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「アナと雪の女王」オランダ語とロシア語と日本語と英語と

私のマイブームは世間より一周遅れて、
時には五周ぐらい遅れてやってくるのですが、
最近は「アナ雪」ブームが来ています。

といっても、映画をちゃんと観た訳ではないので、
YouTubeで観る短い動画のいくつかを何度も見た、というだけなのですが。
言ってもディズニー映画というのはドル箱でありまして、
特にディズニーが力を入れた映画というのは億万ドル箱であるために、
スタッフ・キャストなどに優れた人材が登用されているのです。
子供用の映画であることから「吹き替え」という作業が必要不可欠であり、
しかもそれが世界的な現象として行われるために、
優秀な翻訳家の仕事を、様々な国のバージョンで楽しめる稀有の機会なのであります。

で、オランダ語の物を試しに翻訳してみました。



そのあとで松たか子氏の歌う日本語版を聴いてみて、
同じ歌でも歌に含まれる情報量にこんなに差があるものか、と驚きました。



やっぱり日本語は子音にもれなく母音がついてきて、
音節が長くなりがちなので、
そんなに沢山の情報は詰め込めないんですよね。
同時に日本の制作陣は受け手の能力をだいぶ低く設定しているので、
5歳の子供、または90歳の老人に標準を合わせて、
語彙や聴き取りのハードルを下げているようです。
それだとあんまり難しいことは言えなくなるのかなあと思ったり。
おまけにアニメーションの口の動きに合わせなくちゃいけないので、
これに合わせて日本語で同じような内容を言わせるのは、
だいぶ大変だぞ、と思いましたね。

Let it go, Let it go

を、

ありのぉ~ ままのぉ~

と訳したのは、
GOという音に対するアニメの口が、
あんまりにもはっきり「O」の字になっているので、
ぜひともOで音を終わらせなければならなかったからでしょう。
考えたんだなあ、考え込んだろうなあ、と、
この訳者さんの職人技に感心しきり。
まあ、ただ、日本語版は色んなことに縛られ過ぎて、
内容としては薄く若干訳が分からない感じになっていましたけどね。

逆にオランダ語の、すべて詰め込んでいく感じがすごいな、
とも思いました。
オランダ語と英語は日本語よりは近い関係にあるから、
歌詞も合わせやすいことはあるのでしょうが、
何一つ落とさず文脈もクリアな感じは、
うーむ。唸らされました。

じゃあ、ロシア語はどうなんだろう、と思って、
こちらも訳してみました。
ロシア語の辞書、開くのはもう一年半ぶりくらいですよ(笑)
出来るのかな、私?
と思っていたら、案外簡単でした。
さすがディズニー、あらゆる層がターゲットですからね。



ロシア語版の「ありのままで」は、
表題が「Отпусти и забудь」というのですが、
これはまあ「ほっぽって忘れろ」という意味です。
ロシア人ぽくて笑いましたよ(笑)

ロシア語には雪や氷や寒さなどの語彙が沢山あります。
日本語やオランダ語よりもよっぽどバリエーション豊富。
動画の中では「風」とか「嵐」でほとんど統一してしまったけれど、
本当は雪嵐とか、雪煙とか、色々な表現が使われています。
さすがマローズ(厳寒)の国の翻訳だなあと思いました。

歌い出しがロシアの昔のアニメっぽくて素朴。
人形劇から始まる伝統が生きている感じが素敵でした。
ただ、それだけにちょっとパンチに乏しいというか、
歌い手もちょっと大人しくてね。
私は歌い手はやっぱりオランダ語版が優れていると思いましたよ。
オランダ語版を歌っているのはミュージカル女優で、
ウィレマイン・フェルカイクという人ですが、
声もいいし、何しろ後半のイケイケ感が半端なくてね。
これは現代的だと思いました。
それなのに下品でもないし。

で、これが原版、英語。



可もなく不可もなく?

それにしても日本語版の松さんは、
他の国の方々に比べると、
声の出し方が15歳若いなと思いました。
さすがロリコン大国日本というか、
齢30をはるかに過ぎてあの感じはすごいぜ!
まあでも可愛くていいけどね。
日本女子はやっぱり、ああいう感じなんですかねえ。

色々面白い「アナ雪」なのでした。
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空前のチャゲアスブーム

いま、空前のチャゲアスブームが来ている私です。
YouTubeで検索しては一緒に歌っちゃう。
何しろ懐かしくてね。

「君へのラブソング♪」と熱唱し過ぎて、
私のオランダ人が「ラブソング♪」と向こうから合いの手を入れるようになりましたよ。

何と言っても中高生時代の仲良しが、
チャゲアスの大ファンでファンクラブに入っていましたし、
当時はチャゲアス絶頂期。
大ヒット曲が様々ありますから、
色んな歌を歌えるのです。
AメロBメロサビまでも。

