
言葉もない
オランダについてから、一週間がたちました。
みなさん、私は元気です。
ていうか、暇です。
私を養うために、毎日健気に仕事に向かうオランダ人を横目に見ながら、
食っちゃ寝、食っちゃ寝の日々。
ロッテルダムは今朝、濃い霧でした。
窓の外がもやもやと真っ白に曇って、
窓の外に何も見えなかったので、
オランダ人を送り出した後、また寝ちゃった。
そのくらいうたたねの日々です。
しあわせだなあ・・・・
一昨日くらいに、偶然彼氏のCDコレクションの中から、
netslovというロシアのバンドのCDを見つけて、
そのなかの33-3/1という曲が
すっかり気に入ったものだから、
チェスをやりながらそればかり何度も何度も聞いています。
http://www.zvuki.ru/T/P/30913/28/1
ここで試聴ができます。
netslovというのは、「無言」とか、「言葉もない」みたいな意味です。
面白いグループ名ですよね。
で、名曲「33-3/1」ですが、
皆さんにこの曲を深く味わってもらおうと、訳してみました。
まあ、そのくらい暇だってことなんですけどね。
ぜひ試聴してみてほしいですね。
あ、オベリウで買えるかもしれませんよ。
http://www2.tokai.or.jp/oberiu/
netslov - 33 3/1
おれたちは黙って 黙っていた こんなにも長く
- おれたちの横を川が流れた
おれたちは立ち尽くし 音に耳をすませた
- 音は遠くから聞こえた
幾年も 1隻の船もなく 一人の釣り人もいない
ただ黒く 冷たい水、 水は深かった
33と3分の1- 天空の嵐の目のなか
人生の時間はぐるぐると流れる ー これは見ものだ
33と3分の1-ひっきりなしに電話番号も変わる
愛した人の顔さえ 記憶から薄れてゆく
- それを惜しむのは愚かなことなんだろう
33と3分の1-1段目は役目を終えて燃えた
もう地上ではなく だけどまだ空じゃない
- 33と3分の1
目を閉じた、 1秒前、 そのとき俺は8つか9つ
誰もが3時間ごとにギターを弾いたし
どの部屋にも詩人が住んでいたもんだ
おれたちは黙って 黙っていた かくも長く
- おれたちの横を川が流れた
おれたちは立ち尽くし 音に耳をすませた
- 音は遠くから聞こえた
幾年も 1隻の船もなく 一人の釣り人もいない
ただ黒く 冷たい水、 水は深かった
3分の1と33年は 豪華なフライトみたいに進む
やつらと一緒なのは誰だ、おれじゃないだろうな?
写真があまりにもはっきりしなくて
33と3分の1 -そうだね、足も気にせず走ってきた
落ちたやつもいるし 果たせなかったやつもいる
旋回したかったのに 焼けてしまったわけだ
おれたちは黙って 黙っていた もうずっと
- おれたちの横を川が流れた
おれたちは立ち尽くし 音に耳をすませた
- 音は遠くから聞こえた
幾年も 1隻の船もなく 一人の釣り人もいない
ただ黒く 冷たい水、 水は深かった
この曲ねえ、音楽的にはヒップホップなんですよ。
多分。レビューにそう書いてありましたし。
だけど、妙に重いでしょう?
歌も、ヒップホップなのに、どこまでも「ロシアの歌」なのですよ。
これが民族の重さというべきか!
ヒップホップというスタイルを採用しながらも、
ヒップにもホップにもなっていないのです。
妙にリズミカルだなと思ったら、あ、これヒップホップだ!みたいな。
すぐにはわからないんですよね。
音楽がスタイルに従属していないわけです。
すばらしい。
声もまた、渋いしねえー。
いや、かっこいいですよ。
お勧めですね。
・・・さて。また寝ようかな。
みなさん、私は元気です。
ていうか、暇です。
私を養うために、毎日健気に仕事に向かうオランダ人を横目に見ながら、
食っちゃ寝、食っちゃ寝の日々。
ロッテルダムは今朝、濃い霧でした。
窓の外がもやもやと真っ白に曇って、
窓の外に何も見えなかったので、
オランダ人を送り出した後、また寝ちゃった。
そのくらいうたたねの日々です。
しあわせだなあ・・・・
一昨日くらいに、偶然彼氏のCDコレクションの中から、
netslovというロシアのバンドのCDを見つけて、
そのなかの33-3/1という曲が
すっかり気に入ったものだから、
チェスをやりながらそればかり何度も何度も聞いています。
http://www.zvuki.ru/T/P/30913/28/1
ここで試聴ができます。
netslovというのは、「無言」とか、「言葉もない」みたいな意味です。
面白いグループ名ですよね。
で、名曲「33-3/1」ですが、
皆さんにこの曲を深く味わってもらおうと、訳してみました。
まあ、そのくらい暇だってことなんですけどね。
ぜひ試聴してみてほしいですね。
あ、オベリウで買えるかもしれませんよ。
http://www2.tokai.or.jp/oberiu/
netslov - 33 3/1
おれたちは黙って 黙っていた こんなにも長く
- おれたちの横を川が流れた
おれたちは立ち尽くし 音に耳をすませた
- 音は遠くから聞こえた
幾年も 1隻の船もなく 一人の釣り人もいない
ただ黒く 冷たい水、 水は深かった
33と3分の1- 天空の嵐の目のなか
人生の時間はぐるぐると流れる ー これは見ものだ
33と3分の1-ひっきりなしに電話番号も変わる
愛した人の顔さえ 記憶から薄れてゆく
- それを惜しむのは愚かなことなんだろう
33と3分の1-1段目は役目を終えて燃えた
もう地上ではなく だけどまだ空じゃない
- 33と3分の1
目を閉じた、 1秒前、 そのとき俺は8つか9つ
誰もが3時間ごとにギターを弾いたし
どの部屋にも詩人が住んでいたもんだ
おれたちは黙って 黙っていた かくも長く
- おれたちの横を川が流れた
おれたちは立ち尽くし 音に耳をすませた
- 音は遠くから聞こえた
幾年も 1隻の船もなく 一人の釣り人もいない
ただ黒く 冷たい水、 水は深かった
3分の1と33年は 豪華なフライトみたいに進む
やつらと一緒なのは誰だ、おれじゃないだろうな?
写真があまりにもはっきりしなくて
33と3分の1 -そうだね、足も気にせず走ってきた
落ちたやつもいるし 果たせなかったやつもいる
旋回したかったのに 焼けてしまったわけだ
おれたちは黙って 黙っていた もうずっと
- おれたちの横を川が流れた
おれたちは立ち尽くし 音に耳をすませた
- 音は遠くから聞こえた
幾年も 1隻の船もなく 一人の釣り人もいない
ただ黒く 冷たい水、 水は深かった
この曲ねえ、音楽的にはヒップホップなんですよ。
多分。レビューにそう書いてありましたし。
だけど、妙に重いでしょう?
歌も、ヒップホップなのに、どこまでも「ロシアの歌」なのですよ。
これが民族の重さというべきか!
ヒップホップというスタイルを採用しながらも、
ヒップにもホップにもなっていないのです。
妙にリズミカルだなと思ったら、あ、これヒップホップだ!みたいな。
すぐにはわからないんですよね。
音楽がスタイルに従属していないわけです。
すばらしい。
声もまた、渋いしねえー。
いや、かっこいいですよ。
お勧めですね。
・・・さて。また寝ようかな。
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