弟の卒論

私には6歳年下の弟がいるんですけど。
今年、大学をようやっと卒業するんですよね。

昨日はその卒業論文の最終面接でした。
評価はAマイナスですって。
スバラシイッ

ものすごい個人的な話題で恐縮ですが、
あの子がねえ・・・
この間まで、論文が書き上げられるかわからなくて、
本気で「留年したらどうするか」というテーマで
話し込んだりしていたんですよ。
しみじみ、嬉しいというか、感慨深いです。

それにしても、
6歳年下の弟が大学卒業するという事実に驚愕。
すごいなあ!
年月が過ぎ去るのはロケットよりも速いですよ。

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Horiemon

私の彼氏は現在オランダ在住のオランダ人なのですが、
昨日ICCのチャットで話していたら、
この人が突然、

「タカフミ・ホリエについてどう思う?」

と言いました。

「へえ、事件のこと、オランダの新聞にも出てるんだ?」と聞くと、
「もちろんさ。タカフミ・ホリエ。ホリエモン

うおおおおお!
海外プレスで、あだ名まで報道されてるよ!

「人の心は金で買える」
とか、そういう発言も報道されているのかな。

私はこの発言、
なかなかクールでよろしいなあと思っていたんですけどね。
本当に買えてきたから言っていたんでしょうし。
経験則から出た、ある程度本当のことならば、
言わないほうが利口だけど、
言ったからって悪いということはないですよ。

今、そういう発言についてものすごいバッシングがありますけど、
金で心を売りそうな人ほど、この言葉に反応していますよね。
多分堀江氏に金がなくなったからだと思います。
今はもう彼らの心は買えないわけなので・・・。
某テレビ局の人とか、政界の人とか、
今の社会の価値観をつくってきた人達が、
「人の心も金で買えると放言してきたツケが・・・」
とかいっていると、ちょっと笑っちゃいますよね。
あんた達はどうなのよう!

もっとも、私は個人投資家でもないし、
吉川ひなのでもないので、
堀江氏がどうなろうと、知ったこっちゃないのですが。

メイド喫茶メイド連れ去り未遂事件

メード喫茶から女性店員連れ去る 無職男を現行犯逮捕朝日新聞 2006年01月27日20時04分

 東京・JR秋葉原駅そばにある「メード喫茶」から店員の女性を連れ去ったとして、警視庁は26日、住所不定、無職中村充容疑者(28)をわいせつ目的誘拐の疑いで現行犯逮捕した。「わいせつ行為をしようと思った」などと容疑を認めているという。

 上野署の調べでは、中村容疑者は同日午後10時10分ごろ、東京都台東区上野5丁目のメード喫茶に侵入。閉店し、帰宅しようとしていたアルバイト店員の女性(27)に持ってきたキリを突きつけ、「騒がなければ危害は加えない」などと脅迫。この女性に、別の店員(24)を粘着テープで縛らせて置き去りにし、女性を店外に連れ出した疑い。

 メード喫茶は、女性店員が西洋風のお手伝いさんの姿で接客する。中村容疑者は「体にちょっかい出すけど、静かにしていれば刺さない」などと言って女性の腹部にキリをあてながら歩いていたところ、巡回中のパトカーに見つかり逃走したが取り押さえられた。女性にけがはなかった。


ははははははは。

こ、このオタク、
そのまんまですね!!!

空気が読めなかったんだろうなあ。
メイド喫茶のメイドさんは金儲けをしているだけであって、
本当に「メイドさん」な訳ではないということが、
どうにも判りかねたのでしょうか。

ラブレターをもらって、
呼び出されて体育館の裏まで行ったら、
不良が待っていて金を取られたとか、
オタク側にとってはそういう裏切りですよね。これは。

・・・よく考えてみると切ない。

ここで一句。

おかしくてやがて哀しいオタクかな




一夫多妻男

今日、テレビのワイドショーでは、
盛んに11人の女性と同棲していた男性について報道しています。
私、ずっと観ていたんですけど、
なんでこんなに大騒ぎしているんだろう??
この人の何がそんなに悪いのか、
全然判りません。


まあ容疑は脅迫だそうですけど、
一緒に住んでいた女の人達、
それにしてはなんだか幸せそうなんですよね。
容疑者男性はスキンヘッドでヤク中の松平健みたいな、
すごい顔立ちをしてますけど、しゃべると意外に感じが良いですし。

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もちろん、一般の常識からは外れてますけど、
孤独で誰も信じられない女の人が集まって、
仲良くやっていけてるならば、それはそれで放っておけばいいのに。

私は基本的に一人でいるのが好きなので、
男一人に女大勢の合宿住まいなんて考えるだけでもイヤですけど、
そうじゃなくて孤独のほうが嫌いな人もいるということは、
わかります。
自分の感覚を基準にして、他者を図って、
「一夫多妻の闇」とか「この密室で何が行われていたのか??」
とか騒ぎ立てるのって、どうかしら。
やっと自分の居場所を見つけた人達から、
いたずらにまたその合宿所を取り上げて、
代わりのものは与えてやらないわけだから。

女の人達からは、ひと月8万円だか10万円だかを取り上げていた、
という話ですけど、
13人全員が働いているわけじゃないでしょうし、
赤ん坊もいることですし、
あれが「家族」としての共同生活だとすれば、
働ける人間が働いて養うのは当然じゃないでしょうかね?

なんか、大きな事件が一杯あって、
日本も海外も大変なことになっていて、
パレスチナでは過激派政権が誕生しそうだという時に、
こんなどうでもいいニュースを何故繰り返し取り上げるのか、
まったくメディアの方針がわかりません。
これはまた何かから国民の目を逸らせる為の、
視聴者誘導作戦なのでしょうか?

余談ですけど、あの家にはひとり、小さな子供がいるんですよね。
これが、男の子みたいなんですけど。
あのまま育ったとしたら、すごい格好良い子になりそう。
小さいときから女扱いに最高に慣れてる、みたいな。
女にガツガツしたところが一切ない男に育つでしょうねえ。
将来が楽しみ。
あのままあの環境の中で育てたら、どういう人になるのか、
みてみたい気がします。
・・・まあ、今となっちゃもう不可能かもしれませんが。
そういう意味でも、今のメディアのやり口は最低ですよ。
一週間面白がるために、一人の男の子の幸せをぶち壊しにしたわけですから。


ロシア・天然ガス戦争勃発か??

ロシアで、石油天然ガスに絡んで、
殺人事件が起きました。
今回、被害者はなんと日本人です。

http://www.asahi.com/national/update/0126/TKY200601260327.html

冨田洋さん、58歳。

この方でしょうか。

http://www.dreamgate.gr.jp/hearing/entre/entre_21.php

あ、年齢の計算が合いませんけど。
でも、このジオサーチという会社は、
地中の空洞を検査・発見する会社だそうですから、
サハリンの石油天然ガス工場で、
地中パイプを通す作業に加わっていたりしても不思議はないですけど。
でも、どうかな。
間違っていたらごめんなさい。

ところで、ロシアの新聞にもっと詳しいことが載っていないかなあと
探してみたところ、こんな記事が見つかりました。

http://gazeta.ru/2006/01/26/last186130.shtml

日本語でこれに該当する記事を見つけられなかったので、
ロシア語のままで申し訳ないのですが、
ざっと翻訳すると次のような記事です。

ユジノ・サハリンスクの中心部で、正体不明の者の手による乱射事件が起こり、幾人かが負傷した。事件が起こったのは水曜日の夜、現地時間21時20分頃、サハリンスキー通りにあるツーリストホテル前にジープがとまり、車中から入り口前にいた若者たちにむけて銃撃が始められた。
この銃撃により、三人の市民が重軽傷を負い、市営病院に収容された。
このうち一人は胸部に多重の傷を負い重態。あとの二人は頭と腕に軽傷を負った程度で命に別状はない。検察により捜査本部が結成された。調べによると、犯人は滑腔銃から5回以上の射撃を行い、おそらく榴散弾が装てんされた狩猟用の薬莢が使用されたとのこと。検察では引き続き捜査を続けている。


ユジノ・サハリンスクというのは、
冨田さん殺人事件の起こったコルサコフから、
車で40分の距離だそうです。

http://www.city.wakkanai.hokkaido.jp/main/sakhalin.info/index2.htm
(サハリン地図)

冨田さんが居住区のトイレで発見されたのが、25日の朝。
銃撃事件が、25日の夕方。

ツーリストホテルというと、
皆さんはどういう印象を持たれるかわかりませんが、
ある程度ロシアに暮らしていた人間ならば、
おそらく、そこはロシア人にとっては、
確実に外国人がいるところ
であろうと、そう思われる方は多いのではないかと思います。