当時私はチャゲアスのことを、
例えば芸名のつけ方とか服とかPVとか、
すべてにおいて「ちょっとダサい」と思っていて、
ファンクラブに入っている事を公言している友達を、
すごい勇気があるなと思っていました。
私のクラスには飛鳥にちょっと顔が似ている男の子がいましたが、
私の友達は彼を、「とんでもなく恰好いいよね!!!!」と言っていて、
それもこの人そのまんまだなと思っていました。

ただ、すごくよく覚えているのは、
彼女と一緒に「君が思うよりも僕は君が好き♪」という曲を聞いている時に、
「こんな事を誰かに言われたら嬉しくて死ぬと思う!」と、
彼女が言ったことで、
それは何だか、ずっと記憶にあるんですよね。

飛鳥涼氏が逮捕されたことに関して、
愛人とクスリやってセックスしてた、ということばかりが言われていますが、
いかにも芸能記者の親父さんたちの着眼点というかね。
そんなこと飛鳥涼氏が自分で言った訳はないから、
おやっさんたちがかように推測した、ということでしょうが、
いずれ推測にしても、
チャゲアスのファンが知りたいことはもっと他にあると思うのですよ。

あの友達が今でもチャゲアスファンなのかは知りませんが、
いずれにせよ彼女にとって、
この報道のされ方は本当に気の毒だなと思っています。

私はクスリをやっている人に社会的な制裁が必要だとも、
あまり思っていないのですよね。
売る方は罰を受けるべきですけど、
アスカ氏はクスリやって人を殺した訳でもないですし、
テレビで「クスリっていいぜ!」と宣伝した訳でも、
妻子やチャゲをシャブ漬けにしたわけでもないですし。
私自身はアスカのシャブによって何の迷惑も被ってないし、
「アスカがやるなら私もやろうかな!」なんて風にも思いませんしね。
彼は自分で自分をちょっとづつダメにしただけですから、
まあ婉曲な自殺というか、
結局は自己責任ではないかと思うのです。

彼が覚せい剤によって陥った地獄を明らかにすることには、
啓蒙的な意味があると思いますが、
彼のCDが買えなくなったり、
それから彼の私生活について暴露を繰り広げて、
イメージを地に落すのは、ちょっと違うんじゃないかしら。

チャゲアス自分内ブームにのって、
絶頂期の彼らの歌声を聴けば聴くほどそう思いますね。
やっぱりメロディアスでキャッチ―ですよ。
一緒に歌っちゃうもの。

あ、あと、チャゲアスにとってチャゲの意味って何だろうってずっと思っていましたけど、
チャゲがアスカに「変なクスリやめろよ!」と言って殴られた、という報道を見て、
ああ、そこに意味があったのかと思った事でした。

それにしても、私の友達は、
一連の報道を見てどんな風に思ったんだろう。
聞いてみたいような気がします。


野鳥と私

私のお気に入りのバンド、DIEGOの新しいPVが出来ました。
「野鳥と私」という題名。



お前の弟じゃねえか、というツッコミはナシの方向で(笑)

うーん、良いPVですよねえ。
鳥の動きを目でずっと追っちゃいますね。
と思ったら、これ、凧なんですって。

きれいな動画で、
何度も観ちゃった。

私の弟は言っても、センスがあるのです。
どういうセンスがあるかというと、
センスがある人間を選び出すセンスがあるのです。

お洒落とかっていう意味じゃなくて、
人間としてこの人いいな、
センスあるな、
という人間ばかりを身の回りに置いておくことに長けているのです。
彼の友達のラインナップはうらやましいですよ。

このPVを作った人も、そういう意味では、
ああ、弟が選んだんだなあ
という気がしました。

もうねえ、嫌いなとこがないですね。
物の見方がやっぱり繊細できれいです。
なんだかナイーブでね。
なのに仕事も丁寧だしね。
写真家なんですって。

しずかに、しずかに空を見ている感じが、
曲にぴったりあっていると思いました。
DIEGOの面々にも。

もっと観たいですね。
もう一曲この人がPVをつくってくれないかしら。
私はとても気に入りました。




モダンタイムス、または "Living Light"

私には弟が一人おりまして、
ずっと音楽をやっているのです。
私は彼のつくる曲が好きでねえ。
まあ、私の兄も音楽をやっていて、
それも結構好きですから、
結局身内がつくるものは好きなんだという、
それ以上の意味はないのかもしれませんが、
まあ気に入っている訳です。

