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キャンディ・キャンディ

今日はオランダ語教室に、新しい生徒が二人現れました。
ひとりはハンガリー人、もう一人はアメリカ人です。
両方とも女の子。

朝教室に入ったら、私がいつも座る席にアメリカ人のほうが座っていたので、
顔色を伺いつつその隣の席に腰をかけたのです。
そのときはまだ彼女がアメリカ人だということは知らなかったのですが、
授業が始まると先生のニコルが彼女に近づいて、
名簿を見ながら、
「どこから来たの?」とか
「こっちにはいつ来たの?」
「オランダ語のクラスにいたことはある?」とか聞いたのです。
私は隣に座っていたので、聞くともなくそれを聞いていたのですが。
「ふーん、そう。名前は?」
「キャンディ。C・A・N・D・Y」

思わずはっと横を見て彼女の顔をまじまじと眺めましたよ。
キャンディといえば、私たちの世代にとっては、
それはもうキャンディス・ホワイトですよね!
で、彼女をちゃんと見てみると、
赤毛。
巻き毛。
みどり色の目。
そばかす。
アメリカ人だし!!アーカンソー出身ですよ。
キャンディキャンディはどこ出身か知らないけれど。

ものすごいテンションがあがりましたね。
まるきり実録キャンディ・キャンディじゃありませんか!
ただし、体重はアニメより2,30キロ重そうですけど。
でっかいし。
だけど赤い靴なんて履いていて、おしゃれです。

私の家には子供の頃テレビがなかったし、
漫画も厳しく禁止されていたので、
その頃の私が持ちえていた情報といえば、
友達づてに入ってくるほんの僅かなものでした。
その僅かな情報の中で、
どれだけキャンディ・キャンディが好きだったことか。
どれだけキャンディ・キャンディの印刷されたピンクの靴が欲しかったことか。
母はシュミーズとかパンツとか、
見えない部分にキャンディのプリントがあるのは買ってくれましたが、
靴みたいに表に見えるのは絶対に買ってくれませんでしたねえ。

キャンディと聞くだけで、もう本当に懐かしいのです。
私はもう、キャンディに話しかけたくて、
「キャンディ・キャンディっていうアニメーションが25年位前に日本にあってね・・・」
という話がしたくて、ウズウズしました。
で、彼女と話が出来る機会をずっと横目でうかがっていたのです。

ところがこのキャンディ、なかなか話かけにくいキャラクターなんですよね。
というか、ちょっと怖いような雰囲気があるのです。
みどりの目、と言いましたが、
この目がねえ。
アイスグリーンというか、透明がかったみどり色と水色の中間色で、
それ自体は非常に美しい色なのですが、
細くて赤い眉の下にこのきゅっとつりあがった冷たそうな目があると、
どうにもこうにも魔女みたいって言うか。
口をゆがめて話すところとか、太っているのにあまり笑わないところとか、
なんかスティーブン・キングの小説に出てきそうなんですよ。
「おまえなんかぶっコロシテヤルおぼえてろ覚えてろこのくそおんなあああああ!!!!!!」
とかっていう人、良く出てくるでしょ。
あんな感じなのです。
ミザリーとか、『キャリー』でいえばキャリーを苛める2人目のキャラとか。
二人目のキャラ知らないけど(笑)。

だけど、やっぱり、外見で人を判断するのは良くないから、
そんなこと思うの、やめたんですけど。
で、授業中に二人で組になって、
「もしもし?ピザの注文をしたいんですけど、配達はできますか?」
「はい、少々お待ちください」
みたいな会話をするときに、
ちょうどキャンディと組になったので、
勇を鼓して
「あのさあ・・・名前なんていうの?」と聞いてみたんですよね。
名前はキャンディだって知ってますけど、
まあ『キャンディ・キャンディ』というテーマにたどり着くまでの
会話の切り口としてね。
ところが、このアメリカ人、突然

「ヘザーよ。」


と答えやがってね!
えっ!!

「え?・・・(戸惑い。間。)
 ・・・じゃあ、じゃあキャンディっていうのは?」
「ああ、キャンディは苗字。名前はヘザーなの。よろしくね。」
「・・・よろしく」

終了。

今気がついたんですけど、
そういえばキャンディ・キャンディは赤毛じゃないですよね。
金髪でしたよね。
もう。全然違うじゃなーい。

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オーティス・レディング

今日は日曜日。
久しぶりに晴れ上がったいいお天気です。
どこかに行きたいけれど、おもては風が吹いていて寒いからなあ。

私の住んでいる安アパートの真下の階には、
がっしりとして寡黙な感じの黒人男性が住んでいます。
この人はとなりの部屋に住んでいるホモのオランダ人と違って
ごく静かで付き合いやすい人なのですが、
日曜日の昼間には必ず大音響でリズム&ブルースを聴くのです。
黒人て本当にリズム&ブルース聴くんだなあ。
ベースの音がズシンズシンと私たちの部屋を揺らすくらいの大音響。

居間のテーブルに座ってオランダ語の練習問題を解いていると、
びりびりテーブルが震えるもので、耳がかゆくなっちゃった。

さっきはオーティス・レディングの

I'm sittin' in the morning sun....