至近距離で、同日に起こったこの二つの事件、
そうしてふたつとも外国人がらみであるというこの事実。
関係はないのでしょうか。
関係はないのでしょうか?
ないのでしょうか??
・・・ないかな。

田中宇さん、この件について、分析してくれないかなあ。
私は田中宇さんのメルマガをとっていて、
毎回すごく楽しみにしているんですけどね。

http://tanakanews.com/

最近天然ガスの問題について研究しているようなので、
ロシアの天然資源を巡る策謀に、
日本はどう関わって、どういう役を演じているのか、
この殺人事件はどういう意味を持つのか、
そして更に、銃撃事件が関係あるのか否か、
解き明かしてくれたら面白いんですけどねー。

*ちなみに、ジオサーチの富田さんは、お亡くなりになった富田さんとは別の方でした。誤推測を流してしまった。お詫び申し上げます。


有頂天ホテル

三谷幸喜の最新作、『有頂天ホテル』

http://www.uchoten.com/

を観てきました。
面白かったけど、期待していたほどじゃありませんでした。
全体的に空騒ぎの感じ。
いや、人生なんて空騒ぎですから、
別にそれでもかまわないのかもしれないのですが、
ちょっと観ていて疲れました。
観ながら、何が問題になっているんだろう、と考えましたが、
多分、私の演劇学校時代の先生ならば、
「観察が足りない」と言うだろうなあ、という結論に達しました。

ロシアの演劇学校では、「人物観察」という項目があって、
キャラクターを極めるというか、
全くの他人に成りかわる授業をするのです。
私はこれが大の苦手でしたが、
大切なことだなあといつも思います。

人物観察なんていうと、
ちょっと堅苦しいものを思い浮かべるかもしれませんが、
なんということはない、観ていて、
「こういう人いるなあ」と思えるような、
リアリティがあるかどうか、ということです。

昔ながらのコメディアンは大抵お芝居が上手ですけど、
それは多分、普通の俳優より話芸に優れているということと、
客観的・かつ酷薄な人物観察をするからではないかと思います。
この『有頂天ホテル』では、西田敏行さんの演歌歌手が、
人物観察としては秀逸でしたが、
その他の人は、要求があるにも関わらず、
要件を満たせていないという印象を受けました。

間違った人物観察の格好の例をあげるとするならば、
オダギリジョーさん、唐沢寿明さんが、
今回の映画では目立ちました。
あ、あと耳が大きい人とか。
つまり、キャラクターが血肉になっておらず、
かつらも眼鏡もおかしなしゃべりかたも、
必然性がなく、「やってみました」程度のことになってしまっている。
意図はわかるにしても、そんなに笑えない。

何故かといえば、
全く架空の人物がキャラクターの基礎になっていて、
観る側が
「こういう人いるなあ」「こういう人ってこうだなあ」
と真に納得できるような、
そんな要素が一ミリもないからだと思います。
「らしさ」がない。
つくろうとしているだけに、かえって痛々しい。
そういう事ってあるのですよね。

役所浩二さんは、人物観察という点から言えば、
それほど器用な役者さんではありませんが、
そのかわり、自分の実感に立脚して演じられるので、
心理の移り変わりにあまり無理を感じさせないお芝居でした。
ただ、「見栄を張る」ということについての理解が足りなかったようで、
そこで演技の線が切れるというか、結果的に、
「・・・?どうして?」と謎が残るような感じに終わっています。
三谷幸喜さんの作品は、
人物と、その人物の周辺に起こる途方もない珍事によって、
表向きの顔本来のその人とがどんどん乖離していくところに
面白みがあって、
役者としての醍醐味はその辺にあるのだろうと思います。
とくに三谷幸喜さんの脚本は、
別に内面を深く掘り下げることは要求しておらず、
外面、人間関係、化学反応などが興味の中心となっています。
徹底した客観性、キャラクターつくり、リアリティというものは、
こういう題材の場合は絶対的なものではないかと思うのです。

今回の『有頂天ホテル』では
「表向きの顔」「本来のその人」も、
きちんとつくりあげることに成功していない俳優が多すぎるところに、
敗因があった気がします。

・・・あ、でもヒットしているのか。
全然敗れていないですね。失礼しました。




事故

今日、母と二人で『獄門島』を観ていたら、
おもてが妙に騒がしいのです。
ウーウーウーウーという、サイレンの音が行きかって、
なにかスピーカーでしきりに呼びかけているようでした。

庭に面したガラス戸を開けてみると、
「重大事故が発生したため、通行止めとなっております。この先、進めませんので、迂回してください」
とのことでした。

重大事故・・・・・?????

私と母は『獄門島』をしばらく観続けましたが、
相変わらず騒がしいし、ソワソワしてしまって、
石坂浩二のアフロどころじゃなくなってきてしまいました。
ちょうど『獄門島』によって血も騒いでいたところでしたし、
ビデオをわざわざ一時停止をして、オーバーにマフラーを着込んで、
観にいきました。

ええ、不幸を見たがる根性は最低だということは判っているのですが。
好奇心が抑えきれませんでした。

事故が起こったのは、家のすぐ近くでした。
最初に見えたのは、消防車の一連隊が、ピカピカ発している光でした。
消防車の赤にオレンジや白の光が照り映えて、
周りを囲むパトカーや、お巡りさんたち、カメラマンのフラッシュと相まり、
なんとも派手でした。
もう被害者の方たちはみな、そこにいないようだったので、
ほっとしました。

藍色の普通車と、銀色のワゴンがみえて、
藍色の方は横腹がぐちゃぐちゃに壊れていました。
その反対車線に、タイヤつきの破片が落ちていたので、
何で、反対車線にタイヤが??
飛んだのかな???
と思ったのですが、
ずっと向こうの信号のほうに、
バイクが大破しているのがわかりました。
いまだに、何でそういうことになっているのか、
判らないのですけどね。

私と母は息を呑んで上のほうから事故現場を見つめていましたが、
ふと下を見ると、すぐ下の歩道に、
見覚えのある後姿が・・・

ご近所のおばさんが、駆けつけていました。
このおばさんは、うるさ型でなんにでも首を突っ込むと評判なのです。
私は一度、燃えるゴミの日に、燃えないゴミが混ざった袋を出して、
朝電話が掛かってきたことがあります。
中に私の履歴書が入っていたので、私のだとわかったそうですが。
すごいんですよ、このおばさん。探偵なのです。

でもつい最近ご主人がガンで亡くなって、
それ以後外で見かけなくなったなあと思っていたので、
ここでまたお会いできたのは嬉しかったですね。
まだまだこの人のあふれ出る好奇心は健在でしたよ。
不幸な事故を目前にしているにもかかわらず、
思わず笑いそうになってしまって困りました。

それにしても、
大破していたバイクのバックケースには、
『弁当』という文字がみえました。
たぶん、お弁当屋さんのバイクだったのだと思います。
事故に遭われた方が、みなさん無事だといいですが・・・


田園COWBOYS

昨日、田園COWBOYS というユニットの、
「楽園」というお芝居を観てきました。

http://http://blog.livedoor.jp/kojiz16/archives/50352520.html

乾電池時代の先輩、管川裕子さんがでているお芝居です。

http://www.knockoutinc.net/profile/07.sugawa.html

管川さんは、外国帰りのカメラマンの役でした。
プロの、写真集とか出すような。
内戦なんかを撮っているような。
しかし、手に持っているのは何故か、
普通の小さな、いわゆるバカチョンカメラ(デジカメですらない)。
いくら大きなプロのカメラが手に入らなかったからって、
それは。管川さん、それは。
う~ん・・・。
でも、そこがキュートでしたけどね。

管川さんは、明るくて気性のさっぱりした人で、
私は好きですね。
お芝居のやり方も、あまりちゃんと考えてないけど、
嫌味が全然ありません。
観ていていやな感じが全然しないのです。
最近は年を取ってきたからか、童顔の美貌に、
なんだか疲れたような、妙なリアリティも出てきて、
(ただ千秋楽で疲れていただけかもしれませんが)
それもそこはかとなく良かったですね。
私は好きですね。

この田園COWBOYSは、
なかなか良いユニットだと思いました。
これ見よがしな、いやったらしいお芝居をする人があまりいません。
脚本はつまらなかったけど、
(渡辺えりこさんの旦那さんとして知られる、
 土屋良太氏が執筆されたそうです)
役者さんたちはみんなさりげなくて良かったです。

