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良い歌ですよね







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巻き毛

尽きせぬ魅力を持つものの一つに、

巻き毛というものがあります。

今流行の巻き髪じゃなくて、

もとからクルクルとカールしているくせ毛のことですけど。

オランダやベルギーには、結構な割合でこの巻き毛の人がいます。

時々すごくきれいな色合いの人や、

癖が強すぎてキャッツにでてくる猫みたいになっている人もいます。

男の人で、頭が蜂蜜色の巻き毛だったりすると、

もう格好良すぎて、じっと見てしまいます。

誰だろう、パパスフリータスのベースの人の若い頃とか?

あと、演劇学校にいた時に、

違うクラスだけれど、廊下でしょっちゅう見かける男の子がいて、

この子が本当に見事な毛並みを持っていました。

ライオンていうか、金髪に近い栗毛なんですけど、

そりゃもうゴージャスにくるくると渦を巻いているのです。

ちょっと髪を長めにしていてね。

それで、歩くとフワフワとそのカールが揺れて、ずいぶんと綺麗でした。


残念ながら私の彼氏は、

髪は直毛、色は地味な焦げ茶色で、

その上安い床屋でいつも髪をカリカリに短く刈り上げてくるので、

まあ巻き毛からは一番遠い存在といっても過言じゃないでしょうね。

リンドグレーンの名作「さすらいの孤児ラスムス」には、

孤児はいつでも巻き毛の子からもらわれていく、

だからラスムスみたいな針毛の男の子は最後まで欲しいという人が現れない、

というところがあるのです。

彼氏を見ると、それを思い出しちゃってね。

つい可哀想になって、「気にするなよ!」という意味をこめてぎゅっと抱きしめるわけです。

まあ、もとから彼は気にしてないみたいですけど。


ところで日本に経つ前(もう4ヶ月も前になりますが)、

私のオランダ人が不精して、髪をひと月ぐらい切らなかった時期がありました。

それで、普段よりちょっと長めの髪になったら、

これが意外とクラシックというか、よく似合ったのです。

70年代アメリカを髣髴とさせるというか、

「ある愛の詩」とか、そんな感じの雰囲気で、

第一、三白眼・無表情の顔だちがどことなく柔らかくなって、

私は非常に気に入りました。

それで、

次に床屋に行く時にはちょっと長めに髪を残してもらいなよ!

と言い残して日本に経ったのでした。

それから3ヶ月経ってオランダに戻ってみると、

彼氏はちょっと長めの髪の毛で空港に迎えに来てくれました。

言ったとおり、ちょっと長めに切ってもらったのですね。

やはりよく似合ってねえ。

リックと言うより、グレアムと呼んだ方が似つかわしい容貌になっていました。


それから大体ひと月が経ちましたが、

再び彼氏が不精して、床屋にしばらく行っていないのです。

髪の毛がこれまでにないくらい伸びまして、

といっても耳の下に髪の毛が来るくらいですけど、

だいぶ長くなりました。

するとびっくりしたことにね。

この2,3日の間に、彼氏の髪の毛がゆるやかに巻き始めたのです。

房になって。

今までは髪が短すぎてカールしなかっただけだったようです。

ある程度の長さにくると、巻き毛になるんですって。

当たり前のように、「そうなんだよ。」と言っていました。

つきあってそろそろ9年目になるけど、

そんなこと初めて知ったよ!

グレアムじゃなくて、アンジーだったわけです。

(「はみだしっ子」より)