という曲がかかりました。
"Dog of the bay"という曲です。
これは私が高校生くらいのときに、兄が好きで繰り返し聴いていた曲なのです。
こんな曲がかかるなんて。懐かしいなあ。
兄は一時期R&Bにはまって、そればかり聴いていたものです。

兄は私たちの兄弟の中の先駆者・リーダーでしたから、
兄がブルー・ハーツにはまると
私たちもブルー・ハーツを暗記するまで聴き、
兄がRCサクセションにはまるとやはりRCを聴き、
その後R&Bにいって、それからUKロックにはまり、
そこからまた邦楽に戻ったり、スカパンクにいったり、
その度ごとに彼についていったものですよ。
というか、兄が財産をつぎ込んで集めまくる渾身のCDコレクションを、
横からタダ聴きしていただけですが(笑。
それで別に音楽通にもならなかったのは、
自分の懐を痛めなかったからでしょうかねえ。
兄が一人暮らしを始めるとき、
今まで貯めに貯めたCDを、全部持っていけないからって、
半分くらい売ッぱらうか捨てるかしなくてはいけなくて、
傍から見ても随分つらそうでした。

そういえば兄がオーティス・レディングを聴き始めたきっかけは、
RCの忌野清志郎さんが「メンフィス」というアルバム(?うろおぼえ)を出して、
そのなかでオーティス・レディングのバックバンドだったメンフィスのバンドマンと共演したことだったと思います。
忌野清志郎さんが喉頭ガンだという話を母から聞いたような気がするのですが、
本当かしら?
私は最近、何でもかんでも夢だったような気がしてしまうから。

もし清志郎さんが喉頭ガンだったとしたら、どうなんだろう?
なんか兄に会いたいなあとつくづく思ったのでした。
弟にも会いたいなあ。

さてこんな事を書き綴ったりしているうちに、
はや4時間くらい経過したわけですが、
今も下ではガンガンガンガン音楽が鳴っています。
すごいなあ。
頭が痛くならないかしら。
マリファナでもキメてんのかしら?
ああー。ありうる。ありうるよ、それは。

美容室 NL

今の髪型がずっと気に入らなくて、
鏡を見るたびにむしゃくしゃしていた私ですが、
ついにこの間、一念発起して美容院に行ってきました。

学校帰りにスーパーに寄ったら、
入り口の近くで女の人がチラシを配っていて、
それが美容院のチラシだったのです。
みると、スーパーのすぐ横が美容院ではありませんか。
前面ガラス張りの大きな美容院で、
どうして今まで気がつかなかったものだか。
寒空のした大きな窓から中を覗き込んで、1分ほど考えて、
髪を切ることに決めたのです。

オランダの美容院なんて、初体験ですよ!

実は私、ロシアに4年もいたくせに、
向こうで髪の毛きったことなかったんですよね。
演劇学校にいたので、
女の子は髪の毛が長い方が何かと都合が良かったし、
髪型を変えるのも先生の許可をとってからじゃないといけなかったので、
それが面倒でねー。
1度モスクワで友達にくっついて床屋に入ったことはありましたが、
あの時はどんなだったけかなあ。
あまり覚えてないのです。

だから、そもそも海外で髪の毛を切るのが初体験かも!
しかも、言葉の通じないところで!
ドキドキ、ドキドキ・・・
もっともオランダはどこでも英語が通じますけどね。
そこがロシアとは違うところです。

で、学校帰りに早速自転車でその美容院に乗りつけて、
ガラス張りのドアを押しました。
外からは結構ゴージャスな感じの美容院に見えたのですが、
中に入ってみると意外と簡素。
シックというのとも違うし。
広ーい白ーい空間の中に、
大きくてシンプルな鏡が幾つか並んでいて、
その前に床屋イスがあって、
雑誌が一杯載った大きなテーブルがぼおん、とあって、
奥には洗髪台と椅子があるのだけれど、
その洗髪台も白い陶器がむき出しで、なんだか病院みたいな・・・
というか、殺風景と紙一重な感じです。

入ると普通はクロークがあったり待合室があったり、
カウンターがあったりするものですが、
そういうものがまったくなく、
美容院の人も近づいてきてくれなかったので、
私は入ってしばらくは入り口に立ち尽くしました。

10メートルほど向こうで女性が老婦人の髪の毛を切っていますが、
チラリとこちらを見たまま、放置プレイに突入
どうしてよいかわからず身の置き所がないままドギマギしていたのですが、
それがもう少しで快感に変わるという直前で、
どこからか、もう一人女性があらわられました。
モロッコとかその辺の出身じゃないかと思いますが(モロッ娘)、
浅黒い肌の、まだ20歳そこそこの若い女性で、
ぴっちりしたジーパンをはいて、ブーツを履いて、
けだるそうにこちらを眺めています。

この子がねえ、
現れたはいいものの、口を利かないのです。
黙ってこちらを眺めているのですよ。
じいっと。

「すみません・・・髪を短くしたいんですけど・・・できますか?」
恐る恐る尋ねると、
女の子は肩をすくめ、
「ではこちらに来てください」と手で洗髪台のほうを指し示しました。
私はコートを着ていたので、それを脱いだのですが、
コートと教科書の入っている重いリュックをどこに置いたらよいかわからず、
またウロウロ。
日本だったら普通、美容師さんが脱がしてくれて、
荷物とともにクロークで預かってくれますが、
こちらは・・・

モロッ娘は無表情に入り口のほうを手で指し示しました。
そこにはなんとハンガースタンドが!なるほど!
で、でも、リュックは・・・?
彼女は無表情で黙ってこちらを見たきり、
何のヒントもくれません。
ゆ、床に置くのかな・・・?
「・・・・・・。」
「・・・・・・。」
「・・・・荷物をここ(床)に置いてもいいんですか」
「どうぞ」

ほ、本当ですか!?