特に、杉嶋美智子さんという女優さんは良かったですね。

http://www.knockoutinc.net/profile/sugishima.html

もちろん、管川さんの次にね。

この杉嶋さん、顔が真っ青で目の下に隈があり、
カーテンコールでは一瞬、
「死ぬのかな?」
と思わせられたほどやつれた感じの人でしたが、
お芝居は抑制が効いていて、首尾一貫していて、
ちゃんとメリハリがあって、良かったです。
頭良い感じのお芝居でした。
ただ、渡辺えりこさんに、お芝居のやり方がそっくり。
似てるなあ、と思ったら、
なんと宇宙堂の方でした。
なぁぁるほどぉ。

私は中学校時代の友達を連れて一緒に行ったのですが、
友達は草野徹さんのこと、
「普通に格好良い!!!」と大絶賛でした。
いや、本当に、普通に器量が良かったです。
背も高いしねえ。
後半は、どんどんストーリーに興味を失っていったので、
杉嶋さんのリアリズムおよび草野さんのルックスで興味をつないだ感じです。

途中から、トイレに行きたくなってしまって。
それしか考えられなくなってしまいました。
事前に、
「途中休憩はございませんので、トイレをお済ませになってから・・・」
とアナウンスが入っていたのですが、
大丈夫だとそのときは思ったのです。
だから、自業自得なんですけどね。
もう、つらくてつらくて、青くなったり赤くなったりですよ。
よくないですねえ。

ところで、
下北沢の「劇」小劇場のトイレは、
劇場の規模によらず、すごく良いトイレなのですよ。
明るいし、広いし、清潔だし。
本当に、劇場をチラッと見て想像するより、
遥かにいい感じです。
是非お試しあれ。

そんなことはどうでもいいですが。

今回の「楽園」、五つ星で言えば、
2・5といったところです。
次回に期待。




裕木奈江バッシング再び

こんな記事を見かけました。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060120-00000012-ykf-ent

新進芸術家在外派遣制度で、ギリシャに一年留学するそうですね。
そのことに対するバッシング記事なのですが。

この記事を書いた人は、よほど裕木さんが嫌いなのでしょうか。

裕木はCMモデルを皮切りに、93年の日本テレビ系ドラマ「ポケベルが鳴らなくて」で大ブレーク。そこで演じた一見清純そうで男を誘惑するキャラが「おとなしそうな顔してちゃっかり彼氏を横取りしそう」、「男にこびたウルウル目がムカツく」とバッシングされた。その素顔は、「演技には真剣だが、わが道を行くタイプ。待ち時間や弁当によく不満をもらした」(ドラマ制作スタッフ)との声も聞かれ、露出が急減した。

完全な中傷ですよね。
「ちゃっかり彼氏を横取りしそう」って・・・
待ち時間や弁当に不満をもらしたっていうのも、
普通、現場に入れば、皆そんなようなこと言ってますけどねえ。
だって本当に待ち時間は無駄に長い時あるし、弁当はまずいし。
それと国費留学がどんな関係に?

私も裕木奈江さんと同じ、
文化庁の在外派遣芸術家制度で二年、
ロシアに留学していました。
受かったときは随分嬉しかったですねえ。
お金がなくて、貰えなかったら帰国するはずでしたから。
先生に恵まれて、留学生活が充実していたから、
二年続けられたのはすごくありがたかったです。

だから、
ここに出てくる野田秀樹さんとか、佐藤しのぶさん、崔洋一さん、
それから第三舞台の鴻上尚史さんもこの制度で留学したそうですが、
その話を聞いたときには、正直、
「???」と思ったものです。
才能はあるけれど、お金はない、
だけどちゃんとした教育を必要としている若い芸術家予備軍は沢山います。
その人達はみんなこの援助を当てにしていて、
狭い枠の中に殺到するのに、
どうして、この40,50のすでに成功している人を行かせるのだろうか。
彼らにはすでに自分の確立された方法論があって、
それを収入に結びつけることに成功しているのに。
行きたければ、自分で行けばいいじゃない。
金は自分のがあるんだから。

そんな風に思いましたね。
この人達が自分の金で勉強しに行けば、
少なくとも4人の若くて貧乏な芸術家が、
かわりに海外で得難い体験をしたはずですから。

裕木さんの場合は、上の人達に比べればまだ若いし、
途中でバッシングによってシーンから消えたわけだから、
経済的な援助が必要である、というのもわかるし。
もちろん、本来的には完全無名な人をいかせるべきだとは、
私も思いますけど。

この記事では、上の人々は「芸術家」だから資格がある、
しかし裕木奈江さんは「タレント」だから「芸術家」ではない、
ということのようですね。

そういうつまらないことを言う奴がいるから、
日本の芸術はだめなんじゃないかなあ!
たとえば30歳前後のビートたけしが現在ここにいたとして、
彼は20年後に国際的な監督になるわけですよね。
芸術として評価される作品をちゃんと創るわけです。
だけど、30前後のビートたけしは、
「お笑い芸人」です。
下品でサディスティックなコメディアン。
彼のなかにある種の「芸術」が内包されてるなんて、
誰も思ってなかったわけです。

芸術家なんて、ぱっと花が咲くまでは、
要するに、海のものとも山のものともつかない人たちです。
本人と、少数の理解者以外は、誰にもわからない。

だから、芸術家育成というのは、
よくわからないものに金を出す
ということを、本質的に内包していることだと思います。
完全な先物投資なわけで。

胸の中に芸術のようなものを抱えた若い人がいて、
それが表に出てくるようになり、
またその芸術を表現化する技術を身につけるまでには、
良い指導者と時間が必要なことは確かです。
だけど、その結果っていうのは、ある程度たたないと出てこないし、
しかも行ったからって皆が皆ダイレクトに成果を出せるわけじゃない。
結果を出したからって、
それが一般ピープルに理解できるとは限らないわけです。

芸術っていうのは本来たくさんの無駄の中から出てくるんだから、
本気で芸術家を育成しようと思っているなら、
「タレント」は「芸術家」じゃないとか、
ケチくさいこと言ってんじゃねえぞ!
と思います。

この記事の言い方は、本当に裕木奈江さんに気の毒ですよねえ。
いやらしさ全開っていうか。
こういう理屈の通っていない中傷でも、
人を傷つけることは出来るのだから、
言葉というのは凶器だなあと思いますね。

大雪

今日は東京も大雪ですね。
初雪にして大雪とは。

今、ロシアもものすごい寒さだそうですが。
モスクワに住んでいる友達が、
今日はマイナス27度だと言っていました。
ひええええ

私は以前、冬のイルクーツクに旅行したことがありまして、
その時マイナス36度という気温を経験しました。
笑うとピリッと口の周りの肌が裂けるような感じと、
瞬きをすると睫毛の氷がパリパリ音を立てる感覚が忘れられません。

私は肺が弱いので、冷たい空気はあまりよくないのですが、
それでも寒いときの空気を胸いっぱい吸い込むと、
すごく気分が良くなりますよね。
ぱあっと新鮮で、清新で。

それで今日は家の前の雪かきをしました。
日本の雪って、水分が多くて、重いですね。
ロシアの雪はもっとサラサラ軽いです。
ロシアの方が気温が低いからかな。

30分くらい雪かきをしている間に、
雪がまた降ってきて、積もってしまいました。
私はずぶ濡れになりました。

ホテル・ルワンダとある子供

「ホテル・ルワンダ」と「ある子供」を観てきました。

http://www.hotelrwanda.jp/

http://www.bitters.co.jp/kodomo/

一日で2館はしごしたのですが、
重かったー・・・。
両方とも見終わった後、なんとも息苦しくなりました。
ふたつともエンターテイナーとしてよく出来ていて、
しかも社会の鏡的な役割をちゃんと果たしている映画なのですが。

「ある子供」の監督(兄弟だそうですが)の作品は、
以前「ロゼッタ」というのを観たことがあります。
これも、ヘビーな話でしたねえ。
酒びたりで性的に奔放な母親を持った女の子が、
仕事を求めて奔走し、自分に好意を持つ青年を裏切ってまで仕事を得ます。
ところが、逃げた母親が戻ってくると、すぐにその仕事をやめてしまいます。
物語は最後に裏切った青年に追いかけられて、
ロゼッタが泣きじゃくるところで唐突に終わります。

『ある子供』も、
最後に刑務所に入った青年が泣きじゃくるところで唐突に終わりますから、
これが監督のフェイバリット・フィニッシュなのかも。

私には兄がいまして、小さな頃はよくケンカしたものです。
それで小さいからすぐ泣いてしまうわけですが、
泣いた時点で母親が鬼の形相で飛んできて、
私の勝ちが確定するわけです。
兄はそんな時いつも、
「泣けばいいのかよ!!」とキレていましたねえ。
私にしてみれば、別にわざと泣いていたわけでもないのですが。