特に最近彼の送ってくれた最新作は、
今までの彼の音楽とはちょっと毛色が違っていて、
何か色々考えて、彼なりに変わろうとしているのかな、と、
その変化の兆しが非常に肯定的な形で見えていて、
私はやっぱり気に入ったわけです。

ところがね。

私は何か気に入ると、
ググってみるのですが、
彼の名前をググってみても、
何一つ出てこない。

彼のバンド名をググってみても、グッサグサのHPが出てくるのみ。
彼の作品名をググってみても、出てこない。
聴きたいと思っても、Youtubeには動画ひとつない。

そう、私の弟はコンピューターが苦手ですから、
ネット上にあんまり自分の情報を置いていないのです。
というか、置き方を知らないみたい。

だから、彼を知らない人は、
彼がどこでライブをやるのか、
どういう作品を作って来たのか、
どういう経歴の人なのか、
全然わからないし、知る機会もないのです。

そこで私は腕を組んで、はたと考えた訳ですよね。

何かが知りたい時、
現代人は何をするか?

そう、検索する。

これ、自分で考えた訳じゃなくて、
伊坂幸太郎の本に出てきたんですけどね。
そういう感じの言葉が。
私、これは本当にその通りだなと思っている訳です。
その通りだなと思うと、私は影響を受けるのです。
しかも伊坂幸太郎、言葉の使い方がちょっとカッコイイですよね。

で、検索して彼の名前が出てくるといいのにな、と思ったわけです。
実際、私は弟の音楽大好きですから。
赤の他人にも聴いてもらいたいじゃないですか?

ちょうど五月は弟の誕生日でした。
そしてその頃私はちょうど、動画作りにはまっていました。
これがちょうどちょうどの良いタイミングで結びつきまして、
私は弟の誕生日に、彼の昔の曲のPVをつくって贈ったのです。
頼まれてもいないのに。
それが「昼へ」という動画です。



弟は喜んでくれましたねえ。
まあ、生まれた時からあんまり難しい所のない子でしたけど、
こういう時も文句ひとつ言わずに、
「いいねえ。最高だよ」
と受け入れるわけです。彼はね。

それ以後、私の動画作りは過熱していきました。
オランダ音楽紹介サイトをつくりまして、
そこにオランダ語の歌の字幕入り動画を入れるのですが、
それが面白くてね。
PVがある場合にはそれをそのまま使うのですが、
無い場合には自分で写真や動画を編集してつくります。
時間がかかるし、大変無駄な仕事ですけど、
夢中でやってしまうのです。

そして、つい最近、
また弟のPVをつくってしまいました。
もう誕生日とかそういうのはまったく関係なく。
頼まれてもいないのに(笑)。

私には Hiko Uemuraさんという、
近所に住んでいるフォトアーティストの友達がいるのですが、
彼女の昔の映像作品を使わせてもらいました。
Hikoさんも全然難しいところのない人で、
写真なんかも断わりを入れればすらっと使わせてくれますから、
以前から動画に時々使わせてもらっていたのです。

彼女の写真、やっぱり私は結構好きなんですよね。
彼女は人間がちょっと怖くて、
動物が好きで、
その動物好きは、
実は人間にたいする夢の裏返しじゃないか、っていう感じがするっていうか。
「人間がこんなにシンプルだったらどんなにいいだろうなあ」とか、
そういう風に思ってるのかなあ、と、
私は彼女を見る度に思うのです。
まあ勝手に思ってるだけで、本当はどうだか知りませんけど。
不器用で別に技術的にはうまかないけど、
物の眺め方やなんかに、どこか良い所があるんですよねえ。

今回の動画に使わせてもらった映像は、
なんでも彼女のアートスクールの卒業制作だそうです。
2006年の作品ですから、随分昔の作品で、
今は全然違うことをしているわけですが。

ただねえ、私の母が常々言っていましたが、
おしなべて卒業論文、卒業制作、処女作、
そういうものには、
その人の本質というものがまざまざと現れてくるのです。
良しにつけ悪しきにつけ、
その人が真剣に何かを考えて、何とか形にしようと格闘した痕跡、
その精神の形が必ず見えてくるものなのです。

で、この映像もそんな感じがしますね。
Hikoさんの空想がちゃんと存在していて、
それを成立させるために労を惜しんでいない。
とても大切なものを使わせてもらったなという感じ。
まあ、本当に感謝しています。