やがて、洗髪台のところに行くと、
女の子はタオルを洗髪台の上にはらりと置きました。
そしてまた沈黙。
座ってくださいとか、そういうジェスチャーも何もなくて、
ただこちらを黙ってじっと見ているのです。
無表情でね。

「・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・。」
「・・・・・・座っていいですか」
「どうぞ」
わからんな!
オランダの美容室のルールはわからんな!
そう思ったら、往年のロシアで培った、
愛想悪くされればされるほど朗らかになってくる、
あの複雑で不思議な気持ちが蘇ってきました。
私は、昔ロシアの郵便局などに用事ができると、
カウンターの向こうの冷酷無比なおばちゃんの顔を眺めながら、

「ユー アー マイ サーンシャーーイン!
 マイ オンリー サーンシャーイン!」


と心の中で絶唱したものです。
ロシアン・ハイと名づけられる、
不思議なハイテンションのことなんですけどね。
このロシアン・ハイは、
ソルジェニーチンなんかを読むと良く理解できるようになると思います。

まあもっとも、このモロッ娘は、
ロシアの受付女性みたいに敵意がむき出しで積極的にはねつけてくるのではなく、
なんだか、・・・黙ってこっちを見ているだけなんですよね。
ヌエみたいってこういうことをいうのだろうか。
のれんに腕押しというか。
笑うでもなく、顔をしかめるでもなく。
無視するでもなく、応対するでもなく。
態度が悪くもなく、かといって良くはなく。
ちょっとあんた大丈夫?というかね。
両肩を捕まえて、グラグラ揺すってやりたいような心持です。

オランダの洗髪台は標高が高かったです。
頭が全然横にならなかったもの。
水がダラダラ垂れてきて、服が濡れるのではないかと怖いの何の。
不思議に濡れていなかったですけど。
ここで女の子が自分から、
「熱くないですか?」と聞いてきてくれたのは、嬉しかったですねえ。
荒野に一点の灯を見る思いでした。

で、洗髪後に髪の毛を良く拭いてくれないので、
立ち上がったらタラタラ水がたれてきました。
大急ぎで自分で拭いていると、
「どんな髪型にしましょうか?」
「ええと、スタイルブックはありますか」
このスタイルブック、という言い方があれだったのかどうなのか、
彼女が持ってきてくれた本は思い切ってモダンな感じでした。
超おしゃれというか、
この本の中のモデルさんたちは
髪の毛が半分白で半分はピンクで、ピンクの方だけ上に尖ってるとか。
左右の長さが違うとか、
シャギーがきつく入っていて、ギザギザになっているおかっぱ頭とか。
先鋭すぎて、ページを繰っても繰っても、
「これだったら」という髪型が一つも出ていないわけなのです。
そんなに大層な髪型にしたいわけじゃなくて、
ただ普通のショートカットであればそれでいいんですけどねえ。
悩んだ挙句、一番無難なのを指差しました。
ショートボブなんですけど、ただ前髪が左から右にむかってだんだん長くなってゆくのです。
ストーンローゼスのジョン・スクワイヤが昔こんな髪型だったと思うけど。

この写真は前髪が何だかエキセントリックですけど、
私はご覧の通りごくごく普通の地味な人間なので、
こんなにエキセントリックにしなくてもいいのはわかりますよね?

という意味をこめて、
「オーケー?」と聞いたら、
「オーケー」と答えたので、

それじゃあ、あとはプロにまかせるよ。

という意味で

「ドス、アウシュブリーフト(それじゃどうぞ)」といいました。

目の前にいる人たちを信じていければさ
どんなに素敵だろう
目の前にいる人たちに裏切られるなんて
心配してたら何にも出来なくなっちゃうよ
僕は僕のことする~ yeah
あとは頼むよ     

(トモフスキーの名曲) 
  

そんなBGMが頭の中で鳴り響く中、
彼女の仕事はごく手早かったです。
15分くらい?
とにかくムチャクチャ早かったですね。
出来上がりはやっぱり右から左に向かって長くなってました。
左のボリュームが右の2倍くらいあるのです!
おしゃれなんですけど、
私じしんが全然おしゃれじゃないので、
なんかおかしな具合になっていましたね。
むしろ童顔具合に拍車がかかって、
粋がってる子供みたいに見えまして、
自分で笑っちゃいました。もう30なのに。