そんなことを思い出しました。
この「泣きじゃくりエンド」を観て。

でも、映画そのものは良かったです。
貧しい、ということが非常にリアルで。
最初から最後まで、「そうなんだろうなあ・・・」という感じ。
DQNという言葉が一時期ネットでよく使われていましたが、
まさにこの映画の男の子はDQNでしたね。
私は身近にこういう人、いないので、
「リアル」なんていっても何を基準のリアルかよくわかりませんが、
とにかく、「いるかもしれない!」と思わせられました。

ただ、
アキ・カウリスマキの『マッチ工場の少女』を観たときにも思いましたが、
「だからどうだって言うのよ(号泣)」という感じ。

感動して号泣しちゃうんだけど、
だからってどうだっていうのよ。
私の血のつながっていない叔父は画家なのですが、
この『マッチ工場の少女』が芸術だと思っているんですって。
「意味なんか関係ねえよ」と彼は言うわけですが。

そうかも。
一見に値する映画です。

『ホテル・ルワンダ』も良かったです。
虐殺がナタで行われるって凄い話ですね。
とにかく死体の山・山・山。
多勢に無勢の中、かろうじて生き延びてゆく映画です。
とにかく民兵がこわくって、野蛮で、残忍で、すごいですから、
映画の中で白人が完全武装してやって来たり、
最後に反抗勢力が民兵をバババババッて端から撃ち殺していったりすると、
ホッとするんですよ。 
「あー、よかったー」と思ってしまうのです。
これも凄いことですね。

ただ、100万人の中でたった1200人生き残れたことを、
かならずしも『勝利』とは描けず、
『ラスト・サムライ』の最後の土下座みたいにムリヤリ盛り上げず、
なんとなく『勝利』描写に失敗しているところが、
この映画がハリウッド映画でありながら、
ハリウッド映画ぽくない「わりきれなさ」を生んでいる所以でしょうか。
そこが私はすごくいいと思ったのですけど。
タイトル・ロールの歌が最高でした。

眠りたい

突然ですけど、

・・・眠れません。

昨日は一晩中起きていました。
おかしいなあ。
私はもともと、いつでも眠っているたちで、
一日15、6時間寝るんですけどね。
一昨日は4時間くらいしか眠らず、
昨日は一睡もしないで、
今日は、
・・・今日はどうなるのでしょう。
ちょっとこうなると楽しみですね。
プチ『マシニスト』です。

masinisut


やはりこの二、三年は、惰眠をむさぼりすぎましたから、
神様が
おい、起きてろよ、って言っているのかも。

でも昨日は本当に所在がなかったなあ。
眠りたいときに眠れないというのは、
どうしていいかわからないものですね。

『ヴィタール』という日本映画を観てから、
サイモン・ショーという人の『殺人者にカーテンコールを』という小説を読んで、
(この人はもと俳優だそうで、小説の主人公も俳優です。
 結構リアル演劇界って感じ。どこも同じなのですね)
次にジャン・ジュネの『泥棒日記』を読んで、
難しかったから途中でやめて、あとはずっとチェスをやっていました。
でも、退屈で退屈で。

『ヴィタール』はいやでしたねえ。

主人公はクールで記憶喪失の医大生。
モトカノはエキセントリックで、「死にたい願望」があって、
実際事故で死んでしまいます。
主人公に惹かれる優等生の女の子もエキセントリックだし。
みんなトラウマあって、
それらがリアルに解剖をやりながら
大真面目に愛と生と死を見つめる。
おならなどは間違ってもしない。
みたいな話でした。

終わった後に、「・・・うーん・・・。そうなの?」
と言いましたよ。
最後まで飽きずに観られますけど、
私自身の内面とは全く関係のない映画だと思いました。
本当にねえ、どうでもいいです。
彼らがどうなっていこうと。
そんな投げやりな気持ちにさせる一品でしたね。

解剖を通してみつめるのが、
とにかく自分自分自分自分
それと彼女彼女彼女彼女
科学的な視点をあえて無視し、情緒だけを深く掘り下げるわけです。
だから悪いって言うんじゃないですけど。

浅野忠信が医大生の役なのに、
結構おっさんだったのは感慨深かったです。

女の子が二人出てくるんですが、ふたりとも美人でしたねえ。
綺麗で病的で頭が良いっていう役です。
寂しがり屋で。ちょっと強がりさんで。へへへ。
文学趣味のナルシスト男がいかにも好みそうなタイプ。
モトカノは結構激情的で、
「一人にしないでええええ」とすがったりするのです。
夕暮れの海辺で浅野彼氏が「もう行くよ」というと、
「ヤダ。ヤダヤダ。ヤダ。ヤダヤダ」とすねたり。
これは、マンガ趣味のオタク男がいかにも好みそうなシチュエーションでしたね。
塚本晋也監督の三次元的女の趣味が大爆発。
なのではないかと推測しました。

元彼女は、バレリーナの女の子が演じているそうです。
この子が、ものすごい痩せているので驚きました。
顔はそれほどわからないのですが、腕がねえ。
拒食症みたいな腕なのです。
細くて、筋張っていて、ガーリガリ。

ところが、この彼女の肉体が、
エキセントリックな役に非常に説得力を与えていました。
病的な役って、往々にして、
「やってる、やってる。自己陶酔」的な、
冷笑的な観方を観客にさせがちですけど、
この子の場合は肉体が病的なせいで、
一種の迫力がありました。
ハリウッドの俳優が役に合わせて太ったり痩せたりしますけど、
あれは必要ですよね。
肉体の持つ説得力ってたいしたものだと思いました。

で、この子が踊るわけです。
最初私はそのダンスも気持ち悪くて嫌いで、
一緒に観ていた弟に、
「何これ。こんなの私にだって出来るよ」と大口をたたいたら、
「じゃあやってみろよ!」と言われました。
挑戦を受け、その場で真似してみたら、
すぐに息が切れて、気持ち悪くなりましたよ。
なんか、ごろんごろん転がっては起き上がるみたいな、
頭を激しく振りながら反り返るみたいなダンスなんですけどね。

やっぱりすごいダンスですよ、あれは。
やれって言われて出来ません。
さすが肉体鍛錬の出来ている人は違いますなあ。








活断層と小さい政府

今日、HNKスペシャルで、
『活断層列島~リスクが足元に迫っている~』
という番組を見ました。
母が地震に対して神経過敏になっていて、
私はそのときチェスをやっていたのに、ここ一番というところで、
「ハルカ!ハルカ!地震の番組、一緒に観ましょうよ!
 一緒に観ましょうよ!」
と何度も叫ぶものですから、観ないわけにいきませんでした。
うるさいって言うのよ。
などと思いつつ、観はじめたら結構面白かったです。

http://www.nhk.or.jp/special/schedule.html

兵庫では、活断層が通っている地域に立っている建物は、
とんでもないことになったらしいですね。
それで、西宮市では痛い教訓を生かし、
活断層の認められた地点の近くに建物を建てようとする場合、
半径100メートルに渡って活断層の調査をし、
活断層が見つかった場合にはその有無を通告し、対策をたてる
ように、
法規制をしたそうです。
アメリカのどこだったか忘れちゃったけど、
活断層の30メートル以内には家や建物を建てさせないところがあるんですって。
それをモデルにしたかったらしいのですけど、
まもなく、
不動産業者や土地所有者の反発にあって挫折したようですね。
不動産価値が下がるし、調査費用も誰が出すのかっていうのですね。
100メートルっていう根拠もわからないって。
日本っぽーい。
だけど、実際に地震が起こったとこでも、そんな感じだなんてね。

国がその土地、買い取ればいいのに
と一瞬私は思ったのですけど。

国有地にして、公園を造ればいいのに。
そうすれば、都市部の過密状態が改善されて、
空気だってきれいになるし、
ちょっと子供が遊ぶところもできます。
自然も増えるし、なにより火災が起こったときの避難場所も出来ます。
今みたいにインターネットが盛んで、
家から一歩も出ないで何でも買え、連絡もとれ、仕事も出来る時代に、
全員が全員中心にいなけりゃいけないってこと、
ありますかね?
人口過密って言うけれど、みんな散ればいいんですよ。
色々なところに。
無理なのでしょうか?

