそも買ったんでしょうかね?
よくもこれだけ分捕って来たなあ、という感じです。
それはもう感心するくらい大量にあるのです。

で、私が憤慨して私のオランダ人に、

「こういうの、全部二束三文で騙し盗ったのかしら?
 ひどいよね?
 相手がバカだと足元みて、詐欺じゃんか?」

と言うと、私のオランダ人は言いました。

「だけど、もしあのままエジプトに置いておいても、
 エジプト人はその歴史的な価値の重要性をきちんと理解しないじゃないか?
 全部を荒廃させて、すばらしい遺産を全部ダメにしてしまうじゃないか?
 僕はイギリスのすべてを肯定する気はないけど、
 やっぱりこれも必要なことだったと思うよ」

だけど、民族がその民族の過去の宝をどうしようが、
その民族の勝手じゃないか。
西欧的な価値観の体系でもって考えられてないからと言って、
その民族の過去の遺産を根こそぎ取り上げてしまうなんて、
横暴じゃないか。

まあ、オランダとイギリスって、紙一重だからね。
植民地つくって奴隷貿易して収奪して、
上から目線でガンガンやってきた国だから、
あなたはそっち側の考え方がよく理解できるのでしょうね。

などと、私は思って、
一匹のアジアの闘犬として、
オランダ人に噛みつきながら大英博物館を出たのです。
あんまり相手にされませんでしたけど。

だけど最近、
やっぱり物事ってそんなに単純じゃないなと思いますけど、
私はエジプトのマラウィ国立博物館の記事を読みました。
読んだ後、
どう考えていいかわからなくて、
やっぱり私は頭の中で観念的に物事をジャッジしているだけで、
美しいものの価値と正義の問題について、
きちんと自分の頭で理解しているとは言い難いと、
つくづく考えてしまいました。

エジプト 博物館で文化財略奪
混乱が続くエジプトで、古代エジプトの文化財を所蔵する国立博物館が何者かによって襲撃され、石像や宝石など1000点を超える収蔵品が略奪されていたことが分かりました。

略奪に遭ったのは、首都カイロから300キロほど南のミニア県にあるマラウィ国立博物館です。
現地で撮影された写真には、めちゃくちゃに壊されたショーケースや散乱したガラス、それに、重くて持ち運べなかったとみられる木棺が横倒しになっている様子が写っています。
地元のメディアによりますと、首都カイロで、大統領職を解任されたモルシ氏を支持するデモ隊が強制的に排除された今月14日から15日にかけて、何者かが博物館を襲撃して館内に侵入したとみられていて、地元の警察は、混乱に乗じて犯行に及んだ可能性もあるとみて犯人の特定を急いでいます。
文化財保護を担当する当局によりますと、3500年前の石像や金やブロンズ製のコインなど、収蔵品1089点のうち1040点が盗まれていたということで、当局では、盗まれた文化財のリストを作成し、国外に持ち出されたり、国際市場で売買されたりしないよう早急に対策をとりたいとしています。   (NHK NewsWeb)


うーん。
うーん。
どうなの?
民族自決権。

やっぱり、愚かで野蛮な人間はどこにでもいるし、
彼らを縛るルールや倫理が成立していない国はあります。
混乱した貧しい国であれば、その傾向はますます強まる。
食いつめた人々の緊急行動に対して、
文化や学術や美が最初の犠牲となるのは、
必然なのかもしれず。
だったら、余裕のある国、
その価値を理解し保護する人々のルールで動いている国に、
管理保護を任せる、のは、
仕方ない事なのかもしれない。
とりあえず大英博物館がまるまる略奪にあうなんてことは、
多分ないだろうし。

ああいう大きな石のスフィンクスとか、
人面の羽の生えた巨大な動物の彫刻だとかは、
美しいし素晴らしいし古いし、大いなる謎です。
「大いなる謎」って言葉だけでもとにかく素敵なのに、
失われてしまったらもう二度と戻らないのだから。

日本の自然だって、
自分たちで決めてやってきたために、
一体現在何が進行しているのか。
刻一刻と、美しい自然は破壊されて、
人が住めない感じになっていくではないか。
価値が分からない人間には、
所有する権利はないのかもしれない。
いや、権利はあるとしても、
所有すべきではないのかもしれない。