「ありがとう、とても気に入ったわ」
お礼を言って、24ユーロ支払って出てきました。
まあ、安いですよね。
いずれにせよ、前の髪型よりは格段に良くなりました。

彼氏はいつもフランス人の理髪師の自宅で切ってもらうそうですが、
そのときは15ユーロだそうです。
そのフランス人はでも、毎回ものすごく長くしゃべって、
1時間くらいかけるんだって。
そのフランス人は男性専門だそうですが、
私もその人のところに行きたいな。

家で鏡を見ながら前髪を同じ長さに切り揃えつつ、
そんなことをぼんやり考えたりしました。

私のオランダ語教室のクラスメートの中国人、カイリは、
アジア人の髪はアジア人のところで切ってもらった方がいいのよ、
と言います。
こっちの人はアジア人の強くてまっすぐな毛のカットの仕方を知らないからって。
そういえば私の家の近くには中国通りがあって、
中国人の美容室があるのです。
今度カイリに紹介してもらおうかなー。

石鹸

2年ほど前に、試供品の資生堂のファンデーションをつけてみたら、
相性が悪かったらしく、
顔中にニキビが出来てしまったことがありました。
もともと肌のトラブルはそんなにないほうなので、
まあそのうち治るだろうと放っておいたら、
みるみるうちに顔中に広がって、
「まあっ。汚い顔ねえっ」と母に言われてしまうくらいになりました。
それで心配になって皮膚科に行ったら、
お薬と一緒に、石鹸の試供品を頂いたのです。
調剤薬局で売っている石鹸なのですけど、
この石鹸がよくってねえ。
今に至るまでその石鹸を買い続けています。

Comtesse(コンテス)というメーカーのスキンケアソープなのですが、
これは超優秀な石鹸ですよ。
肌がツルツルになるし、ニキビは出ないし。
普通の化粧品メーカーの化粧石鹸が1500円前後するのに比べて、
この石鹸は50gで600円。
普通に朝と夜使っているだけならば、これだけで半年はもちます。
私はこの2年間こればかり使っているし、
オランダに来るときも6つほどまとめ買いして持ってきました。

ただ、この50gで半年もつ石鹸が、
使い続けて1年半ほど経った頃から、
みるみるうちに小さくなるようになったのです。
ふた月で1つの石鹸を使い切るくらい。
私はあとの使い心地と倹約のために、
顔を洗ったあとには水をよく切ってから石鹸入れの中に置くのですが、
これがいつでも濡れて、フニャフニャになるようになりました。
フニャフニャになると破片がちぎれたりして、
それで消耗がまた激しくなるのです。

それとともにの顔がなんだかツルツルして、
清潔そうになってきたのですよね。
ニキビも減少しましたし。
透明感すら出てきました。
曰く、

「最近、ニキビなくなってきたでしょ。
 いい石鹸見つけたんだ。洗面所で。


こ、この野郎・・・。

ただねえ、私は弟に、
「私のものを使わないで」とかあまり強く言えないのです。
弟は物欲とか所有欲があまりなくて、
私が「貸して」というと、ほぼ必ず貸してくれるし、
「ちょうだい」といっても大抵あっさりくれるんですよね。
まあ、弟が持ってる物なんてどうでもいいものばかりな訳ですが
そういう相手に、自分だけ「使わないで」とか、
なかなか言いにくくてねえ。
「つ・・使うんだったら水を切ってよっ」
と渋面を押し殺したわけなのです。

幸いその後オランダに渡ることになりまして、
この弟は振り切ったわけですが、
最近、やはり気がつくと、
使ってもないのにこの石鹸が濡れているんですよねえ。
で、やはりすごいスピードで磨耗していくわけなのですよ。
まだ5つも残っているとはいえ、日本でしか手に入らない代物ですし、
石鹸を片手に沈思黙考。

現在は二人暮らしですから、犯人はおのずと決っているわけです。
まあ、私の彼氏のオランダ人ですよね。
ただこのオランダ人は、顔を洗わないのですよ。
彼が顔を洗っているところを見たことがないのです。
朝はシャワーを浴びるだけ。夜は歯を磨くだけ。
手を洗うといったってねえ。
なんでこんなに早く石鹸が減っていくんだろう?

は!
・・・もしかして、この石鹸であの巨体を洗っているのでは・・・?
ヤメテヨーーーーッツ!!!

憤然として彼氏を問い詰めると、
「うん。
 いい石鹸見つけたんだ。風呂場で。


との事でした。
そういえば、最近の彼氏は何だか全体的にツルツル光っていますよ!

こ、この野郎・・・。

ただ、私は現在職ナシで、彼に養ってもらっているわけなので、
やはりここでも強いことは言えず。

「か、・・・顔くらいだったら洗ってもいいけど・・・」
とここでもやはり渋面を押し殺したのでした。

弟にしてもこのオランダ人にしても、
物や自分の外見にさほど頓着せず、
ケア用品を買うときにはいつも一番安いものを買う人種というのは、
(まあ大抵男性ですが)
物の価値がわかっていないだけに、
使うとなると非常に大胆な使い方をするんですよね。
しかもやっぱり良い物は大好き。
共有部分に私物を置いとくと、危なくて仕方ない
私の石鹸の運命やいかに!