・・・無理でしょうね。
非現実的なことを言ってすみませんでした。

それにしても、日本の都市部の映像って、観るとぞっとしますよね。
余分なスペースなんて全然なくて、
コマコマコマコマ、詰め込まれるだけ詰め込まれてますし。
灰色の空気が辺りを覆っていて、息が詰まりそう。
都市計画なんて、あるんですかね?

ところで豆知識なのですが、
ロシアでは、つい最近まで、土地は買えませんでした。
家や、アパートの一室や、住む権利・使う権利を買うことは出来るけれど、
土地の売買や私有は禁じられていたのです。
全部国有地だったのですね。
今は売ったり勝ったりできるようですけど。

社会主義でしたから、水も、電気も、ガスも、電話も、国有です。
地下鉄などの公共交通機関も。
だからってタダじゃないし、サービスはものすごく悪いけれども、
日本に比べると、生きるためになくてはならぬものが、本当に安いと感じます。
もっとも、ロシアの物価はあっという間に随分高くなりましたし、
そのうち色々なものが民営化され、
日本みたいになってくるかもしれません。

小さな政府、ということが日本でもよく言われています。
郵便局も民営化されましたが、
小泉首相が大きな支持を受けて当選したということは、
国民は民営化による小さな政府路線に大賛成ということですよね。
確かに、税金の無駄使いを是正するのは、いいことです。
だけど、何を削って、小さな政府になろうとしているのか、
すごく不安。

すべてを市場原理に任せれば、
それは耐震強度より経済効率を優先させた建物も建つでしょうし、
安全性はひとまず置いた、添加物まみれの食品もでまわるでしょうし。
過疎の村に走っていた電車は止まって、
北海道に道路は通らなくてもいいって話になります。
少数者と弱者にキツイ世界になりそう。
全てが誰かの持ち物で、全てに利権が生じるとなれば、
たとえば活断層の上に建物があって、そこに何百人住んでいようと、
所有者の権利を侵せないわけですよね?
所有者の経済と権利が、
生活者の生命の危険(基本的人権)に優先される。

民営化といえば、
この間私は『ザ・コーポレーション』という映画を観ましたが、
なんかつまらなかったけど、意義深い映画でした)
そのなかで南米の水道民営化反対運動のエピソードが印象的でした。
ボリビアで、水道が民営化され、利権をアメリカの企業が買うのですが、
市民の間で大反対運動が起こって、
多数の死者・負傷者が出ながらも民営化を阻止するのです。

http://www1m.mesh.ne.jp/~apec-ngo/water/0324/solon.htm

やっぱりね、水とか、土地とか、空気とかは、
神様のものですから。
お金を払って使用権を獲得するというのは、
社会を維持する上で当然のことですが、
そのものを誰かが所有するとなると、話は別です。
私みたいな乞食予備軍にとっては、
所有するのは絶対に自分以外の誰かですから。

経済効率と基本的人権はどこかで絶対に相あわないと思います。
民営化というのは、
国家が保障してきた基本的人権を守る仕組みを、
憲法によって縛られていない誰かに任せるっていうことで、
その誰かっていうのが、
仏陀かイエスかなんかだったらいいですけど。

日本はこんなに豊かなのに、
これからまたどんどん福祉からお金が削られて、
何もかも民営化されて、
貧乏人は教育も医療も住居も食品も、
最低のものしか得られなくなっちゃうんでしょうか。

・・・う~ん、地震から随分話が飛びました。
どこでまとめたらいいか判らないけど、とりあえず、

色々なものの民営化反対!




続・巨匠とマルガリータ

『巨匠とマルガリータ』DVDですが。


・・・映りません。


普通のDVDプレイヤーじゃダメみたい。
会場で、「純日本製のプレイヤーじゃ映らないかも」とは、
言われていたんですけどね。
どうやら甘くみすぎていたようです。
がっかりよ。

このDVDは、
わざわざ新宿の歌舞伎町まで行って貰ってきたのです。
ルースキィクラブ(といっても、健全な在日ロシア人交流会)というところで、
1000円で売るという噂を聞きまして。

http://www.yaponist.com/shinjuku.html

ルースキィクラブの会場は、新宿コマのすぐ裏手にあるのです。
その日はちょうど大雨でしたが、土曜日だったので、
新宿駅には溢れるほど人がいました。
ちょっと気味が悪くなるほどでしたね。
人間って、あれだけ集まっているとちょっと怖いですよ。
動物の群れみたい。
しかも雨だから匂いが独特でねえ。

会場になっている大きなビル自体は、
明るくてきれいだし、いい所でした。
政府からお金が出ているのかな?
夜の歌舞伎町なんて、
普段絶対行かないような場所ですし、
そんなところにロシア人の交流クラブがあるとは、
思ってもみないことでした。

日本って、結構ロシア人の方がいらっしゃるんですね。
一昨日はなんだか、30人ほどいらしたようです。
もっと多かったかも。

ロシア人は大体感じがいいですけど、
知らない人ばかりだったし、日本人は一人しかいなかったし、
ちょっと孤独でした。
DVDだけ受け取ってさっさと帰ろうと思ったのですが、
シリーズの一話だけみんなで観て、
販売はそのあとだと言われたので残りました。

きょろきょろ周りを見回して、
誰かと友達になろうと焦ったのですが、無理でした。
内気になってしまい、赤面してしまい。
こういう時に、ぱっと誰かをつかまえて
「はじめましてー。メルアド教えてー」とか言えるようになれば、
私もひと皮むけるのでしょうけど、
そんなプランを内心企てながら、最後まで黙りこくりましたね。
いやあ、人間いくつになっても、
心の奥底には幼稚園児のマインドが隠れていて、
ひょんな時にふっと顔を出すのですね。

最近ロシア語をしゃべっていなかったから、
ちょっと言葉を発するのが怖かったというのもあります。
日本に帰ってきてから、
ちょっと日本語をしゃべるのが怖かった時期があるのですが、
あの時のちょうど逆ですね。
失礼な言葉使いをしてしまうんじゃないか、
最初の言葉が出ないんじゃないか、
なんて考えていると、
無意識に出てくるはずの社交辞令みたいのが、
一切出てこなくなるのです。
こわいですねえ。

で、精一杯何気ない風を装って、
必死の思いで手に入れたDVD。

・・・映りません。

観たいんですけど!
観たいんですけど!

私のパソコンは今壊れていて、音が出ないし。

あーあ、どうなっちゃうんでしょう。
ロシアンクラブをちょっと覗けたのは、
面白かったけれども。

巨匠とマルガリータ

『巨匠とマルガリータ』という小説を読んだことありますか。
ブルガーコフというロシア人が今から60年以上も前に書いた小説です。
でも、今読んでも新しい感じがすると思います。
魔力に満ちた名作です。

ロシアでは演劇やバレエなどの題材にもなっています。
日本にもユーゴ・ザーパドという劇団がこの演目を持って来日したことがありました。
そして、最近テレビドラマ化されたのですよね。
それが大人気を博し、ロシアでは国民の60%が観たとか観ないとか。
すごいことです。

詳しい情報はここに載っています。

http://blogs.yahoo.co.jp/pravda_009/19897889.html

それでですね、これは自慢なのですが、
一昨日わたくし、
この『巨匠とマルガリータ』テレビシリーズのDVDを
GETしました!

うれしいうれしい。
今日の夜、さっそく鑑賞会なのです。





心の歌

悲しいとき、苦しいとき、嬉しいとき、楽しいとき、
つい心の中に流れる歌があると思います。
また、日常生活の中で、何気なく歌ってしまう歌もあります。
好きとか嫌いではなくて、
気がつくと口ずさんでしまうような歌です。

私の場合はこんな歌です。

♪機関車と機関車が前押し後押し 
 何だ坂こんな坂何だ坂こんな坂
 トンネル鉄塔とんとんとんとん
 トンネル鉄塔とんとんとんとん
 トンネル鉄塔トンネル鉄塔トンネルトンネルとんとんとんとんとーん

これ、すごいカオスな歌なんですよ。
後半に行くにしたがってどんどんスピードが増してゆく、
非常にクレイジーな歌なんですが、
ついつい歌わずにいられないような魔力を持っています。
チェスをやっている時なんか、♪トンネル鉄塔~の部分から繰り返し、繰り返し、とりつかれたように歌います。
なんだか自分を鼓舞して、前進させるようなリズムなのですね。
以前オランダで料理をしながらずっとこの歌を歌っていたら、
彼氏がおびえたような顔をして、
「いい加減にしろよ!」といいましたよ。
とんとんとんとんとーんが怖かったようです。

あと、

咲き遅れー咲き遅れー
ある日せっせとノラ稼ぎー
そこへウサギがやってきてー
ころり転げた気の根っこ
酒をクレー酒をクレー
ある日せっせと(以下同じ)


という歌をやはりずっと歌っていることもあります。
ソプラノヴォイスで歌うんですけど。
オリジナルがクラシックな童謡だからかもしれません。
歌詞はちょっと違っているだろうという自覚はあるのですが、
オリジナルよりこっちのバージョンの方が、すでに心の歌ですねえ。
というか、オリジナルをはっきり知らない。
一人で酔っ払っているときとか、この歌はヤバイものがあります。
なにしろ、世界観を揺らすようなメロディに、
酒から来る揺れがくわわって、ある種のグルーブを生み出すのです。
上品なハウスミュージックっていう感じ。
中高年の方にお勧めですね。

以前、ロシアにいた頃には、
ちょっとストレス漬けでしたから、

♪ファッキン サノヴァヴィッチ じゃなーい

という歌がよく鼻歌で出てきました。
もちろんこれは、

♪だって しょうがなーい じゃなーい

という、和田あき子さんの歌が元歌です。
私の兄が子供の頃よく歌っていたんですが、
私は今に至るまで歌っています。
色々な局面で、一番頭にのぼってくるフレーズかもしれない!