それにしても、何年一緒にいても知らないことって結構あるものですね。

私のオランダ人は寡黙なので、

聞けば答えてくれますが、聞かないと逆にずっと黙っています。

私がこれまで聞かなかったことで、

どれだけのことを胸に秘めているのかと考えると、

深さのわからない井戸みたいで、

面白い感じです。

彼は自分の外見には全然こだわらないので、

そのうちまた安い床屋に行ってカリカリに刈り上げてくると思いますが、

それまでに彼の巻き毛を存分に堪能しようと思いました。

・・・伸ばしてくれないかなあ。



Edward Hopper

今日は日曜日なので、

オランダ人と一緒にアムステルダムに行こうかなと思っていたのですが、

なーんか、ダラダラしてしまってね。

気がつくと12時を過ぎておりました。

やっぱりアムステルダムまでなんのかんのと一時間半はかかるので、

12時過ぎるともうやめちゃおうか、となるのです。

それで、急遽行き先を変更して、

KunstHalという近所の美術館に行きました。

ここは、常設展示を持たず、特別展ばっかりやっているところです。


最近はここで、エドワード・ホッパー展をやっているので、

前からちょっと観たいなと思っていたのですよね。

ホッパーといわれても知らない方のほうが多いと思いますが、

20世紀アメリカの代表的な画家です。

こんな絵を観た事ありませんか。


ブローグニック


こういう、ちょっと寂しいような、懐かしいような絵を描く人で、

いつも絵がこう、いい感じにがらーんとしているのです。

私は前に偶然、古本屋で画集を観て、

まあ画集なんていっても大量印刷のありふれた本ですが、

いいなあと思って買って持っているのです。

それで、ちょうど良いってことで、

ボイマンスに行こうよ、と言う彼氏を説得して、

自転車でホッパーを観にいってきました。


でもね、クンストホールはいつになく混んでいましたよ。

びっくりしました。

ホッパーって結構人気があるのでしょうか?