それにしてもコンテス石鹸はお勧めです。
本当に。

大人の女

今日の夜はオランダ人が帰ってこないのです!
彼、今日は実家の近くのチェスクラブで公式試合があって、
夜遅くなってしまうので実家に泊まるそうです。

その話を聞いたとき、
「ええー。それじゃあ、夜ひとりになってしまうの?
 怖いし寂しいわ・・・」
とか一応言ってみたものの、心の中では

ニヤリ。

へへへ、久々に神様が自由を我が手にくださいました。
やつが帰ってこないとすれば、
今夜はなんでもやりたい放題ではありませんか。
寝転がって本読んで、
ポテトチップスやアイスクリームを好きなだけ食べて、
ワインをガブガブ飲んで酔っ払って、
ネットで好きなだけチェスやって、
・・・・でもこんなこと彼氏がいてもやってるけど。
結構彼は放任主義者なので、普段からやりたい放題。へへへ。

でも、ひとり遊びが子供の頃から好きだった私としては、
今夜はやっぱり、自由の息吹が感じられる特別な夜です。

学校の帰りに、
いつもは行かない高いスーパーAH(アルバート・ハイン)に寄って、
ちょっと高めのワインと好物ばかりを購入しました。
極楽に向かって準備、準備。

ところがね。
レジに座っているおばちゃんが、
私のワインを手にとって、じろりとこちらを眺めると、

「すみませんが、16歳以上ですか?」

・・・・・。
!!!

まあ、昔から若く見られるほうではあるんですけどね。
16歳はないでしょう。16歳じゃないですよ。どう考えたって。
まあ、学校帰りでリュックサック背負ってますけどねえ・・・。
ぬう・・・・・・。

ただ、今日は学校でちょうど、
「あなたはいくつですか?」というエクササイズをやったばかりでした。
さっそくオランダ語をオランダ人に使うチャンス到来です。
たんに「はい」と言えばいいものを、
教科書どおりに、

「イク ベン デルタッハ ヤール(私は30歳です)!」

と言ってみました(笑)。
ところが、30、という数字を口にした途端、

あれ、今わたし13(デルティン)って言わなかった?

という気がしてきました。
いくらなんでも13歳はないよ、さば読んでどうすんのと焦り、
言い直したり、つっかえたりどもったりしているうちに、
訳がわからなくなってしまいました。
おばちゃんが「?」という顔でこちらを見つめているのも私の焦りを加速させ、
結局
「ア、ア、アイ アム ノット 16!オーヴァー!オーヴァー!
とかバカみたいに叫んで赤くなったのでした。

ああ、恥ずかしい。
これも彼氏がいないのを喜んだ天罰かしら。

それにしても、16歳ですって。
前はロシアで14歳といわれたこともあります。
顔立ちですかねえ。
私のクラスにアイルランド人の女の子がいて、
彼女も化粧ッ気はないし、ジーパンにジャンパー、リュックを背負って、
まあ今日の私と同じような格好をしているわけですが、
彼女は絶対に16歳ですか?とは聞かれないと思うんですよね。
背は低いんですよ。私より2,3センチ高いくらい。

何が違うんだろう?
顔立ち?顔つき?

クラスには46歳のキューバ人の女の人がいて、
この人は大人っぽくて素敵です。
はじめて見たときには女装した男性がいるのかと思ったものですが、
知り合えば知り合うほど、
仕草や着ているものが、味があっていいんですよねえ。
しゃがれた声も優雅ですよ。
ブエナビスタって感じ。
キャッツで言えばブエナビスタキャット。
意味わからないけど。
大人の女性とはああいうのを言うのだろうか・・・。


マイナー言語

オランダ語教室に通い始めて、
毎日「」となりながらも一生懸命なわけですが。

ロシア語を勉強していたときは、
ロシア語というのはマイナー言語だと思っていたのですが、
オランダ語を始めてみると、
どうやらロシア語は全然マイナー言語じゃありませんね。
もちろんロシア語の仕事の需要はほとんどなくて、
ビジネス言語にはなりえないので、
そういう資本主義的な意味ではマイナーかもしれませんが、
しかし一旦勉強しようと思って本屋に行けば、
ロシア語関係の本ってムチャクチャたくさんあるんですよね。

辞書だって、岩波も研究社も三省堂も、
露和も和露も携帯版の小さいのも自宅用のばかでかいのもあるわけです。
研究書・参考書・教科書・文法書も数知れず。

やはり、若者がみんなドストエフスキーを読んだ時代の、
熱気の知的遺産といったようなものが、
ロシア語にはちゃんとあるんですよね。
その分野における偉い先生も数知れず。
優秀な通訳・翻訳家も数知れず。

何気なく
「ロシア語なんて本当にマイナーな言語だから、辞書が高くてさー」
とか言っていた自分が恥ずかしいです。
高いなんて何さ!
ないより全然マシじゃない。

そう。オランダ語には辞書がないのです。
あ、蘭和はあるのですが、和蘭がないのです。
蘭和も、講談社から出ているのが唯一のものなので、
使いにくくても他に選択肢がありません。
実際この講談社のオランダ語辞典は使いにくくてねえ!
初心者には訳わかめですよ(古い)。
出ていない言葉もすごく多いし、
変化していたりすると、
その形からインフィニティブがわからない時には
もう見つからないし。
辞書大好きな私にはかなりつらい状況です。