こういう、ばかばかしくて意味のない歌ほど、
しっかり定着してしまうのは何故なのでしょう。
やはり三つ子の魂百まで、
大人になっても深層意識では不条理かつリズミカルな子供の世界を生きているということでしょうか。

・・・なんか、どうでもいい事書いちゃいましたね。

皆さんは、どういう心の歌がありますか。
ブローグニックでは、皆さんの心の歌を大募集します


ユシチェンコと私

お正月にロシアが、
ウクライナへの天然ガスの輸出をとめました。
一日だけ。
でも、天然ガスはウクライナだけじゃなくて、
パイプラインを通ってヨーロッパへも輸出されていたので、
もたらされた混乱は、思っていたよりも大きいようです。

ロシアは最近、天然ガスの値段を倍以上に値上げするぞ、と
ウクライナにたいして、一方的に通告したのです。
値上げといっても、
ヨーロッパやアメリカなどに売っている値段と同じにする
ということですけど。
ロシアは旧ソ連邦だった国に対しては、
これまで大分安く売っていたのです。
ウクライナで言うと、
1000立方メートルあたり50ドル。
これ、どういうことなのかよく分らないんですけど、
国際市場価格は1000立方メートルあたり230ドル前後だといいますから、
これまでは格安だったわけですよね。

ウクライナの今の大統領は、
ダイオキシンを盛られて顔が激変しちゃったことで有名な、
ユシチェンコさん。
選挙で保守・親露路線の「傀儡」候補が不正をして当選したのを暴き、
ウクライナを民主主義化させるべく、
オレンジ革命なるものを起こして、
選挙結果を転覆させ、政権に就いた人です。

あの選挙のとき、
ウクライナはヒート・アップしていましたねえ。
「新しい民主時代の到来」的な雰囲気を感じました。
広場で市民がデモしたり、シュプレヒコールあげたりして、
新聞の紙面からも高揚した空気が伝わってきました。
オレンジの旗、オレンジの服、オレンジみたいな顔のユシチェンコ。
私もその時は断然ユシチェンコ支持でしたね。
まあ、支持と言っても他人の国ですから、
あくまでも他人事としてですが。

ユシチェンコ氏は、意外とポップな人物なのです。
毒が盛られるまでは背が高くてハンサムだったし、
盛られて顔が激変するなんて、
悲劇的でドラマチックだし。
ウクライナ系アメリカ人の奥さんを持ち、
民主化運動のリーダーであり、
起こした革命はオレンジ革命
いちいち派手で、かっこいいんですよね。

それで、欧米のメディアが、
ヤヌコヴィッチ(当選後失脚した相手候補)のこと、
ロシアの傀儡だ傀儡だってうるさくいうものだから、
ユシチェンコ氏だってアメリカの傀儡だっていうことは、
なんとなく意識にのぼらなかったのです。

ユシチェンコ氏は大統領になって以来、
ロシアをどんどん遠ざけ、アメリカと急接近しました。
奥さん、CIAのエージェントじゃないのかと、
疑うふしもあるようです。
だって、国務省の結構上のほうにいた人なんですよ。
もっとも、ウクライナが欧米寄りになるのは、
かならずしもCIAだけが原因じゃないでしょうけど。
ウクライナ人はもともとロシアが嫌いですからねえ。
歴史的に、ずいぶんひどい目にあっていますから。

それにたいするロシアの報復が、
今回の天然ガス問題でスタートしたようです。

ロシアの天然ガスはすごいんですよ。
なんたって、世界最大なんですから。
石油がこうも高騰を続ける今(アメリカのせいでね)、
天然ガスは代替エネルギーとして注目されています。
石油だって、ロシアの産出量は世界第二位なのです。
エネルギー問題が21世紀の焦点となってくるならば、
ロシアは一番強いカードを持っていることになります。
ペレストロイカ後、
ロシアはアメリカの前に、見る影もなく膝を屈してしまいましたが、
これからあとの15年くらいで、どうなるか本当に分りませんよ。
だって、プーチンの方が、
明らかにブッシュより頭が良いもの。
(いい人か悪い人か、という話じゃありませんよ)
あれくらいあからさまに指導者に差が出ていると、
もともと国としての体格・資力にそれほど差がないぶん、
いい勝負が出来ると思います。
足を引っぱる社会主義体制もなくなって、
ロシアはこれから無敵ですよ。
少なくとも、この最後の10年のように、
アメリカの一人勝ち独走態勢は崩れると思います。
マラソンランナーは後半が勝負ですからね。

ウクライナのような小国は、
大国同士の思惑に振り回されて、
引き裂かれるような立場にいつも置かれます。
歴史的にもそうでしたし、これからもそうでしょう。
国連というのは、
そういう不平等と弱肉強食の世界に、
秩序とルールをもたらすものでしょうけど、
まだ十全に機能しているとはいえません。
日本は経済力があるので、
いまのところウクライナみたいに惨めなことにはなりませんが、
それだって、アメリカの思惑に振り回されて、
引き裂かれるような立場におかれるところは同じです。

ロシアが国際的なパワーバランスの中で台頭してくると、
アメリカの現在のような独走態勢は崩れるでしょうが、
対立が激化したあげく、
第三次世界大戦への引き金になったりして・・・
なんて、いろいろ想像しちゃうんですが。

まあ、しかし、このところのロシアの経済発展振りには、
どこか頼もしいところがあります。
資本主義に移行したばかりの共産主義国というのは、
厳しい合宿を終えたばかりのスポーツマンに似て、
心身ともに研ぎ澄まされ、その上で自由がある、というような、
最高の状態なのじゃないかと思います。

これから私みたいな下っ端通訳にも、
就職口が一杯できるかも。
今はロシア語通訳って、あんまり仕事ないですけど。
いやあ、未来は希望が一杯ですね。




チェスとセオリー

私は2,3年ほど前から、チェスに凝っています。
ICC(Internet Chess Club)というところの会員になると、
ネット上で世界中の人とチェスが楽しめるのです。
これが、なかなか中毒になるようなものなのですよ。
私は休日なんか、一日チェスをやっています。

ロシアでは、
チェスはスポーツとしてカテゴライズされています。
サッカー、バスケ、ホッケー、チェスみたいな。
実際、チェスの試合をしていると、
頭の働かせ方は限りなくスポーツに近い気がします。
特に5分とか1分とか短い時間で行われるゲームは、
かなり躍動的です。
私はネットでチェスをやるので、
相手の顔が見えないんですよね。
だから、ずっと
「チクショー!ファック!おっしゃあ!」とか
罵り・わめき・興奮しています。
私、スポーツは全然だめなんですけど、
チェスをやるようになってから
部活でサッカーとかやる人の気持ちが理解できるようになりましたよ。
「メイトォ!」っていうときの気持ちは、
「ゴォォォォォル」っていうのと基本的に同じなんですよ。

chess.jpg


だけどね、
もう2,3年も夢中になってやっているのに、
なかなか強くならないんですよね。
ICCのなかで一番強い人は3800くらいのレーティングですが、
私は一番いいときで1000くらい。
最下層ですね。

なぜかというと、参考書を読んだり、
講習会に出たりして、セオリーを学ぶことをしないからなのです。
チェスの参考書って、面倒くさいですからねえ。
読んでいるうちにイヤになってしまうのです。
また、日本ではチェスは普及していないので、
(将棋がありますからね)
チェスの講習会って高いんですよねえ。
「ロシア語の辞書は英語のより高い」みたいな話です。