だから自民党はTPPでもってアメリカに日本をあげちゃおうとしているのかな。
つまり自民党が公約に反してTPPを進めるのは、
自分たちでは美しい国土を守れないという、
自覚および美意識なのかもしれませんね。

そんなことも思いつつ、
でも大英博物館のあの感じを思い出すと、
でも、本当にそれが結論でいいのかな、とも思うし。
やっぱり、その国の過去を自国民が収奪していく、なんてことが起こるのは、
自国民以外の価値観が働きかけた結果だとも思いますしね。
つまり、収奪して誰に売るんだよ?ということです。

どうなんだろうなあ、と、
ずっと最近、考えているのですが、
考えるばっかりで、
どうも良くわかりません。



イギリスに行ってきました。

8月9日から13日にかけて、イギリスに行ってきました。
マンチェスターとロンドンで、二泊づつ。
全部で四泊五日の旅です。

私はイギリスに行くのは初めてだったのです。
スキポール空港から一時間ちょっとしかかからないし、
飛行機代も安いとこだと100ユーロかからないのですけど、
なんだか行かなかったんですよね。
だからもう、高いガイドブックなんか買っちゃって、
ウエストエンドのミュージカルのチケットも買って、
行く前からワクワクドキドキ。

といっても、いざ行ってみると、
お金が文字通り飛んでいくことにびっくりしましたけどね。
さすがは大英帝国、
何もかもが恐ろしく高いのです。

Tower of Londonというところに行って、
そこでソフトクリームを二個買いました。
私と私のオランダ人のぶんです。
そうしたら、
7ポンドです
と言われましてね。
心臓が止まるかと思いましたよ。
7ポンドってあれでしょ、1000円くらいでしょ?
バカなの?

ホテルも高いし、
劇場も高いし、
レストランもカフェも高いし、
地下鉄に乗ってもべらぼうに高いし、
いやー、イギリス人は一体どうやって生活しているのかしら。
パンクがイギリスを席巻したのはわかる気がしました。

私のオランダ人は国民性からいって大変な節約家ですから、
この何もかも高い感じに、
自分の血がじわじわ吸われていくような、
そんな感じを覚えたらしくてね。
いつでも金に対してクヨクヨしている彼を見て、

あーあ、連れてこなけりゃ良かったぜ。

なんて、私まで黒い気持ちになりました。
「今日はお祭りにしちゃおうか?」
と一年に五十回は言う母親に育てられた私は、
絶対に金銭的に羽目を外さないオランダ人に、
時にイライラするわけです。
一緒にいたのが私の母だったら、
「じゃあ今回はお祭りにしちゃおうか?」って、
絶対に言うのにな、なんて思っちゃってね。
で、私はオランダ人が金のせいで楽しめていないのがイヤで、
全部を自分のおごりにしちゃって、
その不遇感にまたイライラ。

英国よ、これが。
英国のせいなの!

今回私が英国に行ったのは、
兄のパンクバンドのライブを観に行くためでした。
幾つもの都市を転々とツアーして、
全部で八回公演ですって。

私はマンチェスターで観たのですが、
これはすごく良かったです。
もうね、兄のライブがあんなにノリノリなところを、
初めて観ました。
本場のイギリスのパンク・オーディエンスはすごかったです。
ダイブしまくり、
コール&レスポンスしまくりでした。
あんなにイギリスで受け入れられているとは思わなかったな。

兄もイギリスにいる時は随分幸福そうで、
バンドの仲間と楽しそうで、
言葉なんかあまり通じてなくても向こうの人に随分大切にされていて、
あーあ、やっぱり私の家族というのは、
全員海外に移住でもしたほうが良いのかもしれないな、
なんて思うことしきり。
アメリカのレーベルでレコードを出さないか、という話も来ているみたいです。
AKB絶好調の日本では、
兄に巨大な成功が待っているとも思えませんし、
こういう英国とか、アメリカとか、
パンクな一般客がいるところで勝負できればいいのでしょうけど、
まあ妻子もいるし、仕事もあるしねえ。
人生というのはままなりませんねえ。

来年、もう一度兄がイギリスに来るようであれば、
私ももう一度イギリスに行きたいです。
その際は一人で行って、
お祭りをします。
そうしたら、そうしたら、
楽しいぞう。
次はウエストエンドでミュージカル三昧といきたいとこですな。






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Kachika

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