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般若心境



久しぶりに爆笑しました。
つのだ☆ひろはやっぱりすごいなあ。
やっぱりっていうか、すごい人だったんだなあと発見しました。
普通、般若心経でここまでもってこれないですよ。
これ、企画がお寺さんのお坊さんみたいですね。
画面のコメントを見ながら聞くと笑えますけど、
チェスをやりながらBGMにしていると、
別に普通に聞けます。
でも「はんっにゃあああ はらみったあああ」
にはちょっと笑っちゃうけど。

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シベリアいろいろ

まあそんなわけで、ロシアから帰ってきて、

爆睡しつつ3日が過ぎました。

いやー、疲れましたが、楽しかったです。

シベリアは初めてだったので、

観るもの観るものが新鮮でした。

もっとも、基本的には劇場とホテルの往復なので、

観るもの、といっても、

劇場の窓・ホテルの窓・バスの窓・汽車の窓からのチラ観

なわけですが。


でもね、エカテリンブルグではアジアとヨーロッパの境目や、

ニコライ二世が射殺されたあとに埋められたところを観ましたし、

オムスクでは、ドストエフスキーが流されてきたときにくぐったという要塞の門を見ました。

黄色でしたよ。ドストエフスキーだけに。

トムスクの人形劇場は味があってきれいでしたし、

モスクワはあまりに激しく変化していて、

6年前に私がいた頃とは別の国のようでした。

乞食や物乞いやジプシーなんかがずいぶん少なくなっていて、

ああいう階層の人の生活条件が変わるわけもないのに、

どこに行ってしまったんだろうと思いました。

モスクワの物価は世界一、といいますが、

6年前は鼻で笑って「そんな訳ない」

と言っていたものが、リアルでそんな感じになっていました。

コーヒー一杯140ルーブリ。700円ですよ。


まあでも、いつでも誰かとべったりひっついて、

劇場・ホテル・パーティを往復する通訳は、

見聞を広めているようでいて、

実は仕事をしている間、何も見えちゃいないので、

結局旅の途中で印象に残ることといえば、

人とのつきあいだけだったりします。


そう、今回の旅には、衣装係としてついてきている女の子がいてね。

女の子といっても私より年が上なのですが、

華奢でもあり、美人でもあり、どこか儚げで、女の子といった印象の人なのです。

この人は、帰国子女で、13歳までドイツやアメリカにいたそうなのですよ。

だけど親が日本で教育を受けさせたいということで、

13歳からはずっと日本にいたそうで、中・高・大と日本で卒業したそうです。


この子がね。

夜飲んでいると、ポツポツと自分の子供時代の話をするわけです。

あっけらかんとした口調で、

「大変だったんですよー」とか笑いながらいうわけですが、

聞いてみると、

本当に大変。

「カルチャーショックでしたよー」とかもいうわけですが、

さもありなん。

聞いていて、うっすら顔色を伺ってしまった。


そのエピソードときたらねえ。

なんでも、彼女が帰ってきた当初のころ、

体育の時間に、先生が説明しているとき、

周りに立っていた女子たちと、私語を交わしていたら、

それにカチンときた体育教師(男)が、

その女子たちを集めて、説教を始めたとか。

その帰国子女の女の子は、

彼が説教をしている間、彼の目をずっと直視していたらしいのですが、

そしたら、突然、頬をはたかれたんだって。

生意気に、お前、何をにらんでるんだ。

ってね。

それで周りを見てみると、

実際に友達の女の子たちは皆目を伏せて、先生と目を合わせないようにして、

おとなしく頭をたれていたそうです。

彼女だけが頭を上げて、先生の目を直視していたために、

それが生意気だとみなされた、のだとか。

ご存知のように、ヨーロッパでは逆に目を見て話さないと隠し事があると思われるので、

「ついつい先生の目を見ちゃったんですよねー。ははははは。

と彼女は言うのです。

はははは、って。


私は、胸をつかれたような気持ちになりました。

私だったら、自分が男の教師に、そんな形で殴られたら、

一生そのことを隠し通すかもしれないな、と思ったのです。

うん、多分、誰にも話さないな。

彼女は、笑いながら、そのことをネタに出来るまでに、どの位かかったのだろうか。

そういう話を聞くと、私はなんとなく具体的に自分に置き換える癖があります。

たたかれた瞬間の、まだ子供だった彼女の驚愕とか、混乱とか、

世界観がひっくり返される感じとか。

びっくりして、周りを見て、耳が熱くなったり、こめかみのあたりが冷たくなったり。

ごまかして笑ったりするかもしれないな、とか。

恐れとか、恥ずかしさとか、怒りだとか。

どうにも納得できない理不尽に屈服せざるを得ない屈辱だとか。

ヨーロッパで13歳まで育ったとしたら、

大人の男が、女の子の頬をひっぱたくこと自体、まず考えてないでしょうし、

それが教師と生徒の間で起こったことで、

しかもそれが事件にすらなりえないということも驚きだったと思います。

ひっぱたかれた原因が、私語をしたから、というルール違反に起因することではなくて、

生意気だったから、という、人格に起因するものだったことも含めて。

まだ子供だった彼女は、教師にたたかれた日に、どうやって家に帰って、

どんなことを考えたのだろうか。

親には話したのだろうか。

誰かに話したのだろうか。

友達と、「むかつくよねー」とか言ったのだろうか。

一人になったときに、なにを思っただろうか。


そんなことを考えていると、

彼女はそのうちひょいっと、

「実は昔、わたし拒食症やって、それから太れなくなったんですよ。

 だからロシアでは、3キロ太るのが目標なんです」

なんていうわけです。

そういうことをさも個性みたいに自慢げに言う人っていますけど、

そういうトーンでもないんですよね。

ごく普通の感じで、地味に言うわけです。

私はそういうメンタル系の病気話を聞くの基本的にすごく嫌いだし、

そういう話をされるだけでうっとうしくて一目散に逃げるのですが、

彼女の場合は、なんだか、どうしてだか、

あとから考え込んじゃいました。


やっぱりねえ、魂のかたちって、10代のはじめ頃に作られるもので、

その基本形を大人になってからちょっとづつ粘土をこねるみたいにして、

社会の形にあわせていくんだろうなと思うのです。

だけど13才までにヨーロッパで形つくられた魂が、

今みたいに日本の社会で適応する形になるためには、

それなりの魂のたこ殴り(笑)がなされたのだろうと思うのです。

だから、彼女の顔を見ていると、

しんの強そうな、理知的な地の部分が透けているのに、

それを劇団の若手女優風の、はすっぱかつ平凡な感じで覆い隠していて、

あれはやっぱり自己防衛の一種だろうかと、

それはどこかで胸をつかれるようでした。

うーん、これは・・・

感傷?


やっぱり私自身が、近年ずっと海外にいて、

日本にいてもオランダにいても、ロシアにいてさえ、

ここでいいのかなあ、とうっすら思っているからかもしれません。

立場はぜんぜん違うけど、私はもっとずっと気楽だけど、でも、

ここにいるはずじゃない人という概念に、すごく弱いのです。

あーあ。

彼女にはもう会うこともないと思うけど、

自分の魂のもともとの形をぜひ探し出してほしいです。

その形と今の形の差を意識的に理解したときに、

彼女の女優としてのチャンスが生まれるのかなあと思ったり。


えーと、・・・

これ全然シベリア話じゃないや(笑)






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