普通にゲームだけしていても、
経験が積み重なってくれば、
見えてくるものはそれなりにあるのですが、
やはり1000以上にはいきません。

チェスの指し手って、
最初の十手くらいまではもう全部研究されていて、
型があるんですって。
例えば私がこれまでゲームをしてきて、
ぼんやりと決まってきた最初の3手くらいがあるわけですが、
最近それが「イタリアン・オープニング」という、
定石であることがわかりました。
オープニングはそれだけではなくて、
フレンチ・オープニングとか、
イングリッシュ、シシリアン、スコッチとか、
いろいろ、いろいろあるのです。
全部試してみるべきでしょうね。
どのオープニングも、
わかってみれば簡単なことでした。

なんでもそうですけど、
セオリーを学ぶということは、すごく大切なことだなあと思います。

20060113001642.jpg


ところで、私はロシアの演劇学校に通っていましたから、
スタニスラフスキー・システムという演劇教育システムにのっとって、
勉強していたのです。
不真面目だったのでそれほど身につきませんでしたが、
これもやっぱり、セオリーを甘くみたからでしょうね。

スタニスラフスキーって、チェス巧かったんじゃないかなあ、
と思います。
スタニスラフスキーシステムは、
演劇の先人たちの思考と実践の積み重ねなんですけど、
その積み重ね方が論理的で、チェスみたいですよ。
ロシア人はチェス、ムチャクチャ強いですからね!
これの次にこう来て、それがこうなるから、
次はこう来て、みたいな。
非常に戦略的というか、ごくごく論理的なものです。
本当なんですよ!

チェス・オープニングと同様、演劇の基礎も、
わかってみれば当たり前のことばかりです。
舞台の上で人が最初に経験することなんて、
どれも似たり寄ったりですから。
才能のあるなしや、資質の違いはあるけれど、
声や身体が震えたり、意味が取れなかったり、
自分の思ったように声や身体が動かなかったり。
または、自分の役や作品に対して、
どう近づいていけばいいのかわからなかったり。
日本の演劇界の伝統は「こっそりみて、盗む」だったりしますけど、
別にそんなことしなくてもね。
そんなに大袈裟な事じゃないだろう、
といつも思うわけですよ。

20060113002339.jpg
読め! 
(スタニスラフスキー『芸術におけるわが人生』)

日本の演劇界というのは、
セオリーがないので、
やっぱりレーティング1800くらいですね。
1800というと、素人にしては強いんですけどね。
才能がある人が、才能と経験だけでやっている感じです。
でも、そういう人が、
もしセオリーを踏まえるようになったならば、
グラスマスチェルを輩出することが出来ると思います。

自分が創造性だと思っていることって、
意外と普通のことだったりしますからねえ。
または、偉い人が絶対の真実だと思っていることが、
その人の才能だけに通じる理屈だったりすることもありますし。
で、その普通のことや一元的な理屈を自分で編み出すのに、
偉い人のつき人をしながら10年かけるというのは、
一番創造性のある10-30代を
それこそドブに捨てる行為ですよね。

演劇はチェスのように勝ち負けがはっきりしないぶん、
方法論もはっきりしませんが、
でも「良い」と「悪い」は確実にありますよね。
そして、その間にあるものは、
日本で信じられているほど掴みにくいものでも、
霊妙なものでも、偶然のようなものでもない気がします。

日本にも早く、優秀な演劇教育者が出てきてほしいです。
ちょっと勉強は嫌いだけど才能はある俳優志願者に、
難しいことを噛み砕いて、本質だけ伝えるような。
今のレーティング1800が最高の世界で、
「お前のセオリーはだめだ」
「お前のセオリーは本流じゃない」と
1500同士が潰しあっている演劇界は、
ちょっとキツイですよ。

人生で一番醜いとき

人生で一番醜い時、
一体ひとはどのように生きていけばいいのでしょうか?

一昨日モノモライができまして、
右目がふくれて、まぶたが赤くなって、
試合直後の辰吉丈一郎みたいになっているわけです。
更に、コンタクトをしてはいけないと眼医者さんに言われたので、
牛乳瓶の底のような眼鏡をかけています。

その前に、私はオランダに半年間住んでいて、
去年の10月に帰国したばかりなのですが、
向こうにいる間に、5キロほど太ったのですよね。
私はチビなので、5キロといったら変化はすごいですよ。

そして、お正月、追い討ちをかけるように暴飲暴食をしました。
胃腸が丈夫なので身体はなんともなかったのですが、
あいにく今頃になって、
顔じゅうにブツブツが現れ始めました。
にきびか、吹き出物か、その両方だと思うのですけど。

で、今朝ふっと鏡を見たときに、

ああー・・・・。
私いま、これまでの人生で一番醜いな。


と思ったのです。
別に誇張でもなんでもなくて。
そのときの私に題名をつけるとしたら、

           ハルカ 

            ー暗い衝撃ー         

というところでしょうか。

前、鼻炎の手術をしたとき、
鼻の穴に大量の脱脂綿を入れられて、
やはり物凄い顔になったことはありますが、
その時は醜い、というよりは笑える顔だったんですよね。
今回はユーモアもないし、
救いようがない醜さですよ。
目を背けちゃう系統の。

治るまで、2,3日の辛抱ですが、
憂鬱ですよねえ。痛いし。

ロシアのコンタクトレンズ及び近眼手術について

昨日からどうも目がゴロゴロするなあと思っていたら、
今朝になって右目がパンパンに腫れて、
触ると痛いのです。
あまりみっともないので、眼科医に行ってきました。
モノモライですって。いやですねえ。
触るだけでも痛いのに、
その眼科の女医(JOY)さんは私のまぶたをグイッとつかんで、
裏返そうとしたのです。
あまりのことに、悲鳴も出ませんでした。
「つぶせるものだったらつぶしたいと思ったんですけど、
 どうやらまだちょっと無理みたいね]
と言われたときには、
この人潰す気だったのかしら?
と心底ぞっとしました。
内服薬と目薬と軟膏を貰いました。
三日くらいで収まるそうです。

このモノモライは、
多分コンタクトレンズの関係だと思うのですけれど。

私はもともと強度の近視で、
メガネは牛乳瓶の底みたいだし、
コンタクトレンズなしでは何も見えません。
1メートル離れた人の目鼻立ちがわからないほどです。
ロシアに留学していた4年間の間は、
ロシア製のコンタクトレンズを使っていました。

ロシア製のコンタクトレンズは、
日本製に比べて、ものすごく大きいんですよ。
日本の眼医者さんに見せると驚かれます。
材質も日本のとは違って、
ゴムみたいなのです。
日本のは酸素透過性をよくするために、
ボコボコ穴がたくさん開いていて、わりと脆いそうですけど、
ロシア製はそういうことがないので、
二年でも三年でも余裕で持ちます。
じゃあ目が疲れやすいかというと、そんなこともなかったですねえ。
むしろ日本に帰って新調したコンタクトレンズのほうが、
問題が多いような気がします。
目がゴロゴロするし。

今日診てくれたお医者さんは、
近視の手術を受けるという選択肢もありますよ、
とおっしゃいました。
経験豊富な良いお医者さんを紹介してくださるそうです。
費用は、と聞くと、両眼で50万円くらいですって。

20060110233536.jpg
エエッ!

これも、ロシアと比べると大分高いようです。
ロシアは、知る人ぞ知る、近視手術先進国なのですよ。
ロシアでは近視手術は結構普通の手術です。
私の韓国人の友達は、ペテルブルグで近眼矯正手術を受けました。
レーザーで、15万円くらいかかったといっていました。
日本に比べると大分安いし、韓国に比べても半分以下だそうです。

ロシアには徴兵制度があります。
そこで兵隊にとられる若者に、もし近視があった場合、
メガネをいちいち作っていると費用もかかるし、
第一メガネをかけて鉄砲なんか撃てませんから、
手術をしてしまうそうです。
それが、端から並べて、
ベルトコンベアーみたいに手術する
らしいのですよね。
何百人も、何千人も。
国家的にやっているわけですから、
データも豊富ですし、
医者の経験値もすごく高いそうです。

これまではレーザー手術よりも、
角膜を切る手術が多かったそうで、
それだとたまに失明する人もいるそうですが、
最近では手術したのも判らないような
高度な手術法も普及しているそうです。

なんにせよ、ロシアで私も手術しておけばよかったかな。
あの頃は度胸がなくてねえ。
これからロシアも資本主義化されて、
目の手術なんかもどんどん高くなると思います。
手術するなら今ですよ!
ちょっと声高に言ってみたり。


池乃めだかの半生

二日くらい前の東京新聞をお読みになった方は、
池乃めだかさんの記事を覚えていらっしゃるかと思います。
あのコメディアンの池乃めだかさんが、
ご自身の半生について語っていらっしゃるんですが。

・・・いやあ、すごい話だった!