子供から大人から。

でもホッパーの作品の展示数は少なかったですけどね。

同時代の画家の作品が同じフロアに数多く展示されていたので、

ホッパーだと思って観ていて、

「やっぱり描いている時代によって、画風って本当に変わるんだなあ」

なんて思っていると、全然違う人のだったということが結構ありました。

なんかね、エドワード・ホッパー展というよりは、

エドワード・ホッパーの時代展ということだったらしいです。


地下にも展示ホールがあって、

こちらでは近代の工業デザインの進歩みたいな展示があって、

そちらのほうもうろつきましたが、

やっぱり人が多すぎてね。

展示を観ているのか、単に存在を続けるためにその場にいるのか、

わからなくなってくるという、

美術館における私の典型的な状態になっていました。


ところで話は全然変わりますけど、

私のパソコンでネットを立ち上げた時の初期画面って、

MSNなんですよね。

なんか、これを初期画面にすると100万円くれるというキャンペーンがあって、

まんまと初期画面にして、

それきり100万円の話は向こうがしなくなったんですけどね。

まあそれはいいのです。

わかっていて、それでも夢をみたかったんだから。


でも問題はね、この初期画面を立ち上げると、

ニュースの欄がまず最初に目に入るのです。

そしてそのニュース欄で、毎日毎日、

鳩山および民主党批判が繰り広げられているのです。

もうね、毎日、毎日。

しかも毎日題名が違うのです。

国民が不安がっているとか、鳩山には金銭感覚がないとか、

億単位は彼には小遣いだとか、twitterやっている暇にもっと考えろとか、

内容も、批判というより悪口に近い感じでね。

そりゃ毎日日替わりで書かなくてはいけないのだから、

批判できるようなニュースがない時には悪口になるでしょうけど、

私には鳩山とMSN(産経)の関係が気になります。

いや、別に産経新聞が民主党支持してないってだけだと思いますけど、

ああも毎日、必死で、

『鳩山をキライになれ、キライになれ、憎め』と言われていると、

かえって鳩山を応援したい気持ちで一杯になるから不思議ですね。


どんなリーダーにも色々な欠点がありますけど、

でもどこかでやっぱり、信じて支えるという行為が必要になるときもあると思うのです。

ダメな時ほど。

山ほど入ってくる鳩山批判、民主党批判が仮に全部本当のことだとしても、

自民党がこれまで歴史の中でやってきた事を振り返ってみれば、

まだ全然たいしたことないじゃないですか。

自民党のこれまでの功罪を民主党が質と量で凌駕するまでは、

ぜひ待ってみたらいかがかと、私は思うのですけど・・・


鳩山首相の政策の是非はまだ判断がつかないけれど、

せっかく方向転換を図っていて、

首脳陣にとってやるべき事、考えるべき事が山積している時に、

わざわざトラブルを起こして、

権益を取り戻そうとするなんて、

国民の利益を考えているとはどうも思えない。

こういう足の引っ張り合いが、

国力を衰退させてきたんだと思うのですよねー。


まあ、私はここ二十年くらいの首相の顔で、

海外の首脳と並んだ時に、

鳩山首相が一番まともな顔をしているように思えるし、

自民党議員の顔をYoutubeなんかでたまたま観ると、

誰も彼もいやな顔をしていて、

ちょっと憂鬱になるんですよね。

自民党に政権が返らないといいなあ。

せめてあと4,5年くらいは民主党に頑張ってもらって、

方向性くらいは見えてからやめて欲しいです。


まあでも、MSNのやり方っていうのは、

ちょっと欧米ぽくて面白いですよね。

主張がはっきりしていて、旗幟鮮明というか。

政治色を出してくるのも、

実はそんなに反対じゃないのです。

要するに、読者が各自の思想に従って、

選び取るということが大切だと思います。


今だとホットメールに直接アクセスできるポータルサイトはこれだけなので、

選択肢のなさゆえに、

洗脳か?みたいな感じになっていますけど(笑)








良い声

昔、ロシアの演劇学校に通っていた私でありますが、
その頃週に5回くらいの割合で私を苦しめていた学科に、
スツェニーチェスカヤ・レーチというものがありました。
俳優学科にとっては主要な学科の一つで、
日本語にすると、舞台発話、という風になります。
まあ言ってみれば発音・発声のクラスですが、
それだけではなくて、
舞台の上で言葉を発する上で必要になってくるすべてを担当するのです。
つまり、
舞台の上で俳優は、
アナウンサーみたいに美しく正しい言語を話すときもあるし、
もっと崩した、汚い言葉を話すときもあるし、
大声で、小声で、高音で、低音で、
美声で、またはだみ声で、
笑ったり、泣いたりしながら、
共通語で、または方言で話すことがあるわけです。
その、色々な言葉で話す際の、
呼吸やら横隔膜の鍛え方やらを学ぶのがレーチの授業でありました。

まあ普通の発音一つうまくできず、
方言でしゃべっても宮廷風にしゃべっても違いのわからない外国人留学生にとっては、
忌々しい一方の授業でしたよ。

ところがね、このレーチにおける才能が、
ぶっちぎりにある学生というのが、必ずいるのです。
もちろん努力によって何とか高いレベルに持っていく学生もいますよ。
でもね、本当にレーチで成績の良い学生というのは、
努力ではどうしようもない才能を持つ人々でした。
要するに、言葉を発する際の絶対音階とでもいうものを持っているのです。

こういう人は、どういう音を発すれば人は快感を感じるのかを、
本能的によく知っているし、
どういう音を発してはいけないのかを、
誰に指摘されないでも感じとることができるのです。
言葉の持っているリズムや音楽的なニュアンス、
早口言葉やスタッカートや口笛などの効果的な使い方など、
最初からどうすればいいかわかっている生徒がいるのです。

もちろんこれは、単なる純粋な技術であって、
芸術そのものとは本来関係ないかもしれないものだけれど、
それではレンブラントの芸術を、どこからどう技術とわけるのか?
という問いと似て、
最終的にはその人の芸術と切り離せないものだったりします。

俳優ではそれほど目立ちませんが、
この「レーチの天分を持っている人」は、よくミュージシャンの中にいます。
俳優を志す人は、お手本にしたらいいんじゃないかとよく思うんですけど。
もっとも私のレーチの先生がよく言っていたのはね、
歌を歌う人は、呼吸の量と声域がある程度一定で規則的だし、
俳優は声をもっとランダムに(?)出して使うんだから、
俳優の声のトレーナーと歌手のそれとは違う専門であるということでしたけどね。
まあでもいずれにせよ、どちらも声を出す職業だという点では、
変わらないと思うのですけれども。

日本人でレーチの天分があるなあとしみじみ思う人は、
(あくまで私見ですが)、
ハナレグミの永積タカシさんです。



いやあ、才能ありますよ。
「サヨナラcolor」は楽曲としてもすごくいい歌なのでわかり難いですが、
たいした歌じゃなくても、
この人が歌うとなんだかすごくよく聞こえる歌がたくさんあります。
私は一時(かなり昔ですが)、
Spiral Lifeにはまった時期がありまして、
Airとかもかなり聞いていました。
でもね、よく思ったのは、
これ、ボーカルが永積タカシだったらどんだけいいだろうな
ということでした。
いや、双方に対して申し訳ないですけど。
Spiral Lifeは、曲がすごく良いのです。
メロディーラインとか、アレンジとか、それはもう格好いいのです。
でも、声がねえ。
歌い方が。
どうもねえ。