辞書なんてあって当然と思ってますけど、
やっぱりあれらは、先人たちの偉大な努力の積み重ねなんですよね。
東郷先生、どうもありがとう。
研究者の露和、いつも使ってます。

幸い、私の彼氏はロシア語学習者だったので、
露蘭辞典も蘭露辞典もどちらも家にありました。
蘭露辞典(オランダ語でひくやつ)は日本の蘭和辞典より全然充実していて、
使いやすいですね。
今の時点ではそんなに言葉のニュアンスなどは重要ではないので、
オランダ語の意味がわからないときは、
蘭露を参照したほうがよっぽど早いです。
初心者向き。
だけど重くて、学校には持っていけないんですよねー。

今日は学校で、トイレに入ったら、
洗面台のところをアラブ系の女の子2人が占領していました。
アラブ系というより、コギャル系?というか、ビッチ系?
今こういう少女たちをなんと名付けるか知りませんが、
とにかく化粧の濃い、格好の派手な、今風のアラブ系の少女たちがおりました。
でもオランダ語はネイティブみたいだったので、
多分3世・4世くらいですかね。
で、私がトイレに入ると、何か私に言うのですよ。
「マフ イク U#E'&$R&$#E'$?」
意味がわからないので、
「ワット?」
と聞き返すと、もう一度オランダ語でわあっといわれたので、
「すみません、英語で言ってもらえますか?」と英語で言ったら、
耳をつんざくばかりの大声で笑い出し、
「ブラブラブラ~ブラブラ~」と言って、向こうを向いてしまいました。
あとは何を言ってもシカトして、くるりと向こうを向いて
「ブラブラ~」といって笑うばかり。

ブラブラってなんじゃーい!
この野郎・・・。
この・・・この・・・

アラビッチめ!

すっかり萎縮してトイレを出ましたよ。
はやくオランダ語を話せるようにならなくちゃ!

オランダ語教室

3日前の月曜日から、ついに始まりましたよ、
オランダ語教室が!
ウラアアアアアア!
ドキドキドキ・・・・

先生はニコラといって、おかっぱ頭の中年女性。
背が高く、恰幅が良く、がらがら声で、
ちょっとゲイが女装しているみたいなお化粧をしています。
今日は彼女、背広を着てネクタイを締めていました。

・・・・・。
うーん。自由な国だなあ!

クラスの人数は結構多くて、10人くらい。
ロシアのプーシキン大学のクラスが大体いつも4-5人だったことを考えると、
大分多い感じがします。
みんな別々の国出身で、
インド人、アイルランド人、スペイン人、フランス人、フランス系のアラブ人、モロッコ人、キューバ人、中国人、トルコ人、パキスタン人、など、など。
ロシア語が話せる人がいなくて残念!

トルコ人の女の人は妊娠中で、もう8ヶ月だそうです。
ていうか、再来月には生まれちゃうじゃありませんか!
オランダ語どころの話じゃありません。
まあ、彼女にしてもオランダ語どころの話ではないようで、
授業中はいつも夢見がちにぽかんとしています。
そりゃそうだよね。
私が彼女の立場でも、夢見がちにぽかんとしちゃうと思います。

それにしても、初心者の語学のクラスの先生ってすごく大変ですよね。
時々英語も使ってくれますけど、基本的に説明は全部オランダ語だから、
一生懸命ゼスチャーを交えて説明するニコラの顔を、
クラス全員がぽかんと黒い穴の空いたような瞳で見つめ、
最終的にニコラが英語を使い出すとはじめて、
「ああー。なるほどー」みたいな。
30才前後の赤ちゃんがたくさんいる状態、というか。

私のクラスは「大卒以上の教育を受けたオランダ語初心者」のクラスということで、
平均年齢は大分高めです。
で、みんな顔は知的なのに、なんだかみんなぽかんとしていて、
「え?え?」「やーやー」「・・・。」の繰り返しばっかり。
みんなバカみたいで面白いです。








IKEA NL

一月ほど前のことですが。
寝室の明かりが切れたので、
電球を替えようと思って彼氏のベッドの上に上がったら、
背が低いのでランプまでどうにも手が届かなくて。
どうせだったら傍で見ていた彼氏を笑わそうと思って、
パチェムゥ!と奇声をあげて飛び上がったら、

すんっメリッべきべき!!

という巨大な音がして、
底が抜けてしまったのです。
もう、心臓が口から飛び出るかと思いましたよ。
あー、怖かった。
彼氏は笑うかわりに、不機嫌になりました。
どうしてそういうことをするの・・・?
といったなり、
普段から自分の殻に閉じこもりがちな彼が、
またもやサッと心を閉ざしたのがわかりましたね。

くそう、彼氏のベッドめ!!!