皆さんは全然ご存じないと思いますけど、
あの人、ものすごい不幸な育ちの人なんですよ。
私もこの記事ではじめて知りました。

なにせ、3歳でお父さんが亡くなるところからスタートするのです。
以後12歳年上のお兄さんとお母さんに育てられるのですが、
中学一年生の時にお兄さんが結婚するのです。
そのお嫁さんとお母さんの気が合わずに、お兄さん夫婦と別居
お母さんはそれを気に病んで、発病
生活保護を受けながらかつかつ生活しますが、
入退院を繰り返すお母さんの医療費で、食うや食わずの生活なのです。
中学を卒業するとすぐ就職しますが、
最低賃金では家賃と医療費で貯金どころではなく、
食べるのもやっとの生活だったといいます。
17歳でお母さんは亡くなるのですが、
悲しいよりも自由になれた開放感のほうが先だったそうです。

あの、池乃めだかさんが、こんな苦労をされているとは。

・・・それにしてもすごい話だった!

記事を読んだあと、何故だかちょっと興奮して、
母に無理やり読ませてしまいましたよ。
すると、母がまた、延々と、
自分の薄幸だった半生について物語るのです。
池乃めだかと不幸バトル。
でもねえ、なんのかんのいったって、
母なんかいいところのお嬢さんで、
経済的な苦労はしていないのだから、
池乃めだかの勝ちなんじゃないの、といいましたら、
そんなことはない!
といって、また延々と不幸話。
聞いているうちに、池乃めだかと母の不幸な半生がドッキングされて、
私はすっかり憂鬱になってしまいました。

でもねえ、池乃めだかさんは偉いですよ。
あんなに苦労しているのに、明るくて。
生活に苦労しているから、
のちに吉本ですごく意地悪されても、
全然平気だったんですって。

私は好きになりましたね。

・・・それにしても、すごい話だった!



パディントン

皆さん、こんにちは。

私、行きつけの図書館というのがありまして、
それが永山図書館なのですよ。
これが大きくてきれいで、本を読む場所もあって、
いい所なんですよね。
ろくな本がないのが弱点なんですけどね。
で、永山図書館は図書館だけがあるわけではなくて、
総合施設なので、リサイクルショップなどもあるのです。
今日、そのリサイクルショップで、
福音館書店のパディントンシリーズを見つけてしまいました。
なんと、一冊100円!

くまのパディントン
パディントンのクリスマス
パディントン フランスへ
パディントンとテレビ
パディントンの一周年記念
パディントンの煙突掃除

の計六冊。字の色は表紙の色なのです。
全部でたったの600円。
買わずにはいられませんでした。
重かったー・・・

もうすぐ30歳になるというのに、
パディントンでもないものですけど、
懐かしいですよね。

この本の特徴としては、
作者の履歴が結構詳しく載っていることでしょうか。
小学生の頃はそんなこと、気にもかけませんでしたけど。
作者はマイケル・ボンド。粘着力が強そうです。
あの有名な挿絵を書いた人は、ペギー・フォートナムという人です。
そして翻訳は松岡享子。

マイケル・ボンドさんも、ペギー・フォートナムさんも、
戦争中は軍隊にいらして、
お国のために働いていたらしいです。
ペギーさんは女子国防軍ですって。
マイケルさんは航空部隊および陸軍。
兵隊コンビでもあるわけですね。

それにしても、
パディントンってペルーから来たのだって知ってました?
ペルー人(熊)の移民なわけですよ。
ペルー人というと、東電OL殺人事件で冤罪をかけられた人と、
最近小学校一年生の女の子を殺した人とが、
ぱっと頭に浮かぶわけですが。
そして、パディントンは
暗黒の地ペルーからやってきました」
と自分で言うわけです。
・・・・。

・・・あ、いけない、連想が黒くなってきてしまいました。
本当はペルーもいいところだし、
ペルー人もいい人達なのだろうと思ってます。

それにしても、パディントンがペルー人だって言うのは、
つきつめていけばどういう意味があるのでしょう。
パディントンは、あれは熊ですけど、
徹底的に擬人化されているから、ある意味人間ですよね。
パディントンシリーズをペルーからの移民の物語として呼んでみると、
まったく別の風景が浮かび上がってくるから不思議です。












突然の死

お正月早々ですが。

私のペテルブルグ演劇アカデミーの先輩が亡くなったという話を
昨日突然聞きました。
もう十月に亡くなっていたそうですから、
お葬式にも行けないわけです。
上智大学を出て、フランスに留学して、ソルボンヌ大学もでて、
大学院も出て、フランス語の公式通訳でもあり、
40歳になってからロシアの演劇大学にはいるような、
なんともインテリな女性だったのですが。

私もロシアにいる間は大変お世話になったものです。
親切で、誠実で、きちんとした人でした。
随分ストイックに頑張るタイプでしたから、
ストレスも多かったのでしょうか。
最近は連絡も取っていなくて、
病気で入院したという噂をチラリと聞いたきり、
会いに行こうとも思わなかったわけですが・・・

まさか、これ、「ドッキリ」じゃないでしょうね?
などと思ったり。

さよならだけが人生だ、といいますし
いつかは自分もそうやって消えていくわけですけれど、
寂しいもんだなあと思います。

ところで、先日細木数子が子育て指導をする、みたいな番組があって、
私も暇なので観ていたのですよね。
するとね、子供が細木数子に
「どうして人は死ぬんですか?」という質問をするんですよ。
なんと答えたと思います?

「心が悪い人はパワーがなくなって死ぬのよ。
 だからみんなは、悪い人になっていいの?わるいの?」


細木番組に子供を出すようなバカな親から生まれた子供は、
追従根性を叩き込まれてますから、そりゃ言いますよね。

「悪いぃぃ!!」

・・・腐ってるなあ。

子供もね、いくら子供だからってその趣味の悪さは許せないよ。
子役として売れたくて一生懸命なのはわかるけど、
陳腐な話は陳腐な話として、
奇抜な話は奇抜な話として、
ちゃんと自分で判断しなくちゃ。
「子供だ」っていうことは、
「馬鹿でもいい」ってことじゃないんだから。

細木さんの話が正しいか、正しくないかはどうでもいいんですけどね。
私はそうは思わないけど、
もしかしたら本当にそうなのかもしれないし。
ただ、その話の真偽について、
細木さん自身、いかなる形でも根拠を示せないと思うんですよ。
その、証拠や裏づけのない仮説に対して、
賛同せざるを得ない形で、子供を誘導してゆくというのは・・・
一種、怖い話ですよ。
「だからみんな悪い人になっていいの?だめなの?」って、
なんですか、それは?
悪い人って誰ですか?どんな人ですか?死ぬ人ですか?
最近死んだ私の先輩の、あの優しい人のことでしょうか。

ああー・・・
細木数子はいやだなあああ。
わたし、あの人嫌い。
しゃべり方がまず嫌いだし、
よく断言するのもイヤだし、
人の個人的な事情やプライバシーに踏み込んで
勝手なこと言うのもイヤだし。
大体、細木数子は子育てしたことあるんでしょうか?
もし子供がいたら、ろくなもんに育っていないと思うんですが。
絶対にね。
ぜぇっっっ・・・・・たいにね。




ブローグニックの由来

皆さん、はじめまして。
明けましておめでとうございます。
今年もどうぞどうぞよろしく。

ブログを始めてみない?と
ヘンリー・ヤマト医学博士からお勧めを受けまして、
とりあえず本当に始めちゃおうかな。
新年でもありますし、
気持ちも新たに、はりきっていきたいと思います。

というわけで、新年の第一句を。

明けまして ブローグニックを 開けました。

・・・どうも申し訳ありませんでした。

ところで、ブローグニックというのは、
私の造語なのです。
ドゥネーブニック(ロシア語で日記の意)とブログをかけて、
ブローグニック。
たんにブログのことなんですけど。
ブログってあんまり語感が良くないような気がするんですよね。
髑髏みたいで。
髑髏(ブログ)って書いたら、
今の子供は漢字が読めないから、絶対に
「へえ~」ってなる子はいますよ。
だから、ブローグニック。

さあ、今年はこの言葉を流行語大賞にしますよ!
皆さんもよろしくお願いします。

それでは!


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