私が今回作った動画は2バージョンあって、
ひとつはバンド主体の「ディエゴ編」。

もうひとつはHikoさんの映像主体の「Studiko編」。

比べてみて、どっちが好きか考えてみて下さい。
あなたの性格がわかります。
嘘です。

ディエゴ編


studiko編


弟は喜んでくれましたねえ。
「ありがとう。きれいじゃない」
と、また感謝していました。

いつか彼がプロの人たちと組んで、
本物のPVをつくるような日が来るといいけれど。
まあ弟はそういうことにあんまり興味がないみたいだけれど、
私は観たいなあと、勝手に思うのですよねえ。

ま、でも、
身内や友達のつくる創造物が気に入ってるっていうのは、
幸福なことだなあと、
つくづく思ったことでした。

sorry

そうですね、
私は一昨日、私のオランダ人と喧嘩をしました。

きっかけは、些細なことでね。
お風呂場の洗面台がつまって、水が流れなくなっていたのです。
結構前からチョロチョロとしか排水されなくて、
何やらドブ臭くもあるし、
私としては解決したいという気持ちをずっと持っていたのですよね。

で、私のオランダ人がちょっと散歩に行った隙に、
あの何という名前か知りませんけど、
先端にゴム製のおわん状のものがついた棒で、
排水溝をガボガボやっていたわけです。
どうして私のオランダ人がいない時にやるかというと、
彼はこのガボガボいう音がとても嫌いだからなんですねー。
必要だからやっているのに、
気が狂ったようにイライラするのです。
バカみたいにね。

で、私は苛性ソーダの粉を入れつつ、
熱湯を注ぎつつ、
ガボガボやって、結構楽しんでいたのですが、
その最中に彼が帰ってきちゃってね。

でももう少しで何とかなりそうな気配もあったので、
私はガボガボするのを続けたのです。
どうしてもやめたくなかったものだから。
ほら、私は勉強とか仕事とかそういうの以外は、
途中でやめるの大嫌いですから。
もうガボガボやり過ぎて、
額には汗が浮かんでいるほどでしたけど、
彼のために早く終わらせようと、
さらに激しくガボガボやったのです。

そうしたね。
奥の、オランダ人の部屋から、
「‘+*>?#$%!!!!」
という怖ろしい奇声が聞えたのです。
私はなんとなく予想していたので、
あっという間に棒を放り出して、
彼の部屋に耳をすませ、
それから恐る恐る聞いてみました。
「・・・なんて言ったの?」
そうしたらね。
私のオランダ人はびっくりするような大声で、

「GODVERDOMMEって言ったんだ!!!」

と喚くではありませんか。
ドキンとするくらいの大声で。
バカみたいにね。

Godverdomme(ホッドフルドマと読みますが)は、
畜生とか、クソッタレとかいう意味で、品の悪い罵り言葉です。
オランダ人がこの言葉を言うと、威かすような響きを帯びて、
とても怖いのです。

で、あんまり怖すぎて、
最初はちょっと笑っちゃったんですが、
そのうち腹が立ってきてね。

いっても人間というのはね、
そんなに罵っていい存在ではありませんよ。
特に一緒に暮らしている人間というのは、
一番身近に要るだけに、それなりの尊敬を持って、
きちんと礼儀をもって接するのが当たり前ではありませんか?
例えば私は、一度だって私のオランダ人に、
ブタ野郎とか、低IQとか、一歩手前野郎とか、
そんな言葉を投げつけたことはないのです。
「バカねえ!」
っていうのは百回くらい言ってますけど、
それは、私がバカな男が大好物という背景があってのことで、
つまり、まあ、告白みたいなものですよ。

そこで私はぷっつり黙りましてね、
ガーンとそのガポガポ棒を壁に投げつけまして、
皿洗いを始めました。
もう、鬼のように黙り込んでね。
皿を洗いながら、
(・・・15分後だな)
と思っていましたが、
きっかり15分後に彼氏が台所にやってきてね、
「さっきはすみませんでした」
と言う訳です。

そう、もう交際13年目、同棲も6年目に入りますとね、
こういう時間計算は大変正確になってくるのですよ。
彼はワンパターンな人ですから、
どういう感じで、どういうセリフで謝罪に来るのかも、
ガポガポ棒を投げつけた瞬間に実は分かっている訳です。

「あの、さっきはね、
 君に言ったんじゃないんだよ。
 新しいヘッドホンを買ったんだけど、
 線が短すぎて、役に立たなくて、腹がたっちゃって。
 そして、お腹が空いていて、疲れていたのに、
 洗面所ではガポガポしてるから。
 でも、君に言ったんじゃない。
 ヘッドホンに言ったんだよ、ヘッドホンに」