心の中で舌打ちひとつ。

彼のベッドは、
15年ほど前にディック(彼氏のお父さん)がハンドメイドでつくったものだそうです。
脚が一本折れていて、その代わりに古い本が積んであったりするし、
相当古く、イカレタ代物なので、前々からちょっと怪しかったのですよね。
ガタガタになって、歯が抜けたみたいになっていた底板の、
まだ抜けていなかった一枚が折れてしまったのでした。
ただ、その折れた一枚を取り払えば普通に寝ていられるようだったし、
彼氏の方でも別に文句を言わずに寝ていたので、
今までそのまま放っておいたのでした。

ところで、そうこうしているうちに、
今度は椅子が壊れてしまいまして。
もともと、まともな椅子が家じゅうで3脚しかなかったのですが、
そのうちの1脚の背の部分が落ちてしまい、
どうにも座っていられなくなってしまったのです。
2人しか住んでいない家なんだから、
椅子が2脚あればそれでいいじゃないかと思われるかもしれませんが、
それはそういうものではないのですね。

食堂に2脚。
自分たちの部屋にそれぞれ1脚づつ。

これは、パソコンに向かっている時間が長い人種にとっては必要不可欠なのです。
それが今では椅子が全部で2脚しかないので、
彼氏は椅子を持って食堂と自分の部屋を往復しているし、
私は椅子を持って往復するのがイヤなので、
食堂を自分の部屋代わりにしている状態です。
あー・・・不自由。

というわけで、休みの日は思い切り自分の殻に閉じこもっていたい彼を説得して、
先週の土曜日、最寄りのIKEAに椅子を買いに行ったのです。

http://www.ikea.com/ms/nl_NL/local_home/barendrecht.html

オランダのIKEAは大人気。
土曜日だったからか、IKEAの前では車が行列をなしていました。
車を持っていない貧乏カップルの私たちは、
徒歩でその横を余裕スルー。
いやあ、貧乏もいいもんですよ。
空気も汚しませんし、貴重な石油も浪費しませんし。
「日本ではね、『IKEA渋滞』という言葉が生まれたくらいなのよ」
話す私を尻目に、彼氏は早足でどんどん進みました。
寒かったらしい。

IKEAはやっぱり、すごく安いですね。
よその家具屋も覗いてみたのですが、
そこでは一番安い椅子が99ユーロ。
IKEAの一番安い椅子って19ユーロですからね!

19ユーロの椅子はステイファン(彼の3番目の弟と同じ名前)というのですが、
私がステイファンのあまりの安さに魅入られたようになって、
「これ買おう!!!」と言い出すと、
彼氏はそんな安い椅子は絶対いやだと拒否しました。
でもあの時は私、ステイファンに夢中でしたから、
「いや!絶対にステイファンがいいよ!!
しかも赤いステイファンが最高でしょう!」

とばかな頑張りかたをしたのです。
意見は決裂したままなかなか一致をみず、
結局ちょっと時間を置いて、
他の売り場をひやかしながら検討しようということになりました。

そして寝具売り場のほうへぶらぶら足を運んだところ、
突然彼が興奮した声で、
「こ、これがいい!これを買おうよ!」
とぐいっと私の手をひっぱりました。
何かと思えば、
目に飛び込んできたのは、長さ220センチの巨大ベッド

私の彼は身長が192センチあるのですが、
ディックの作ってくれたベッドは180センチしか長さがなく、
身体を折りたたむようにして寝ているので、
時々背中が痛んでつらい時があったらしいのです。
それに横幅もないので、冬場など足が露出してしまい冷えたり、なんだり・・・
その彼の眼に、220センチの巨大ベッドはまるで夢の国のように映ったことでしょう。
220センチ×180センチ。
おお・・・ダブルベッドですか。いいじゃない。いいじゃない。
値段はというと・・・180ユーロ

・・・や、安い・・・。

素材がチープな感じであることは確かだけれど、
これだけ安ければ全然納得でしょう!
ステイファンも圧倒するリーズナブル感に私はたちまち夢中になって、
「買おう!買おう!」と子供のように叫びましたね。
ちょうどベッドも壊れかかっていたしね。

ところがここから、IKEAの狡猾な作戦が始まるのです。
ベッドの脇の説明書きを読み始めた彼氏は、
「よし、マットレスだ」と立ち上がりました。
「え、マットレス・・・?」
「そうだよ、180ユーロというのは、ベッド枠だけの値段だからね」

というわけで、マットレス売り場に行きますと、
安いのから高いのまで、色々なマットレスがありました。
ただ、私たちの場合は220×180という普通じゃないサイズだったので、
迷う必要はそれほどありませんでした。
だって、ふたつのメーカーしか取り扱っていないんだもの。
しかも、値段も特別料金。
220×160までならサイズもあったのですが、
220×180みたいな大きいのはないよってことで、
220×90を2つ購入。
1つ239ユーロ。
ふたつで478ユーロ

・・・・え?そんなに高いの・・・?