まあ、もちろん好き嫌いはあるので、
こういう声の出し方のほうが好きだ、という人だっているでしょうけどね。
でも、もしスパイラルライフのヴォーカルがハナレグミだったら、
絶対スパイラルはもっと上にいっていると思う!
ヴォーカルの力っていうのはあると思うのです。

あとね、
外人だと山ほどいますけど、
私の場合、代表例はなんとあの、EMINEMです(笑)
エミネムは、発声のプロですよ。
すばらしい発声です。
何が素晴らしいといって、
怒鳴っているのに、全然耳障りじゃないところ。



この「キム」という楽曲はね、
ぜひとも注意深く聞いていただきたいものですが、
かなり癖になる一品なのです。
不愉快な歌詞に加え、エミネムがずっと叫んでいるのです。
この叫びというのは、かなり扱いの難しい種類の声の出し方ですよ。
舞台上で俳優が叫ぶと、かなりの確率で観客は不愉快になります。
なぜかといって、やはり耳が痛いからですよ
肺活量が自慢の大きな声を出せる俳優の中には、
びんびん響く声でここぞとばかりに怒鳴るひとがいますが、
うるせっつんだ。
そんな気持ちになるのです。
ところが、このキムにおいてのエミネムは、
この楽曲を満たす怒りのエネルギーを十全に表現しながら、
かつユーモアも感じさせ、
ずっと張っているにもかかわらず、ずっと聞いていたくなるような、
心地の良い叫び声を出しています。
だからこそ観客は自分自身の怒りをこの楽曲に投影させることが出来るわけです。
なにしろ声の出し方がいいんですよね。
そして、なにより、
内容と結びついた声。
演劇学校のレーチの授業では、
自分の頭の中身と声の表現を結びつけることが大きな課題でしたが、
この「kim」において、
エミネムは完全に表現しきっていると思うのです。

そしてね、
もうひとりあげるとすれば、Jason Mraz でしょうね。
Jason Mrazは最高です。
いや、今たまたまはまっているんですけどね。
でもそれだけじゃなくて、
ジェイソン・ムラッツは、レーチの天分を存分に持っていると思うのです。
クラスの中でヒーローになっている彼が、
簡単に目に浮かびます。



ジェイソン・ムラッツは知っています。
どういう声が必要なのかを。
もともとの声の質に加えて、それをどういう風に使ったら切ないのか、
ちゃんとわかっているのです。
いやー、こうなるともう芸ですね。
いや、最初から芸なのですが、
芸術の域に達しています。
そしてね、彼を見つめる韓国人の女の子たちも、
観客として芸術の域に達していますよ。
アーティストが欲しているのは、いつでもこういう観客なのだと思います。
ちょっと愚かに見えるくらいが丁度いいんですよね。

上に上げた人に共通しているのは、
1、言葉をひとつひとつはっきり発音していて、不明瞭な箇所のないところ
2、声にエネルギーがあって、前に向かってちゃんと出ているところ
3、心地の良い発声と自然な呼吸
4、滑舌の良さ

こういうの、全部レーチでバチバチ直されるところなのですよね。
で、直されても直されても、なかなか直らないですぐもとにもどるところです。
でもじゃあこれ全部満たしていないとダメなのかと言うと、
俳優だの音楽家だのでスターになっている人で、
全部満たしている人はほとんどいないので、
まあこれは別に・・・理想はっていう話ですけど。
レーチに天分があるからって、
それは芸術における王手でもなんでもないわけですけど。

まあそんなことはともかく、
人間ていうのは、人間の声が好きだなあとつくづく思う年の初めなのでした。
そういえば、上に挙げた人の中には、
低音の人がいませんね。
普通の男の人より声が高い人ばっかり。
ということは・・・
普通に、私の好みの問題だったりして(笑)
私、ジェイソンだったら結婚してもいいわ・・・

明けましておめでとうございます。

皆様、明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします。

クリスマスを実家で家族と過ごしてから、

お正月をオランダで過ごすために帰ってきましたが、

久しぶりのオランダは雪が降っています。

寒いわー。


でも無事に帰ってこれてひと安心です。

今日はこれからチキンを焼きます!


ブローグニック 我が家の裏庭

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