たどたどしい言い訳を、
私は完全に無視しましたよ。
もう、怒っていましたから。

「ねえ?ねえ?
 どうして黙っているの?
 怒るなよ、君に言ったんじゃないって言ってるだろ?」

私が何を言っても無視しているものだから、
彼氏の口調が、機嫌を取るような口調から、
だんだんイライラした口調に変わりました。
ほうらね。
結局、悪いと思ってないのですよ。
その場をごまかすために言ってるだけ。
おためごかしですよ。
野田&東電みたいなものです。

「おい!無視するなよ!
 謝っているじゃないか!
 そんなに怒ることないだろう!」

それでも冷やかに一言も返してやらなかったら、
ついに私のオランダ人がキレました。
彼は私と違って癇癪持ちですからね、
怒らせようと思ったら簡単な訳です。

彼はくるっと踵を返して、台所の出口付近で、
「ホッドフル、ホッドフル、ホッドフルドマァァ!!!!」
と捨て台詞をはいて、退場しました。
ほううううらね。
全然悪いと思っていないうえに、
何が問題だったのかすら、全然わかってないでしょ?
こういう男のいい加減さが、女は大嫌い。
こういう類の不作法さは絶対に許してやらないわけです。

まあ言っても、彼氏の手なんか見るとわかりますけどね、
ゴツゴツして、やたらと大きくて、
節だらけでね。
あれは百姓の手ですよ。
ロッテルダム近郊の農村部で、
牛や羊とウマと共に、
または三人もいるやたらと巨大な兄弟たちと共に、
泥まみれ、クソまみれで、
取っ組み合いしながら育ってきている訳です。
要するに、粗野であり、粗暴であり、
「文明」という言葉は、彼にとっては、
遠くでまたたく街灯の灯り程度なのです。

だから、彼に、二度と繰り返さないように、
教え込んでやらなくては。
女性に放ってはいけない言葉があるってことをね。
よく日本には、自分の母親や伴侶に向かって、
「ババア」って言ったりする男がいるけど、
ああいう男は、本当に死ねばいいって思いますね。

で、私たちは冷戦を始めて、
二日目に突入しました。
昨日の夜は別々に寝ましたよ。
この別々のベッドに寝るっていうのは、
私のオランダ人が一番嫌いなことです。
私の両親はずっと別々に寝ていたので、
私はへっちゃらですけど、
私のオランダ人の両親はとっても仲の良い人たちだから、
彼にとっては妙に不安感を煽ることのようです。

でも、今回のオランダ人は強情でしたね。
いつもだったら真夜中頃に私の部屋にやって来て、
「どうして別々に寝るんだ!」と叫んで、
朝まで生テレビのスイッチを押してくれるわけですが、
昨日はわざと大きな音をたてて明かりを消して回って、
頑として私の部屋にはきませんでした。
バカみたいにね。

今朝も、何にも言わずに、
黙ってドアを開けて散歩に行きましたしね。
それでいながら、
ドアのところで、微妙に三秒くらい立ち止まっているのですよ。
私から、「どうして黙って行くの?」と声がかかるのを待っているのです。
そうはいくもんですか。
私は黙殺しましたね。
すると、彼氏は苛立ちオーラを満々とたたえながら、
バーンとドアを閉めて出ていきました。

まあね、同棲生活も6年目に入ろうとしていますから。
このあとどういう展開になるかも、薄々わかっているのです。
4年くらい前までは、
オランダ人は花を買ってきてくれました。
最近は酒か甘いものですが、
私は肝臓ブレイカーですから、甘い物でしょうね。
または明らかに要らないトンデモな雑貨を買ってきてくれる時もあったのですが、
私の反応が微妙だものだから、最近はやっぱり甘い物です。
そう、女なんてものは、物ですよ。
物理的な謝罪はいつでも受け入れるわけです。

もっとも、物なんか貰わなくても、
ちゃんと真摯に謝ってもらえば、
許しますけどね。
そういうのは期待しても無理だから。

というわけで、カイトマンの「ごめんなさい」です。
こんな風にちゃんと謝ってほしいですよ。
この映像を観て、私はカイトマン、好きだなって思ったんですけどね。
トランペットが、本当に歌を歌っているみたいで。
まあ皆さんは、
これを私のオランダ人が、
「せっかく二人のためにガポガポしてくれてたのに、
 イライラして、
 怒鳴ってごめんなさい」
と言っているところだと想像してお聴き下さい。







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Kachika

Author:Kachika
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