ひとつ99ユーロのマットレスを指差して、
これにしようよと必死で説得したものの、
彼はマットレスは一番高いのが欲しいと言い張るのです。
いわく、
「マットレスというのは、ベッドの中で一番大事なんだ。
 悪いマットレスで寝れば背中が痛むし、健康にも影響がある。
 マットレスは10年くらい使うんだから、
 最上のものを買うべきだよ」

・・・この間まで底の抜けたベッドに平気で寝ていた奴が、
何を抜かしやがる(心の声)。

次に彼が向かったのは、底板売り場
底板ですよ?
それはベッドの一部じゃないんですか?
彼氏のテンションはどんどん上がっていきましたが、
私のは急速に下がっていきましたね。
底板180×90がふたつ=55ユーロ×2=110ユーロ

ダブルベッドなのに、マットレスが二つだと境界線が出来てしまって、
ダブルベッドの意味がないからということで、
マットレスの上にひく巨大敷布団が170ユーロ

そして、その敷布団のサイズのシーツが23ユーロ×2組=46ユーロ
すっかり有頂天の彼が掛け布団や枕も新調しようと言い出した頃には、
私の頭はすっかりクラクラしていました。
もうかれこれ1000ユーロになるんじゃありませんか?
180ユーロのはずだったのに?
そう彼に訴えると、
「当たり前だろ!こんなに大きいベッドだぜ?」という返事。
全然当たり前じゃないよ・・・
IKEAの癖に!

すべてを買い終わる頃にはもうフラフラになりました。
買い物ってエネルギーがいりますねえ。
ベッドがくるのは11月20日だそうで、
きたら自分で組み立てなくちゃいけないのかあ、なんて考えていたら、
帰りのバスのなかでぐっすり眠り込んでしまい、
乗り継いだ地下鉄の中でも夢見心地。
外にでるともう真っ暗で、しんとした寒さに目が覚めました。
夜のロッテルダムの、我が家の界隈は、あいかわらず怖い。
まあ男の人と一緒なので、一人のときより全然マシですけれど。
無事にたどり着いて、我が家のドアを開けたら、
ほっと肩から力が抜けました。
そうして、
今日はお疲れ様でした、あったかいお茶でも飲もうか、
という話になって、

・・・・・・・あ!
い、椅子がナイヨッ!!!!!

・・・まあ、ベッドが買えてよかったけどね。

ディック

今日も、オランダ特有のムラのある変なお天気。
バラバラと雹が振ってきたと思えば陽が指し、
にわかに曇ってきたと思えば次の瞬間に豪雨。
そしてまたあっという間に明るくなる。

一体アナタハ、ドウシタイノデスカ。

神様に問いかける日々です。

今日は10時半に彼氏のお父さんが迎えに来て、
社会保障番号をもらうために、ふたりでどこかのお役所へ向かいました。
彼氏のお父さんはディックというのですが、
私はこの人が大好き。
多分世界中のおじいさんのなかで一番好きかもしれません。
誰でもみんな両想い(トモフスキー)といいますから、
向こうも多分私が大好きですよ。
ていうか、そんな気がします。
ディックは私に会いに来る時は、いつでも花束を持ってきてくれるのです。
そして、オランダ式に3回ちゅっちゅっちゅと頬にキスしてくれるのです。
ロシア式も3回ですけど。

彼氏のお母さんはヤニーと言って、
ディックより13歳ほど年下です。
若い頃の写真を見ると、リアルで美人。
映画女優みたいな美貌です。
女性はみんな、たいした事ない人のことも
「結構かわいいよ」と評したりするものですが、
そんな話じゃないですから。
本当の美人ですから。

ディックは小柄だし、外見的には冴えませんけど、
なんでうら若き美貌のヤニーがディックと結婚しちゃったのかなって、
判る気はしますね。
私でも結婚しちゃったと思うもの!
ディックはねえ。
ベリー・プリティ。
本当に。

で、ふたりで社会保障番号を取りに行ったわけですけど、
結局もらえませんでした。
なんか、居住証明書(住民票?)みたいなのがなくてはいけないんですって。
ロッテルダムから以前、ロッテルダムに住んでいいよ、という紙は貰っていたのですが、
それとは別に、実際に住んでいるよ、という紙が必要らしいです。

それで家に帰ってきたら、小包が届いていました。
家から船便で送ったチェーホフ全集が!
ラッキー。

暴風雨

昨日の夜はロッテルダムは暴風雨で、
風がごうごう唸っては窓をドッスンドッスン揺らすので、
安普請の我が家がどうかなってしまうのではないかと思いました。
オランダ名物・風車は、昨日の夜はさぞかしグルグル廻りまくっただろうなと思います。

うってかわって今日はいい天気。
といっても、微妙に日がさしている程度ですが・・・
こちらは、いつもちょっと天気が悪いのです。
お天気雨が突然降ってくるので、洗濯物を外に干したことがありません。
子供の頃、私の母が、
「洗濯物は太陽で乾かすと消毒になるし、ビタミンCが・・・。」
みたいな話をしたので、私は今でも洗濯物は太陽乾燥信仰があるのですが、
こんな調子じゃ無理ですね。
そういえば、ビタミンCがってどういう意味だったんだろう?
それとも私が何かを誤解して受け取っているだけなのでしょうか?
幼い記憶の光景のなかで、
ベランダに座って、確かに「ビタミン」という言葉を聞いたと思うのですが。
まあ、わりとどうでもいい記憶ですけどね。
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